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闇の守り人 の商品レビュー

4.5

442件のお客様レビュー

  1. 5つ

    240

  2. 4つ

    118

  3. 3つ

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2020/04/17

守り人シリーズ第2作。 第1作でチャグムの護衛を終えたバルサが、故郷のカンバル王国に里帰りする話。 故郷を後にせざるを得なかってバルサが、その過去を清算できるか… 第1作同様に、読み始めるとあっという間に、小説の世界に引き込まれます。 瞬く間に読了でした。 続編も勿論読み...

守り人シリーズ第2作。 第1作でチャグムの護衛を終えたバルサが、故郷のカンバル王国に里帰りする話。 故郷を後にせざるを得なかってバルサが、その過去を清算できるか… 第1作同様に、読み始めるとあっという間に、小説の世界に引き込まれます。 瞬く間に読了でした。 続編も勿論読みます。

Posted byブクログ

2020/03/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

精霊のもりびとより面白かったかな。 才能とかって意味でのギフトではなく、家格とか、親族の行ったことが自分の人生の方向性をなんとなく縛り付けている、そこから社会的な役割を見出すみたいな部分がやっぱり東洋的だと思う部分なんだろうな。

Posted byブクログ

2020/03/10

集中して最後まで読めたということはいい作品だったというのとだと思う。故郷の国へ来たバルサに何があるかは是非読んでみてください。

Posted byブクログ

2020/03/01

ずっと気になっていたけど手をつけず。今年に入りやっと、ファンタジーだし!と気楽に読みはじめた守り人シリーズ。もう少し若い頃に読んでいたら、また違った気持ちで読み終えたかなと思う。自分もある程度の経験を積んだ年齢になり、この闇の守り人は心に深く深く響くものがあった。バルサ本当に素敵...

ずっと気になっていたけど手をつけず。今年に入りやっと、ファンタジーだし!と気楽に読みはじめた守り人シリーズ。もう少し若い頃に読んでいたら、また違った気持ちで読み終えたかなと思う。自分もある程度の経験を積んだ年齢になり、この闇の守り人は心に深く深く響くものがあった。バルサ本当に素敵な人だなとつくづく思う。世界観も素敵で、続きもじっくり時間をかけて物語に溶けるように読みたい。

Posted byブクログ

2019/10/21

いつも読んでる最中は、書店のカバーをつけており、読み終わったあとにカバーをはずします。 装丁を見たときに、 ああ、バルサだ、ジグロだ、カッサだ…!! となんとも言えない気持ちになりました。 確かに前作の精霊の守り人より、私はこちらの方が好きかもしれない。 それは、上橋さんが仰るよ...

いつも読んでる最中は、書店のカバーをつけており、読み終わったあとにカバーをはずします。 装丁を見たときに、 ああ、バルサだ、ジグロだ、カッサだ…!! となんとも言えない気持ちになりました。 確かに前作の精霊の守り人より、私はこちらの方が好きかもしれない。 それは、上橋さんが仰るように、大人だからなのかなあ。 カッサが一歩踏み出して、大人になる部分よりも、 バルサが過去と向き合ってる姿に心を打たれたからかもしれない。 感情移入するのが今回はバルサでした。 クライマックスでは、ジグロの思いと、バルサの思いが表現されてますが、本当に過酷で想像を絶する旅だったんだろうと、とても哀しく切ない気持ちになります。 お互いに側にいて、頼るべき人もいなくて、 だけどそれが過酷な運命を背負うことになる、 と思うと、目の前にいる大事な人に、いろんな感情が生まれてくるんだろうなあ、と。 最後はよかった。本当によかった。 あしたは仕事、はやく寝なくては!!

Posted byブクログ

2019/09/06

人として大きなものが欠けているユグロに、残念さと醜さ、失望しかなかった。欲はあっていいもの、あるべきものだと思うけど、欲深さは醜さと視野の狭さ、固定観念の負のループみたい。こわいこわい。ユグロがヒョウルの影と対面したシーンでは、ヒョウルがユグロの命を絶つと思ったけど、それをバルサ...

人として大きなものが欠けているユグロに、残念さと醜さ、失望しかなかった。欲はあっていいもの、あるべきものだと思うけど、欲深さは醜さと視野の狭さ、固定観念の負のループみたい。こわいこわい。ユグロがヒョウルの影と対面したシーンでは、ヒョウルがユグロの命を絶つと思ったけど、それをバルサが止める展開は予想外だった。そのおかげでヒョウルが無事に弔われたわけだけど、バルサの言葉には、短槍の技と同じくらいどれも力がある。ジナも将来バルサのようになる気配がある感じ。ジナのその後も見てみたい。

Posted byブクログ

2019/07/23

世界観が素晴らしい。どんどん読みたくなる。 バルサが槍舞いを通して過去と向き合う場面は、心苦しさもあるが前に進むための勇気をくれる。

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2019/06/17

たぶん読むの3回目くらい。 本当に面白くて読む手がとまらない…上橋菜穂子作品だから当たり前のように読んでしまうけど、この設定と世界観を考え出すのは本当にすごい。 バルサが過去の傷と向き合うため、という大きなテーマの中でこれだけ自然に的確に物語を構築できるなんてすごい。 感情の描...

たぶん読むの3回目くらい。 本当に面白くて読む手がとまらない…上橋菜穂子作品だから当たり前のように読んでしまうけど、この設定と世界観を考え出すのは本当にすごい。 バルサが過去の傷と向き合うため、という大きなテーマの中でこれだけ自然に的確に物語を構築できるなんてすごい。 感情の描写がとても的確ですっと入ってくる。 小さい頃に読んで理解できなかった、バルサやジグロの思いが今では痛いほど伝わってきて、こんな感情を揺さぶられる本だっけ?と思ってしまった。 あと守り人シリーズの食べ物は全部美味しそう。

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2019/04/26

バルサが、自分と養父ジグロの過去を清算する物語。 自分の求めるもののために真実を曲げてしまう権力者たち。それをまちがってると言えるのは分別のある大人には難しい。。カッサの勇気に乾杯! ちゃんとバルサと別れられて、そして優しい叔母ユーカという家族とも縁が戻った。 バルサ、よかっ...

バルサが、自分と養父ジグロの過去を清算する物語。 自分の求めるもののために真実を曲げてしまう権力者たち。それをまちがってると言えるのは分別のある大人には難しい。。カッサの勇気に乾杯! ちゃんとバルサと別れられて、そして優しい叔母ユーカという家族とも縁が戻った。 バルサ、よかったね。 さあ、タンダの元へ! と言っても穏やかな未来が待っているとは思えないけど。。。(苦笑)

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2019/03/29

女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、養父ジグロの汚名を晴らすために。 短槍に刻まれた模様を頼りに、雪の峰々の底に広がる洞窟を抜けていく彼女を出迎えたのは。 バルサの帰郷は、山国の底に潜んでいた闇を目覚めさせる。...

女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、養父ジグロの汚名を晴らすために。 短槍に刻まれた模様を頼りに、雪の峰々の底に広がる洞窟を抜けていく彼女を出迎えたのは。 バルサの帰郷は、山国の底に潜んでいた闇を目覚めさせる。壮大なスケールで語られる魂の物語。 <守り人・旅人シリーズ>第二弾です。 25年前の事件が事実とは全く異なった形で語られていたこと、そしてさらに新たな危機をカンバル王国は迎えつつあること。 ジグロの弟であるユグロ。 ジグロとは似ても似つかぬ非情な人物で、こんなヤツらのためにジグロがあれほど苦しんだのかと思うと、腹が立って仕方ありません。 ユグロ!ジグロがお前を許しても、私は絶対にお前を許さん! ジグロのこの言葉が大好きです。 「もう一度、少年の日にもどって、人生をやり直していい、といわれても、きっと、おれは、おなじ道をたどるだろうってことだった。おれは、これしかえらべないっていう道を、えらんできたのさ。――だから、後悔はない。」 想いを受け継ぐということの大切さが心にしみました。 サグとナユグは、やはりうまく調和しながら世界を守っているのですね。 この作品が子供より大人からの支持が多いのも理解できます。

Posted byブクログ