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6ステイン の商品レビュー

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74件のお客様レビュー

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2018/11/25

6編の短編集だった。 「いまできる最善のこと」:特に印象なし 「畳算」:お婆さんがかっこよかった 「サクラ」:馬肉とかかっていたとは・・ 「媽媽」:次の断ち切るにも実は続くのだが、お母さん情報員の苦悩が見える 「断ち切る」:元断切氏のお爺さんのがいつの間にか市ヶ谷の作戦に巻き込ま...

6編の短編集だった。 「いまできる最善のこと」:特に印象なし 「畳算」:お婆さんがかっこよかった 「サクラ」:馬肉とかかっていたとは・・ 「媽媽」:次の断ち切るにも実は続くのだが、お母さん情報員の苦悩が見える 「断ち切る」:元断切氏のお爺さんのがいつの間にか市ヶ谷の作戦に巻き込まれていく。非常に面白かった。 「920を待ちながら」:如月行の名前が出てきたのでつながりを感じたし、面白かった。

Posted byブクログ

2010/06/24

普段短編集は長編と比べて消化不良というか、物足りなさを感じる私だが、コレは良かった。 何というか濃い。 他の福井作品ともリンクしているのでダイス関係を読んでる人は是非モノです。

Posted byブクログ

2010/06/20

▼いまできる最善のこと 退官後、中里 裕司を北の元工作員が襲ってくる。 ▼畳算 ソビエトのエスだった牧野良輔。その妻久江に夫を経由して夫のコントローラー、セルゲイ・ミラーエビッチから託された核爆弾「スーツケース」。やむを得ず二人は別れ、その存在を200年問題を危惧した夫により知...

▼いまできる最善のこと 退官後、中里 裕司を北の元工作員が襲ってくる。 ▼畳算 ソビエトのエスだった牧野良輔。その妻久江に夫を経由して夫のコントローラー、セルゲイ・ミラーエビッチから託された核爆弾「スーツケース」。やむを得ず二人は別れ、その存在を200年問題を危惧した夫により知らされたDAIS、その局員堤洋隆と久江の話。 ▼サクラ 高藤 征一 サクラこと伝法 真希 サブジェクト芦田 和生 ▼媽媽(マーマー) (013SOF) 局員-根岸 由美子 サブジェクト--ユイ・ヨンルウの偽名を使う趙桂森(チャオ・グイメイ)  ミューズの下っ端。元CIAでミューズの親玉マオ・ルイピンとチャオ・グイセンの子供。 ▼断ち切る 断ち切り師---椛山 為一 椛山を狙っていた元警官---韮沢 周平 川田 さと子---チャオ・グイセンの偽名 大島美奈---根岸 由美子の偽名 ▼920を待ちながら 4桁AP須賀 義郎 920SOF木村---如月行729 松宮 直行---C-blossom case729登場の松宮 香奈の父親 (920---未発表作品「敗者たちの黙示録」主人公 結城圭一)

Posted byブクログ

2010/06/16

◆福井晴敏「6ステイン」  短編集。  *いまできる最善のこと  *畳算  *サクラ  *媽媽(マーマー)  *断ち切る  *920を待ちながら  なるべくネタばれにならないようにしたいんですけど、ちょっと難しいかな…。  ゼネコンのエリートサラリーマンの電話から始まる「い...

◆福井晴敏「6ステイン」  短編集。  *いまできる最善のこと  *畳算  *サクラ  *媽媽(マーマー)  *断ち切る  *920を待ちながら  なるべくネタばれにならないようにしたいんですけど、ちょっと難しいかな…。  ゼネコンのエリートサラリーマンの電話から始まる「いまできる最善のこと」  も、いきなりガツンと世界が変わります。  これは福井さんじゃないと描けない世界ですね。やっぱ、上手いよ福井さん。でもって、子役がいい味だしてます。  「畳算」では、不器用にしか生きられなかった男と、その男を愛した女の純情。「不実」という言葉が、すごく生きてる。  やっぱり、やられたぁって感じになります。  も、この辺りから涙腺決壊。  「サクラ」は、ある事件(?)を担当することになった、男と女の話。  これも先の「畳算」の不実から、波及しているのかな。男の不器用な誠実さがむしろ心地よい。  「媽媽(マーマー)」  仕事に翻弄されている女と、裏社会を生きてる男。「母親なら家に帰れ」という男の言葉が、切ない。  号泣いたしましたm(__)m  「断ち切る」  昔、スリをやっていた男が、その腕を見込まれて頼まれた仕事。  老人になって、一見平和に暮らしてるのだけど…日本っていつの間にこんなに年寄りが生きにくい社会になってしまったんだろうね。と、しみじみしていたら、あれよあれよという展開。  最後に、優しい香が残る良作。  「920を待ちながら」  この短編集は、特殊な仕事をしている人たちが主人公なんだけど、そのまとめな感じ。でもって、あの人がでます。やっぱり、あの人はクールで状況判断の仕方にしびれます。格好いいですww  主人公は別の人なんだけど、その人が登場してだんだん動いてくると、なんとなくあれ?って思ってきて、最後に、おおって。この出し方が上手いんだよね、福井さん。    福井さんは、日本の作家には珍しい構成で読ませる作家だと思ってる。  それは、短編でも生きてるところが、すごい。  なんつーか、構築力が半端じゃないんだろうな。もちろん、文章力もあるし。意外と(?)福井さんの日本語は、美しいのだ。音が、綺麗。絶対、朗読CDとか出すと売れると思うんだがな。  と、何がなんだかの感想だが、一応ネタバレへの配慮だと思っていただけると幸いっす。  ともかく、これはすごい一冊。  読まないのは、人生損してるよ!!

Posted byブクログ

2010/05/18

"市ヶ谷(防衛庁情報局)"ことDAISとか、"赤坂(CIA)"とか、福井さんの小説の半分以上に登場する、情報機関の関係者さんが満載!! な、短編6作品 6人の人生の6つの染み・・・ 熱いわぁ・・・ 短編じゃなくて、一つ一つ長編小説と...

"市ヶ谷(防衛庁情報局)"ことDAISとか、"赤坂(CIA)"とか、福井さんの小説の半分以上に登場する、情報機関の関係者さんが満載!! な、短編6作品 6人の人生の6つの染み・・・ 熱いわぁ・・・ 短編じゃなくて、一つ一つ長編小説として読みたかったーと、ちょっと勿体無いという思いもありつつ この人の小説、ターンAガンダムの原作本以外は好きだなー (なんでターンA書いちゃったんだろう・・・) 女性が主人公の作品もあって、「福井さん、こういうのも書けるんじゃん!」と新しい発見もあったけれど、"中年のがんばっちゃうおやじさんと、癖はあるけど純粋で能力のある若者" って、おきまりのパターンも健在 つ~か、最後のステイン・・・ そうだよね、やっぱ"彼"は登場するよね(笑) ワクワクしながら読めるってのはやっぱりさすが!!

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2009/12/18

短編集ですがそんなに短い話はありません。やはりこの人は長編向きなのだと思います。民間工作員が任務と人情に揺れる様が描かれます。

Posted byブクログ

2009/10/07

この方の小説は変わらず熱いです。どろどろしてても性善説のような。でも無性に読みたくなるときがあります。6つめのエピソードのしりとりのくだり、大好きです。ひなげしの花がじーんとする…。

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2011/10/26

市ヶ谷、グソー、人物。 福田さんの作品は読めば読むほど「あ!この人あの本に出てた人や!!」とか気付けて楽しめます。 2度読み必須。

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2011/09/17

市ヶ谷諜報部員として働いた過去を持つ人間、現在も働く人間達の6つの短編集。誰もが矛盾と虚しさを抱えながらも、任務の中に自らの信念を見いだしながら日々を生きているような印象がとても強く残った。謀略、駆け引き、暗殺…闇の中で非人間的な任務をこなす彼らもやっぱり悩み苦しむ人間なんだとも...

市ヶ谷諜報部員として働いた過去を持つ人間、現在も働く人間達の6つの短編集。誰もが矛盾と虚しさを抱えながらも、任務の中に自らの信念を見いだしながら日々を生きているような印象がとても強く残った。謀略、駆け引き、暗殺…闇の中で非人間的な任務をこなす彼らもやっぱり悩み苦しむ人間なんだとも想えた。実際にこんな組織と関わり合いたくはないけれど(苦笑)最後の短編で「亡国のイージス」の行が出てきたのがちょっと嬉しかったな…

Posted byブクログ

2009/10/04

ローレライなどの作品をかいている福井晴敏の小説。 繋がりのある6つの物語。 「ステイン」の名の通り、心に「染みる」ストーリー。

Posted byブクログ