1,800円以上の注文で送料無料

6ステイン の商品レビュー

4

74件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/10/08

この人短編も書けるんですね。。。 って、そんなのはどうでもよくて。 今作も「市ヶ谷」が出てきますが、今までとは違って、「女の人」の物語が多い気がします。 「あるべき国防の姿」みたいなものは今までと変わらず見せられている気がしますが、それ以上に今回は「人として」の部分が大き...

この人短編も書けるんですね。。。 って、そんなのはどうでもよくて。 今作も「市ヶ谷」が出てきますが、今までとは違って、「女の人」の物語が多い気がします。 「あるべき国防の姿」みたいなものは今までと変わらず見せられている気がしますが、それ以上に今回は「人として」の部分が大きかったと思います。

Posted byブクログ

2012/05/17

ついこの前、2回目読み終わり。 心に小さな「しみ」を抱えた人たちの、6つのショートストーリー。 それは愛情だったり後悔だったり、寂しさだったり。 亡国のイージスに続くプロローグ的な話もあったり。 この人の書く話は、全体的に灰色なイメージ。 そして、たとえ舞台が夏でも、何となく、...

ついこの前、2回目読み終わり。 心に小さな「しみ」を抱えた人たちの、6つのショートストーリー。 それは愛情だったり後悔だったり、寂しさだったり。 亡国のイージスに続くプロローグ的な話もあったり。 この人の書く話は、全体的に灰色なイメージ。 そして、たとえ舞台が夏でも、何となく、その灰色の世界に雪が降ってるようなイメージ。 でもやっぱり好き。

Posted byブクログ

2012/03/18

亡国のイージスで活躍する如月に代表されるダイスの日常を描いた短編集です。 読みごたえありの作品たちでした。

Posted byブクログ

2012/03/10

あっちの木村よりこっちの木村のほうが断然かっこよかったでする そらーそうですよね 短編集だけど結構読みごたえ有り。 というか福井節バリバリ。

Posted byブクログ

2012/02/21

久しぶりの福井晴敏。 相変わらず、腹の底に重いものがたまる。 今回は短編集なだけに、6通りの重いもの がたまる気がする。 「潔さ」とか「姿勢」とか。 重くなってため息と一緒に吐き出すものは 何なんだろね。「畳算」と「断ち切る」が よかった。

Posted byブクログ

2012/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一度読み始めたらあまりの面白さにページをめくる手が止まらず、午前3時までかけて読了しました。 防衛庁情報局、通称「市ヶ谷」の特殊工作員たちが中心となって展開する6つの短編。日常は市井に紛れ、一般人として日々を送る彼ら。しかし、ひとたび指令が下れば、「国家の利益」の大義名分の下、合法、非合法を問わない任務の遂行が義務付けられる。 この手の工作員というと、一騎当千の戦闘のスペシャリストだったり、ずば抜けた知性の持ち主だったり、凄腕のハッカーだったりするのがお約束だが、この作品に登場する工作員はちょっと違う。 顧客の獲得に必死になるサラリーマンだったり、くたびれたタクシーの運ちゃんだったり、仕事と家庭の間で板ばさみになるワーキングマザーだったりする。 それぞれが置かれた状況下で、それぞれが心に抱えるわだかまり。 そんな6つの”ステイン”(染み)の物語。 特に母子の絆がテーマの第4話「媽媽」にはやられました。 ママさんエージェントが大活躍?する話なので(この作者には珍しく)女性にもオススメ。

Posted byブクログ

2011/12/23

今の日本にこれだけの組織が本当にあれば。。。 イヤ、あるはず。。。 イヤ、あれば、この情けない外交結果はないか。。。

Posted byブクログ

2011/12/09

読んだつもりで読んでなかった!わああどの話も胸を打たれる…。相変わらずしれっと泣かせに来るのが憎いです。好き!どの話でももれなく泣きそうになったけど、最後の短編でもう駄目だった。木村の正体とその後のあれこれでもう… もう…っ!うわあん!好き!!!

Posted byブクログ

2011/09/04

 stain って「しみ」のこと。六つの短編集だが、いずれも時間を忘れるほど入り込んでしまう傑作。どういうふうに落とすんだろう? ってな興味とリアリティあふれる描写に引っ張られる。長編しか読んでいない作者だが、短編もしっかりと、むしろすっきりと書ける。驚いた。  架空の防衛庁情...

 stain って「しみ」のこと。六つの短編集だが、いずれも時間を忘れるほど入り込んでしまう傑作。どういうふうに落とすんだろう? ってな興味とリアリティあふれる描写に引っ張られる。長編しか読んでいない作者だが、短編もしっかりと、むしろすっきりと書ける。驚いた。  架空の防衛庁情報局 DAIS の工作員たちが主人公。引退したおじさんの心意気が光る「いまできる最善のこと」、ばぁさんのすごさが天下一品の「畳算」、岬美由紀みたいな工作員「サクラ」、二部作の前編「媽媽」、後編「断ち切る」、亡国のイージスの如月登場!の「920を待ちながら」。どれもいい。 硬派だけれど暖かい いい作品だ

Posted byブクログ

2011/10/09

再読 面白い 作品の紹介 愛する男を待ち続ける女、隠居した天才的スリ、タクシー運転手として働きながら機が満ちるのを待った工作員。心に傷を持ちながら、独り誇りを抱き続けた者たちの消せない染み。あきらめることを知らない6つの魂が、薄明の世界に鮮烈な軌跡を刻む。著者が織り成す切なく熱...

再読 面白い 作品の紹介 愛する男を待ち続ける女、隠居した天才的スリ、タクシー運転手として働きながら機が満ちるのを待った工作員。心に傷を持ちながら、独り誇りを抱き続けた者たちの消せない染み。あきらめることを知らない6つの魂が、薄明の世界に鮮烈な軌跡を刻む。著者が織り成す切なく熱い人間讃歌、人生を戦うすべての者へ。

Posted byブクログ