思いわずらうことなく愉しく生きよ の商品レビュー

江國香織【著】

2023/05/17

「思いわずらうことなく愉しく生きよ」という言葉をたまに思い出したい。
女姉妹いいなぁ､､､と思う。
読み始めたら止まらなくなった本でした。

2023/04/15

3姉妹の話。夫にDVされている長女。結婚に意義を見出せないエネルギッシュなキャリアウーマンの次女。心優しいが求められるとすぐに寝てしまう変わり者の次女。思いわずらいながら生きている

2023/03/12

江國さんの、虹を内包した雫のような言葉。落ちる一瞬一瞬に、しっとりとした煌めきを放つ。移ろいゆく季節と年月を感じながら、三姉妹それぞれの愛を模索する姿を読む。アルバムを見返すときのように、なんて心地よい読書だろうか。女の人生、恋せよ乙女のお次に、愉しく生きよ、であーる。

2023/02/22

犬山家の三姉妹は見た目も思考も三者三様。
悩みに対してのマインドもさまざまで面白い。
共感と反感を抱いた作品でした。

女性に刺さるストーリーだなと思います。
男性は9割クズな男しか登場しない為、共感を得るのは難しいかなぁ。

2023/01/30

麻子治子育子、それぞれの恋愛観で生きていて、私の性格と共感できるものはなかったけれど、読んでいて面白かった。
DV夫と暮らす麻子。側から見れば早く離婚して逃げればいいのに、と思うけれど、本人はお互いが必要なのだと思っている。全く共感できない…。けど依存してる人ってこういう考えなんだろうなと思う。最後やっと離れることができて本当によかった。
1番恋愛でうまく行っていそうな治子。仕事ができ、熊木とすごくうまく行っているのに、プロポーズを受け入れない。体と心は別物だと、他の異性と寝てしまう。こちらも共感できない。プロポーズってすごく嬉しいものじゃないの？好きな人なら尚更のこと。一度別れた相手を完全に断つために行動に起こせるのはすごいと思った。
求められれば誰とでも寝てしまう育子。現代の自己肯定感が低い女の人ってこんな感じなのかな、と思う。友人の彼氏と寝てしまう。おそろしい。けれど伸び伸びと生きたいように生きている育子はなんだか羨ましくも思える。

2022/12/08

DV夫と暮らす長女、仕事に恋にと生きる次女
良ければいいな生活の三女。

三人の生活がくるくるしているわけですが
どの生活も微妙で共感もできません。
同じ境遇の女性が出てきて、そちらに脱出を進めるのに
自分はそのままで訳が分からない長女。
気持ちと脳内が連結していない三女。
こうすると次女が一番まともそうな気もしますが…。

救い、気が付かないだけであったのでしょうか。

2022/10/04

三姉妹それぞれが持つ考え方全てと、強くのびやかに生きてる姿が素敵すぎた....
自分は3人の誰にも似ていないけど共感できる部分は少しずつあって…。多分それがこの本の良いところ。

思いわずらうことなく愉しく生きよ。素敵な言葉すぎる…。

最初なかなか入り込めなかったけど、麻子の話がしっかり入ってきてから早かったかな…

2022/10/04

よかった。最初はみんなのびやかに生きててまぶしく思えたけど、それぞれが色んなモヤモヤや哀しさを抱えてて。それでも思いわずらうことなく愉しく生きようって自由に自分らしく生きてる姿がよかった。
こんな小説を共感しながら読めるようになったなんて、わたしも大人になったんだなぁとしみじみと思いました。

2022/10/01

女4人。それぞれに違う生き方や感じ方があって、どれも嫌じゃなくすっと心に入ってくる。
自分の生き方や考え方もあらためて考えることができる。
全ての女性にオススメしたい本です。

2022/09/23

私にとってバイブルのような本。
この本でいっきに江國香織さんのファンになりました。

言葉の空気感とか
登場人物の雰囲気、生き方

すべてが江國さんの言葉で綴られることで
とっても素敵で、ほろにがくて
おしゃれで、、、

登場人物に共感と、憧れに似た感情を
持ってしまう

そんな江國マジックに初めてかかった
私にとって大切な一冊です。