闇の守り人 の商品レビュー
アニメで描かれていた後にも世界は続いて、今度はバルサの心の旅、ですね。 バルサにとって自分と一緒に終われる身になってしまった養父のジグロの存在は大きく、重かったんでしょうか。その故国では不名誉な扱いをされている事が私も本当に読み進めて切なかったです。 ラストの闇の守人と...
アニメで描かれていた後にも世界は続いて、今度はバルサの心の旅、ですね。 バルサにとって自分と一緒に終われる身になってしまった養父のジグロの存在は大きく、重かったんでしょうか。その故国では不名誉な扱いをされている事が私も本当に読み進めて切なかったです。 ラストの闇の守人となったジグロの魂との「槍舞い」から青光石の秘密までの部分は鳥肌ものです。暗い洞窟という舞台に青い光で表現された世界は悲しいけれど、奇麗な描写でした。
Posted by
チャグムが王宮に帰ったあとバルサは自分を育ててくれたジグロの故郷に向かう。自分のため国も家族も地位も捨て、追っ手となった8人の友を殺したジグロのその本当の理由を家族にだけは知らせるために。シリーズ第2弾、しかし、残念ながらそれほどの感動はないなあ。
Posted by
前作「精霊の守り人」を読んで、とてもよかったので、その続編ということでこの本を手にとってみた。主人公バルサと養父ジグロとの絆に心温められた。(図書館)
Posted by
バルサが自身の過去に向き合う旅。とても面白く感動しました。 守り人シリーズでは、この作品が一番好きかな。
Posted by
2008年9月25日読了。 守り人シリーズの第2巻です。 子供向けで発売されてから、大人向けに文庫が出たものですが、確かに子供向けにしては内容がヘビーかなぁ? 主人公が30代女・・・だし。 自分のアイデンティティに関わる過去の事件に、真っ向から立ち向かう姿がかっこいいです。 ...
2008年9月25日読了。 守り人シリーズの第2巻です。 子供向けで発売されてから、大人向けに文庫が出たものですが、確かに子供向けにしては内容がヘビーかなぁ? 主人公が30代女・・・だし。 自分のアイデンティティに関わる過去の事件に、真っ向から立ち向かう姿がかっこいいです。 そして、なんでそこまで体面をこだわってしまうの???っていう敵役の人がなんか哀れ・・・。 子供たちへの反面教師って事なんでしょうか。 読み応え充分でした。
Posted by
精霊の守人に続くシリーズ2作目。 いろいろな版がありますが、これは2007年発行の文庫。最初の発表は99年かな。 女用心棒バルサが25年ぶりに故郷カンバル王国へ帰る話。 大人向きなので〜これ1冊だけでもオススメです。 幼いバルサの命を守るために父に頼まれ、すべてを捨てて出奔してま...
精霊の守人に続くシリーズ2作目。 いろいろな版がありますが、これは2007年発行の文庫。最初の発表は99年かな。 女用心棒バルサが25年ぶりに故郷カンバル王国へ帰る話。 大人向きなので〜これ1冊だけでもオススメです。 幼いバルサの命を守るために父に頼まれ、すべてを捨てて出奔してまで育ててくれた養父ジグロ。 追っ手を討ち果たしながら生き延びる過酷な人生があったのでした。 ジグロの弟ヨグロは槍舞いを継承し、今では国の実権を握っていた。ジグロは想像以上の汚名を着せられたままだったことをバルサは知ります。 父の妹ユーカに再会、さらに、陰謀がうごめく現場へと導かれるバルサ。 おりしも、カンバル王が山の王から青金石ルイシャを得る儀式が35年ぶりに行われます。闇の守人ヒョウルとは。すべての真相は… 親族の元気な男の子カッサとおてんばな妹ジナも活躍。 牧童やオコジョを狩る小さなティティ・ランなどもいい味わい。
Posted by
守人シリーズ2巻目。 精霊の守人の話の続きと言えば続きだけど、チャグムの話ではなく、バルサの話。 やっぱり凄く面白くて、一気に読んでしまった。 読んでいると興奮してくる。 筆力凄い。 文章面白すぎる。最高です。
Posted by
この一冊を読み終えて、上橋さんの「守り人・旅人シリーズ」を最後まで見守ろうと決心した。日本人が書くファンタジーだからなのか。とても近くに感じる。
Posted by
『精霊の守り人』の続編である今作は、バルサが故郷カンバルへと帰るところから始まる物語。新ヨゴからカンバルへと舞台(国)が移ったことで、またガラッと違った雰囲気。全く別の世界観が新たに提示されたようなカンジもあります。…が、根っこは同じものに通じている、という確立された世界観である...
『精霊の守り人』の続編である今作は、バルサが故郷カンバルへと帰るところから始まる物語。新ヨゴからカンバルへと舞台(国)が移ったことで、またガラッと違った雰囲気。全く別の世界観が新たに提示されたようなカンジもあります。…が、根っこは同じものに通じている、という確立された世界観であることもあり、また作者の筆力と分かり易い文章とのおかげで、思いのほかスンナリ入っていけました。前作から変わらず、細部まで描き込まれている世界観に感動。それと今作は、バルサの過去の清算、というテーマもあり、全編を通して考えさせられることも多々。ラストの〈闇の守り人〉の正体が判るシーンでは、胸を打たれました。
Posted by
守り人シリーズの中でこの巻が一番好きです。 罪を犯してそれを悔いもしない人間にそれ相応の報いがちゃんとくるのでスッキリ読み終われます。 牧童の皆が良いですよね。 トガルの葉の雫を目に塗って夜を歩いてみたいです。
Posted by