ラスト・イニング の商品レビュー
バッテリーのあの試合のそれから…。 自分だって自分のことを全部はわからない。夢、希望、どこへ向かうのか、何がしたいのか、そんなことを考えながら、瑞垣の気持ちを追ってみる。
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* バッテリーの番外編と言うか続きと言うか 巧ではない人からの視点で話が進んでいくのがなんとも新鮮 ここで終わってしまうのが少し寂しいような でも、本当は続きはいらなかったのかもしれない と思わさせられた 瑞垣の気持ちが手に取るようにわかってもどかしかった
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『バッテリー』これで終わり!?と思っていたら、娘が続きを探してきた。 本書の主人公は、巧でも豪でもなく、横手の瑞垣。野球と幼なじみに屈折した愛情を抱く男。中学を卒業して野球に背を向けた瑞垣が、妄執から解き放たれて(←かなり大げさだが)ふたたび野球と向き合うまでを描く。 6巻の試合...
『バッテリー』これで終わり!?と思っていたら、娘が続きを探してきた。 本書の主人公は、巧でも豪でもなく、横手の瑞垣。野球と幼なじみに屈折した愛情を抱く男。中学を卒業して野球に背を向けた瑞垣が、妄執から解き放たれて(←かなり大げさだが)ふたたび野球と向き合うまでを描く。 6巻の試合の内容がわかったのも良かったし、試合中の瑞垣のスピーチも良かった。本編と違って話がちゃんと結ばれてるところも良し。 やっと『バッテリー』が完結した気がする。
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バッテリーシリーズとのお付き合いもこれで終了。自分は一気読みしたからいいが、リアルタイムで続刊を待っていた人たちは大変だったろうなあ。1冊がさして長くもなく、6冊合わせて1年分のお話を、10年間追いかけるというのは・・・。この本はあくまでその後日談。瑞垣のキャラが立ちまくってます...
バッテリーシリーズとのお付き合いもこれで終了。自分は一気読みしたからいいが、リアルタイムで続刊を待っていた人たちは大変だったろうなあ。1冊がさして長くもなく、6冊合わせて1年分のお話を、10年間追いかけるというのは・・・。この本はあくまでその後日談。瑞垣のキャラが立ちまくってます。
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バッテリー6巻後の話ということで、すっごく読むの楽しみだった! 主人公達の2年生以降の話?それとも甲子園とか?とウキウキしてたら、、、、 6巻の試合からかよ!?しかもほとんど横手の面々の話かよ!? けどけど、楽しかった~ もうあさのさんは瑞垣愛しすぎでしょw これ以降も読んでみたいなぁと思った。 原田達と瑞垣横手メンバーの試合は是非見てみたい! けど描かれないんだろうな・・・ それでも、この本を読めて満足!
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中学時代にハマった「バッテリー」シリーズの完結編が発売されると聞いて、高校時代に飛びついて買った作品。 個人的に大好きなキャラクターだった瑞垣の視点で描かれた作品と言うことで魅力倍増でした。 この話のさらに続編を思わず勝手に想像したくなっちゃうような作品。というか色々想像したなあ...
中学時代にハマった「バッテリー」シリーズの完結編が発売されると聞いて、高校時代に飛びついて買った作品。 個人的に大好きなキャラクターだった瑞垣の視点で描かれた作品と言うことで魅力倍増でした。 この話のさらに続編を思わず勝手に想像したくなっちゃうような作品。というか色々想像したなあ…笑
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実はバッテリーの時から一番共感してたのが"お瑞"。本気になることに対する怖さって…あるよなぁ。考えすぎなだけなのかもしれない。ひねくれ者は苦労多いと思う。なーんか他人と思えない、それが"お瑞"。
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バッテリーのその後、とか書いてあったのを本屋で見つけてすぐに買ってしまいました…そのことがちょっと悔しい。大分悔しい… バッテリーにハマったのはちょっと前だよな~と思っていたのですが今これを書くために教育画劇版の最終巻を引っ張り出したら2005年1月発行でした。もう、2年も前なのか~ 感慨深い。自分は角川の文庫版1巻を買ってハマった覚えがあります。漫画も映画も観てませんが…ちょっと角川さんの売りは…微妙。 お話として。あの勝負の結果を知りたかったような、知りたくなかったような… 個人的にはお気に入りだった瑞垣のその後が知れて嬉しいのと門脇のその後は知りたくなかったかも…と言う…(笑)ただ、ミズの妹可愛いですね!海音寺先輩に目をつけるとは流石ミズの妹だ!…ちょっと嬉しい… 後おミズがこれからも横手と門と新田のバッテリーと海音寺とぶつかり合っていくのだろう未来を予想させるのはひっじょうに嬉しいのです! 瑞垣と言う人物は多分バッテリーの中の狂言回しで彼が居なかったら成り立たない事が色々あると思うのです。そしてその相方の海音寺と。この二人が新田と横手をまとめ、つなぎ、画策をしてイベントを作っていく…その過程がすごく好きだったのでこの辺りのつながりがキレないことが非常に嬉しかったのです。 ただ…これは後日談ですよね… 本編ではありえないわけです。豪と巧の話は書きつくしたんだろうな、とそう思いました。 …角川さんの売りはちょっと… 多分映画は観ないと思うのです…自分のイメージが優先なので…
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あさのさんの『バッテリー』という小説がとても、ほんとうにとても、心の底から好きでいつまでも何度も何度も取り出して眺めている。真剣に生きるっていうことは大人も子供も関係ないし、孤独の深さと生まれ持った才能の与える運命の重さも何も関係がない、苦しみの深さもまるで。いっそ幼いからこそそ...
あさのさんの『バッテリー』という小説がとても、ほんとうにとても、心の底から好きでいつまでも何度も何度も取り出して眺めている。真剣に生きるっていうことは大人も子供も関係ないし、孤独の深さと生まれ持った才能の与える運命の重さも何も関係がない、苦しみの深さもまるで。いっそ幼いからこそそれはひどく鮮やかでごまかしようがない。 『バッテリー』の、その後の物語がこの本になる。天才の目映さに目を細め心乱されて屈服し自分の生き方に苦悶した少年たちの、才能にひれ伏して覚悟を固めた側の少年たちの話だ。出会ってしまってもう目を背けられないということはこんなにも苦しく絶望的で逃げ出したくて息も出来ないということ(なのにそれを選ぶということ/選ばないということ)を読めてひどく胸が痛くてしあわせだった。側にいるということも才能だし、才能をひとりで受け止めきれるような人間はあそこにはいない。 「ずっと思うてた。おまえが負けたら、誰かに完璧にやられたら、さぞかし胸が晴れるやろうなって……」 群を抜いて大人びて斜に構えていた瑞垣の葛藤が、門脇の真摯さが心からいとしい。巧と豪とまた違う、才能のありかたとどうやって(一緒に)生きていくかについて。頼ること頼られること、離ればなれにもなれるから別々の人間だから『おれ』は『おまえ』にはなれないから。ああ、そうだね、野球って人間がしているんだわ。
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心が疲れたり、気持ちがささくれだってくるとまた読みたくなる。何故かわからないけど。そして、バッテリー本編は文庫でもいいけど、この話はこの装丁でないと。これからも何度でも読むんだろうな。
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