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思いわずらうことなく愉しく生きよ の商品レビュー

3.8

373件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2013/10/13

小説。3人姉妹の話。 江國香織のすごいところは、3人それぞれ個性的で、全然違うのに、全部自分に似てると思えるところ。 なんでなんだろう…?

Posted byブクログ

2013/09/15

やっぱり江國さんの小説に出てくる女性はかなり独特な人ばかりやけど、今回の3姉妹は好感持てた。 周囲の目を気にすることなく我が道を進む姉妹を羨ましく感じた。 また、タイトルがマッチしていい。

Posted byブクログ

2013/09/15

彼女は三姉妹の誰に似ているかな!? 自分はどの彼氏タイプだろうか…。 そんなこと考えながら一気に読みきりました。

Posted byブクログ

2013/08/16

とにかく、息苦しかった。 長女の麻子の恐怖と、相手ではなく自分のせいなの、と結論づける思考が理解できたから。 邦一が怖かった。とともに、怒りが沸いてきた。 でも、麻ちゃんみたいなのがいい奥さんなのだろう、とも思ったりした。 次女の治子の「いい馬を見れば乗ってみたいと思うじゃない...

とにかく、息苦しかった。 長女の麻子の恐怖と、相手ではなく自分のせいなの、と結論づける思考が理解できたから。 邦一が怖かった。とともに、怒りが沸いてきた。 でも、麻ちゃんみたいなのがいい奥さんなのだろう、とも思ったりした。 次女の治子の「いい馬を見れば乗ってみたいと思うじゃない?」って台詞とか、熊木の気持ちが離れた時の、血の気がすっと引くような感覚とか、同時に怒っちゃうとことか、好きだった。 三女の育子がいちばん羨ましかったかもしれない。 登場人物のうち、自分がどの人物に近いというのは無かったけども、 あとがきにあるようにどの人物の片鱗も自分の中にひそかにあるものだなと思った。 精製されてひとりのキャラクターとして形をなしているだけで。 「江國さんの小説の登場人物や状況はさ、非現実なものが多いじゃない?だから共感というよりは違う世界のように思える」 そう思える友人が、健康的かもしれないと思った。

Posted byブクログ

2019/11/01

江國さんにしてはめずらしく動きのある小説 DVとか重いテーマを取り扱っていながら、やはり日常の描写やそこから受ける印象はなんだか和やかな気持ちになる 三姉妹の設定がなんだか向田邦子っぽいところもあったりする でも、恋愛に対して自由な考えはちょっと違うか? 三者三様に独自の恋愛...

江國さんにしてはめずらしく動きのある小説 DVとか重いテーマを取り扱っていながら、やはり日常の描写やそこから受ける印象はなんだか和やかな気持ちになる 三姉妹の設定がなんだか向田邦子っぽいところもあったりする でも、恋愛に対して自由な考えはちょっと違うか? 三者三様に独自の恋愛観を持っているけど 一番共感できるのは三女の育子かな というよりは、ちゃんと段階を踏む彼氏の方か? それと、視点がころころ変わっているのも特徴で 主人公の三人以外にもその彼氏の視点もある だからなのか、恋愛関係で一方的な感情移入をしなくてすむ ここで冒頭の文章をちょっと引用 --------------- オリーヴオイル配合の、へんな匂いがする上に泡立ちの悪い―でも肌にいいらしい―ボディソープで身体を洗い、黒砂糖配合の、泡立ちはいいが使い心地の悪い―でも皮膚の抵抗力を高めるらしい―石けんで顔を洗い、海藻成分配合の、泡立ちがよく匂いも気持ちがいいので気に入ってるシャンプーで髪を洗う。 --------------- 結局はこの文章が物語っているような気がする 男にしても何でも、すべてを兼ね備えたものはそうそうない タイトルと同じように、自分の気に入った物を好きなようにしろってことでしょうかね

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2013/06/30

江國香織の小説に引き込まれるのは、共感や共鳴、あるいは憧憬を覚える登場人物が少なくともひとりはいるからなのだけれど、この本では残念ながらひとりもいなかった。かろうじて共感したのは、次女治子の恋人熊ちゃん。でも熊ちゃんは男性だし、いまいち物語に入れ込めなかった。

Posted byブクログ

2013/06/13

共感できない部分も多くて、私にはない価値観というのが家族それぞれ、また人それぞれあるのだということを感じました。 江國さんの本を読んだのは今回が初めてではないですが、ページをめくるごとに描写の面白さや独特の世界に引き寄せられていきました。 映像化もされていましたがどうなのでしょう...

共感できない部分も多くて、私にはない価値観というのが家族それぞれ、また人それぞれあるのだということを感じました。 江國さんの本を読んだのは今回が初めてではないですが、ページをめくるごとに描写の面白さや独特の世界に引き寄せられていきました。 映像化もされていましたがどうなのでしょうか。 人はそれぞれの幸せがあると思います。 でも一人では幸せになることはできないんだと思います。 大切な仲間やパートナーがあっての人生なのだから、と感じると共に今そばにいる人たちに感謝したいなと思いました。そこにある不器用な人間性に手を差し伸べたくなるような、でもちょっと温かい気持ちにもなれるお話でした。 思いわずらうことなく、愉しく生きよ このタイトルに込められた優しいメッセージを感じました。

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2013/06/04

江國さんの家族ものは実にいい。ひとりひとり全然違うのに、家族という一体感。家族のためにまっすぐに、まっとうに怒る治子がとてもかっこよかった。私は育ちゃんになりたい。でも麻子に一番共感してしまった。

Posted byブクログ

2013/06/01

この人の小説のふわふわしたところがどうしても好きになれなくて、今までなんとなく避けていた。しかし、この作品に丁寧に織り込まれている良い哀しみと喜びの息づかいに、深く癒された。「思いわずらうことなく愉しく生きよ」胸のうちにそっと秘めておきたい言葉の一つとなった。

Posted byブクログ

2013/05/13

NHKのドラマで知り原作読み。 ストーリーはドラマの方がまとまってて 好きだなぁ。 原作は治子だけ進展しない? 3姉妹は極端だけれど、共有できる部分がいくつもあった。 麻子にも、治子にも、育子にも。 育子が毎朝行う日課、親が一人になったら私も実践してみたい。

Posted byブクログ