おんぶにだっこ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
さくらさんの作品を何冊か読んだことあるけど、笑い要素なしのいつもと違う感じで新鮮でした。 小さい頃の記憶は全然ないけど、共感できるところがあったりした。 きっと心残りなんだろうなぁというエピソードが多くて印象的だった。 友達の家からビー玉持ってきちゃったり、クラスの子のランドセルに傷つけちゃったとか、似たような事が自分でもあったなぁと考えさせられた。
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前作から1年余り後の2作目のエッセイ本ですが力が抜けていてこれも楽しく読めました♪ 著者の人となりが滲むエッセイ集なので思わず知らず笑えてしまいます。 2作目なので肩の力が抜けたエッセイ集になっている気がします。
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幼少期の記憶がこんなに残ってるの凄い。子供って大人に言えずに悩んでることが多いんだなぁ。 私も子供心に悩むことはあったけど、問い詰められたらすぐにゲロってしまう子供だったので、ももこはひとりで思い詰める節があって大変そう。。 文鳥の話などはちびまる子ちゃんでも出てくるけど、こんな...
幼少期の記憶がこんなに残ってるの凄い。子供って大人に言えずに悩んでることが多いんだなぁ。 私も子供心に悩むことはあったけど、問い詰められたらすぐにゲロってしまう子供だったので、ももこはひとりで思い詰める節があって大変そう。。 文鳥の話などはちびまる子ちゃんでも出てくるけど、こんなラストだったんだとか、、心に残こるエピソードが多々… 記憶ってだんだん薄れていくし、覚えている限りの昔の記憶を記録するのもアリよな。
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さるのこしかけなどのエッセイとは毛色が違い、 著者の幼年期のエピソードが細かくたくさん収録されている。 心のひだが繊細な、よく気づくお子さんだったんだろうなぁと感じる。 誰しもが経験するようなチクッとする思いや後ろめたい思いなどもあり、 多くの人が共感しながら読めるのではないかと...
さるのこしかけなどのエッセイとは毛色が違い、 著者の幼年期のエピソードが細かくたくさん収録されている。 心のひだが繊細な、よく気づくお子さんだったんだろうなぁと感じる。 誰しもが経験するようなチクッとする思いや後ろめたい思いなどもあり、 多くの人が共感しながら読めるのではないかと思う。
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図書館本。 慣用句を冠したエッセイ三部作(三作目は未発表)の二作目。 著者の幼少期が書かれている。 入園前から小学校1年くらいまでのエッセイなのですが、よくこんなにも鮮明に憶えているものだなぁ、と驚きました。私なんかは幼い頃の記憶はひとまとめになっていて、時系列など全く把握でき...
図書館本。 慣用句を冠したエッセイ三部作(三作目は未発表)の二作目。 著者の幼少期が書かれている。 入園前から小学校1年くらいまでのエッセイなのですが、よくこんなにも鮮明に憶えているものだなぁ、と驚きました。私なんかは幼い頃の記憶はひとまとめになっていて、時系列など全く把握できていません。たまちゃんのことを利発な子だったと語っていますが、著者自身頭が良く、感受性が鋭いのだろうと思います。 本作には著者も言うように爆笑要素や、派手なものはありませんが、しみじみと胸にくるものがあります。静かにゆっくり刺さっていく感じがします。ところどころセンチメンタルになって、涙腺が緩みました。 20世紀少年の子ども時代を読んでいる時の感覚に似てるかも知れない。それよりももう少し内面に向いていてシットリしているかな。 読者に何を伝えたいのか悩んだとありますが、良い作品だと思います。
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よく覚えているなと思う。 そして、ここで出てくるおばあちゃんの姿は、ちびまる子じゃんのおばあちゃんではない。あれはやっぱり作品上のおばあちゃんなのだろうな。 でも父ヒロシは父ヒロシ。 その辺りからも、何となく作者の考えていることが分かる気もする。 例のおじいちゃんは一言も登場しな...
よく覚えているなと思う。 そして、ここで出てくるおばあちゃんの姿は、ちびまる子じゃんのおばあちゃんではない。あれはやっぱり作品上のおばあちゃんなのだろうな。 でも父ヒロシは父ヒロシ。 その辺りからも、何となく作者の考えていることが分かる気もする。 例のおじいちゃんは一言も登場しないしね。
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2歳の頃の記憶がここまで鮮明にあるものなのか、驚きと不信。 子ども特有?の知識と経験が少ないからこそ漠然とした不安や恐怖に1人心の中で怯える経験、自分にもあったことを思い出した。 山本ゆりさんのエッセイでもそんな話があったなぁ。
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子どもって、ただ無邪気に遊んでいるように見えて実は色々な葛藤があるんだな。恐怖だったり、腹立たしい気持ちになったり…。そういえば、自分の子どもの頃もそうだった。あの頃強く感じた思いは、今でも覚えている。全部親に言っていたわけではない、自ら噛み砕いてなんとか消化して過ごしていった。...
子どもって、ただ無邪気に遊んでいるように見えて実は色々な葛藤があるんだな。恐怖だったり、腹立たしい気持ちになったり…。そういえば、自分の子どもの頃もそうだった。あの頃強く感じた思いは、今でも覚えている。全部親に言っていたわけではない、自ら噛み砕いてなんとか消化して過ごしていった。自分の子も、そうやって成長していくのだろう。
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幼少期から、こんなに敏感に物事を感じていたさくらももこさんはさぞ大変だっただろうな、私はなんて能天気に生きて来たんだろう、と読みながら自分の幼少期を振り返りってみると、 親に言いたかったのに言えなかったこととか、内緒にしてたこと、そう言えばあんなこともあったな…と、なんとも言えな...
幼少期から、こんなに敏感に物事を感じていたさくらももこさんはさぞ大変だっただろうな、私はなんて能天気に生きて来たんだろう、と読みながら自分の幼少期を振り返りってみると、 親に言いたかったのに言えなかったこととか、内緒にしてたこと、そう言えばあんなこともあったな…と、なんとも言えないあの頃の自分自身とまた向き合うようで、恥ずかしいような苦しいようなでも懐かしい、そんな気持ちにさせてくれた作品でした。 あとがきを読んだ時に、ふと肩の力が抜けました。
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さくらももこ先生の二歳~小学校低学年までのお話。 悩みすぎる子供だったと記しているが、それは納得。 善悪について、死について等、子供なりに考えている部分もあるだろう。しかし、何ヵ月も何年も悩み苦しんでいる様には、言葉を失った。 それだけ反復して考えたことだから、容易には忘れない...
さくらももこ先生の二歳~小学校低学年までのお話。 悩みすぎる子供だったと記しているが、それは納得。 善悪について、死について等、子供なりに考えている部分もあるだろう。しかし、何ヵ月も何年も悩み苦しんでいる様には、言葉を失った。 それだけ反復して考えたことだから、容易には忘れないのか、それとも、自分の中で咀嚼できてないから忘れないのか。 先生が「子供だったから仕方がない」と、あっさり思って笑うような人間ではないということが知れた。先生の文章に漂う哀愁は、こういう経験からきているのかもしれないなぁ。
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