思いわずらうことなく愉しく生きよ の商品レビュー
愉しく生きよ
全然違う価値観を持った姉妹が育った犬山家の家訓、「思いわずらうことなく愉しく生きよ」伸びやかに潔く己の主張を貫く姉妹たち。その姿に、心がじくりと痛む。ある種の羨望を含む痛みは、どこか甘くて心地よい。
yama
犬山家・三姉妹の物語。 タイプの違う三姉妹は、三人三様問題を抱えているものの、それぞれ信念を持って行動しているところがいい。長女・麻子のDV問題は読んでいてハラハラしますが、ぶつかり合いながら助けようとする妹たちの姉妹愛にグッときました。 江國さんの作品に登場する男性は、問題のあ...
犬山家・三姉妹の物語。 タイプの違う三姉妹は、三人三様問題を抱えているものの、それぞれ信念を持って行動しているところがいい。長女・麻子のDV問題は読んでいてハラハラしますが、ぶつかり合いながら助けようとする妹たちの姉妹愛にグッときました。 江國さんの作品に登場する男性は、問題のある男性が多い印象ですが、個人的に熊木は好きなキャラクターでした。女性はもっとのびやかで良いということを教えてくれた作品です。
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男の人にとっての自分の存在というものは、会社、恋人、家族とそれぞれの場所や人によって点と点で在るものに対し、女の人にとっての自分の存在というものは、一つの場所に在る限りは点に見えても、実は限りなく液体のように広がっていけたり自由自在に伸縮できたりするのではないかと感じた。 自分が...
男の人にとっての自分の存在というものは、会社、恋人、家族とそれぞれの場所や人によって点と点で在るものに対し、女の人にとっての自分の存在というものは、一つの場所に在る限りは点に見えても、実は限りなく液体のように広がっていけたり自由自在に伸縮できたりするのではないかと感じた。 自分がそのように伸び縮みできる自由な存在であることを人生において忘れないでいたい。
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犬山家の三姉妹、36歳の麻子、34歳の治子、29歳の育子。両親は離婚しているが、時々電話したり、父親の元を訪問したりしている。 母の住む実家に掲げられている父親の書いた家訓は、思いわずらうことなく、愉しく生きよ。 夫のDVに悩む長女、欲しいものは正直に取りにいく次女、三女は天使の...
犬山家の三姉妹、36歳の麻子、34歳の治子、29歳の育子。両親は離婚しているが、時々電話したり、父親の元を訪問したりしている。 母の住む実家に掲げられている父親の書いた家訓は、思いわずらうことなく、愉しく生きよ。 夫のDVに悩む長女、欲しいものは正直に取りにいく次女、三女は天使のように優しいがセックスと友情に実にフリー。 女という生き物を理解するのは、やめようかと思わせた作品です。
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数年ぶりに手に取った本。三姉妹の生き様はどれも自分とは違うけど、どこか共感できる台詞や考え方もあり。江國香織さんのことば選びや世界観を堪能しながらも、珍しくちょっぴりスリリングな物語を楽しむことができる作品。
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喪失感は、巨大だった。巨大だったが、それは埋めようがないことを、治子は知っている。放っておけばいい、と治子は考えている。喪失感はただここに「在る」だけで、それに囚われたり浸ったりする必要はない。 ー誰かのものになりたいの。 ー誰かのものになんてなれないのよ。 ーそうなりたいなら...
喪失感は、巨大だった。巨大だったが、それは埋めようがないことを、治子は知っている。放っておけばいい、と治子は考えている。喪失感はただここに「在る」だけで、それに囚われたり浸ったりする必要はない。 ー誰かのものになりたいの。 ー誰かのものになんてなれないのよ。 ーそうなりたいなら、自分でなるよりないのよ。
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犬山家の家訓「人はみないずれ死ぬのだから、そして、それがいつなのかは分からないのだから、思いわずらうことなく愉しく生きよ」に従って生きる犬山家の三姉妹。三人姉妹の生き様はちょっと過激的な面も多々あるが、生きる為耐える強さも必要だ、とも思う。結局「人生一度限り、楽しく面白い人生を選...
犬山家の家訓「人はみないずれ死ぬのだから、そして、それがいつなのかは分からないのだから、思いわずらうことなく愉しく生きよ」に従って生きる犬山家の三姉妹。三人姉妹の生き様はちょっと過激的な面も多々あるが、生きる為耐える強さも必要だ、とも思う。結局「人生一度限り、楽しく面白い人生を選べ」ということか。
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しょうもないと思う。 電車で小説を読んで泣きじゃくりたくなるのは。 シーンが悲しい訳ではなく、読んで自分の孤独に気付かされるからだ。 江國香織さんには珍しく、ハラハラさせられた小説だ。 私はこの小説でDV心理に初めて触れたので、新鮮なことばかりだった。 「二人で幸せになるか、...
しょうもないと思う。 電車で小説を読んで泣きじゃくりたくなるのは。 シーンが悲しい訳ではなく、読んで自分の孤独に気付かされるからだ。 江國香織さんには珍しく、ハラハラさせられた小説だ。 私はこの小説でDV心理に初めて触れたので、新鮮なことばかりだった。 「二人で幸せになるか、二人揃って不幸になるか、どっちかなのよ」
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なんかこの話知ってる⋯と思いながら読んでたら、タイトルは違うけどNHKで真木よう子でドラマ化されてたのねー。懐かしい。 こんな面白い小説がVERYに連載されてたとは。 またVERYに小説連載があればいいのに。 相変わらず江國香織の文章に出てくる食べ物(エメンタールチーズとかの素...
なんかこの話知ってる⋯と思いながら読んでたら、タイトルは違うけどNHKで真木よう子でドラマ化されてたのねー。懐かしい。 こんな面白い小説がVERYに連載されてたとは。 またVERYに小説連載があればいいのに。 相変わらず江國香織の文章に出てくる食べ物(エメンタールチーズとかの素材だったとしても!)がいちいち美味しそう。しかもおしゃれ。
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姉妹のお話。姉妹ってほんとに良いです。性格バラバラでそれぞれ大切にしてるもの違っても、誰かのピンチにはぱっと揃っておしゃべりできる。 この姉妹なら私は育子が好きかな。末っ子っぽいふわふわとした感じ。
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