闇の守り人 の商品レビュー
一気に読んでしまった…もうちょっと、落ち着いてゆっくりと思いつつ、名前とか人間関係とか忘れないうちにと必死で。 全て。 どのシーンでも、映像が流れます。この作品の初見がアニメだったからかな。でも、『闇の守り人』は見ていないのに。 洞窟内のシーンなんて、情景が美しすぎて。イメージと...
一気に読んでしまった…もうちょっと、落ち着いてゆっくりと思いつつ、名前とか人間関係とか忘れないうちにと必死で。 全て。 どのシーンでも、映像が流れます。この作品の初見がアニメだったからかな。でも、『闇の守り人』は見ていないのに。 洞窟内のシーンなんて、情景が美しすぎて。イメージとしては冷たくて青白くてキラキラ。雲母みたいな。昼イメージよりも、夜または闇が美しい。たぶん、ずーーーっと流れているものが、ジグロだったからじゃないかな。彼の魂とか、思いとか、そのへん。 あと、斡由(十二国記『東の海神~』登場人物)を連想させる人がいたりして。
Posted by
第二弾。バルサが過去との葛藤を整理する。 槍舞いを生で見てみたいな~ あとがきにさらっと書いたようなことが書いてあって、でもストーリーには きちんと伏線が散りばめられていておもしろい。
Posted by
守り人シリーズ第2弾です。守り人シリーズの中では飛びぬけて面白い!!精霊の守り人や夢の守り人はファンタジー色が強いが、こちらはもっと人間味あふれるストーリーになっています。女用心棒バルサが自身の過去と決別して、新たなる未来へ向けて一歩を踏み出す物語です。過去と決別するシーンは泣け...
守り人シリーズ第2弾です。守り人シリーズの中では飛びぬけて面白い!!精霊の守り人や夢の守り人はファンタジー色が強いが、こちらはもっと人間味あふれるストーリーになっています。女用心棒バルサが自身の過去と決別して、新たなる未来へ向けて一歩を踏み出す物語です。過去と決別するシーンは泣けます。ファンタジーだからこそなせる方法とも言えます。精霊の守り人から入った方が、物語のつながりは分かりやすいです。が、精霊の守り人を読んでいなくても問題なくバルサのいる世界に溶け込めると思います。一読に値する本です。
Posted by
精霊の守り人もそうであったようにシャーマニズムが色濃い物語である。 死者が抱いていた思い。 王の槍は肉体の死が死ではなく、 さらに守り人となり槍舞いによって「想い」が受け止められ浄化されて 初めて「死」となる。死してなお人々の糧となり肉体は王の槍となる。 自分の抱える想い。相...
精霊の守り人もそうであったようにシャーマニズムが色濃い物語である。 死者が抱いていた思い。 王の槍は肉体の死が死ではなく、 さらに守り人となり槍舞いによって「想い」が受け止められ浄化されて 初めて「死」となる。死してなお人々の糧となり肉体は王の槍となる。 自分の抱える想い。相手の抱える想い。 様々な想いが錯綜して世の中が回っているということを わかりやすく伝え、そして過去とどう向き合うか。 いかに決別するか。ということを伝えてくれているように思う。
Posted by
弟の気持ち、超わかる……兄がいらんこと(親友の娘助けるためとはいえ)したせいでずっとつらい思いをしてきて、なんとか!てがんばって。名誉とか栄光とか、自分のせいじゃないのに理不尽に手に入らないと余計にほしくなるよね。努力でなんとかできることはがんばったんだろうな、と。 ジグロは立派...
弟の気持ち、超わかる……兄がいらんこと(親友の娘助けるためとはいえ)したせいでずっとつらい思いをしてきて、なんとか!てがんばって。名誉とか栄光とか、自分のせいじゃないのに理不尽に手に入らないと余計にほしくなるよね。努力でなんとかできることはがんばったんだろうな、と。 ジグロは立派で、強くて、きっと目いっぱい苦しんでしてきたんだろうし、彼がいなければバルサもいないし、そもそも悪いのはまったくもって彼ではないのですが。でも。それでも、弟の気持ちは仕方ないよなぁと思ってしまいます。 親友の娘を助けるため、てことさえも知らないもんなみんな。なんで、て怒って当然ですもんね。あー、やるせない。 みんな強いな、と思いました。私は許せないかもしれないから。
Posted by
なんでこんな話がかけるんだろう。 どうしてあの真相に至るまでの物語を紡げるんだろう。 上橋菜穂子さんになって頭の中がみてみたいです。 舞いは泣いた。 深い深い知識と、人間への愛、なのか。 ベタだがやっぱりそうなのか。
Posted by
精霊の守り人の続編。一気読みしました。面白い!! バルサとジグロの過去と清算。1作目より切なく読後感もよかったです。 続編もぜひ読まなくては!
Posted by
第1作「精霊の守り人」は子供に人気があり、この 2作目の「闇の守り人」は大人に人気があるそう。 なんといっても、私はこっちが好き!! 1作目を読んだ時、次がこんなに面白いとは想像が できなかった! 昔、王の陰謀に巻き込まれ、父を殺され国を出た バルサが、25年ぶりに...
第1作「精霊の守り人」は子供に人気があり、この 2作目の「闇の守り人」は大人に人気があるそう。 なんといっても、私はこっちが好き!! 1作目を読んだ時、次がこんなに面白いとは想像が できなかった! 昔、王の陰謀に巻き込まれ、父を殺され国を出た バルサが、25年ぶりに故郷に帰る。 養父で師でもある人の名誉を回復すること、また 自身の抱える重圧に立ち向かうこと。 故郷の国の危機に立ち上がるバルサ。 思いがけず、懐かしい人との再会を果たすが・・・。 何度でも読み返したくなるような物語です。 面白かった!!
Posted by
【女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、養父ジグロの汚名を晴らすために。短槍に刻まれた模様を頼りに、雪の峰々の底に広がる洞窟を抜けていく彼女を出迎えたのは―。バルサの帰郷は、山国の底に潜んでいた闇を目覚めさせる。...
【女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、養父ジグロの汚名を晴らすために。短槍に刻まれた模様を頼りに、雪の峰々の底に広がる洞窟を抜けていく彼女を出迎えたのは―。バルサの帰郷は、山国の底に潜んでいた闇を目覚めさせる。壮大なスケールで語られる魂の物語】 守り人シリーズ第二段。 今回はバルサを中心とした内容であるため 冒険モノとして楽しむだけではなく より人間ドラマ的な作品になっていて、 私としては【精霊の守り人】より好きでした。 そして過去と向き合うバルサに心を打たれ、 バルサの心の傷が早く癒えるようにと思い続けながら読み進めました。 最後の出会いと戦いには思わず涙が。。 ちょっと切なくて、ちょっと心が温かくなりました。
Posted by
バルサが主人公の物語。 作家ではないからアニメのように楽しめるかしら?っと思ったが全くの杞憂。 このシリーズははまる予感。 いろいろ山積みな問題が後半するりと片付いてしまうが、 それはまぁこの本のいいとこでしょ。 なんてたって児童文学書なんだし。
Posted by