闇の守り人 の商品レビュー
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1999年(文庫2007年)上橋菜穂子 NOTE記録 https://note.com/nabechoo/n/nc39d13cb31fc 2巻目~。バルサが心の刺抜きに、故郷カンバルへ。闇と向き合うということで、メインは洞窟か。そのせいか、ちょっと地味か。(そんなことない?)闇からの開放という面では深みを感じるものだと思うけど。 「人を助けるのは、人を殺すより難しい。そんなに気張るな」ジグロ 最初と最後が洞窟、心の闇に入って行って、きちんと向き合い解決させ、出てくる感じ。洞窟=闇の恐ろしさが強調され、やはり、自分の闇と向き合うことの難しさが伝わってくる。 そして、闇が深ければ深いほど、ルイシャ(青光石)の美しさ、輝きが増すようだ。(きっと) 闇と光。危険なところに宝はある。逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ…。 ということで、自分の心の底にある闇を見つめてみよう。そんな感じだから、この作品は子供より大人が好きなんだろう。(1作目は子供が好き)と、上橋菜穂子さんのあとがきに書いてあったと思う。
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過去に決着をつけたバルサの、これからが気になる。 まぁ、シリーズが完結しているからそう思う訳で、リアルタイムで読んでいたら、この物語で完結していてもおかしくない様な感じ。
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しこりとなっている己の過去と向き合うのは、人の世をどれだけ積み重ねてきた人にも困難なものだと思う。だかこそ、バルサ世代に改めて【闇】を読み直したいま、スッキリした感情と、己のしこりを思い出して苦々しい気持ちとなっている。わたしも、バルサのようになりたい。
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バルサが生まれ故郷カンバルに帰り、自分のルーツを確認するとともに、ジグロと出国後のカンバルでの矛盾に満ちた現実を知り、葛藤する。 貧しいけれど、カンバルの厳しくも美しい自然の描写が印象的だった。
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バルサは育ての親ジグロと自身の故郷であるカンバル王国に過去の清算のために訪れる。バルサの心の奥に燻る怒り、国の闇の部分、ヒョウルと呼ばれる闇の守り人とは?シリーズ第二弾! めっちゃ楽しめました!読みやすさ、ストーリー性、伏線どれを取っても良作でした!守り人シリーズファンの方には...
バルサは育ての親ジグロと自身の故郷であるカンバル王国に過去の清算のために訪れる。バルサの心の奥に燻る怒り、国の闇の部分、ヒョウルと呼ばれる闇の守り人とは?シリーズ第二弾! めっちゃ楽しめました!読みやすさ、ストーリー性、伏線どれを取っても良作でした!守り人シリーズファンの方にはどの作品が最も面白いのでしょうか?続編読む前に是非聞いてみたい^_^
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闇の守り人は、バルサが過去の精算のため、バルサとジグロの故郷であるカンバル王国に行きました。 そこでジグロは、国宝を盗んだという汚名を被されていた。 カンバル王国の真っ黒な部分部分が明らかに…
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精霊は子供に人気、闇は大人に人気、私は闇の方が好きだった、だからきっと私は大人、ふふん。 という子供じみた感想はさて置き、今回も面白かった。特に後半3分の1くらいが息つく暇も無い感じで楽しかった。
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久しぶりに上橋菜穂子さんの本 バルサ・ジグロの過去 バルサ・ジグロが去った後のカンバル王国 王制・氏族制 渦巻く政治的陰謀 バルサ・ジグロの物語から カンバル王国へのイメージは悪かったが それは一部で根源はひとつ 善意が国を守り貧しいながらも美しい国を 築き・守っていることが...
久しぶりに上橋菜穂子さんの本 バルサ・ジグロの過去 バルサ・ジグロが去った後のカンバル王国 王制・氏族制 渦巻く政治的陰謀 バルサ・ジグロの物語から カンバル王国へのイメージは悪かったが それは一部で根源はひとつ 善意が国を守り貧しいながらも美しい国を 築き・守っていることが解るストーリー
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過酷な運命に翻弄されるバルサが、自分自身と向き合うシリーズ第二巻。育ての親ジクロとの間にある、単に師匠と弟子ではない、綺麗事では言い表せない年月が、バルサをここまで強くしたのですね。ここを乗り越えたバルサは、ますます魅力的で、さらに強くなった。また心をガッシリ掴まれました。
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守り人2。 25年ぶりに故郷カンバル王国へ帰るバルサ。6歳の時に父の友人ジグロに連れられ、亡命したのだ。迫りくる追手。追手はみんなジグロのかつての友人。8名殺した。ジグロはカンバルでは罪人扱い。 ルイシャをめぐるジグロの弟ユグロの陰謀。闇の守り人ヒョウルとは? 無事におとしまえをつけることができたバルサ。 ファンタジー。
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