闇の守り人 の商品レビュー

上橋菜穂子【著】

2010/11/25

感想はブログでどうぞ
http://takotakora.at.webry.info/201011/article_7.html

2011/01/10

人はつらいことがあると北へむかう。 というが、バルサは過去に区切りをつけるために北にある故郷へと向う。

洞窟は子宮を暗示しているようでもあり、地下に巡らされた道は暗喩でもあると思う。

意図した部分とバルサとジグロが導いた部分があると思うが、見事にはまっている。

「運命」なんて言葉で片付けられてたまるか。というバルサの気持ちがイタイ。突き抜けたバルサの次の旅が楽しみだ。

2010/11/07

守り人シリーズ第二弾。

今回は主人公バルサと育ての親であるジグロにスポットを当ててます。
様々な感情が渦巻く中、芯が一本しっかり通っている感じで、安心して読める一作。

2010/11/03

上橋菜穂子の守り人シリーズ第二段。今回は、女用心棒バルサの、過去との戦い。バルサを逃げ、戦い続ける人生へ追いやった故郷、カンバル王国の存亡の危機に心ならずもかかわり、またもや、少年の用心棒をすることになったバルサ。彼女の心の呪縛がとける一巻。

陰謀。塗り固められた嘘。懐かしい出会い。心の闇との対峙。
その中の、どきどきする冒険と戦い。相変わらずうまいなぁ。
バルサが主人公なこともあって、大人向けってカンジで、それもまたよかったです。そもそもどっちかいうと大人向けファンタジーだと思うし。

2010/10/30

この作品は、とても面白かったです。
後の守り人シリーズにとっても重要な複線となる話。
この本を読んで、守り人シリーズを読みきろうと決めました。

2010/10/22

哀しみや憎しみの中にあっても、互いを想い合うことができたのは、揺るぎない真実。闇に静かな優しさを感じる物語でした。

2010/10/10

精霊の守り人を読んだのは相当昔のことですが、気まぐれにシリーズ２作目を買って読んでみた。
まず、相変わらず名前が覚えられん。ややこしい。
人の名前だけじゃなくて、オリジナル設定のモノも名前が覚えられん。
でも面白かった。もともとファンタジー好きってのもあるけど、設定が細かくてスケールがでかい。
なんとなく「ロードオブザリング」を思い出すというか…（そこまでじゃないか？）
世界感が好きデス。
バルサがんばれ～…しかし女性のくせに最強だなあ　笑

2010/10/08

というわけで一気に読了。
前作より、こちらのほうが好みでした。

２５年ぶりに故郷のカンバル王国へ帰ってきたバルサ。
養父ジグロの汚名を晴らすために。
そしてバルサの帰郷は山国の底に潜んでいた闇を目覚めさせる。。。

地底の闇と心の闇。両方に秘められていたものがバルサにより動き出す。
その終盤はもう一気読みでした。
ジグロとバルサの思いのぶつかりあい。２５年の時をかけて、ようやく昇華した2人のこころ。
すごい物語。

だけどいちばん心にのこったのは、儀式場へむかうバルサのモノローグ。
「タンダ、死んだら、魂になって、おまえのもとへ帰るよ」
でした。
あ～、やっぱりそうなんだぁ。
これから先、ふたりがのんびり暮らせる日々はやってくるのかなぁ。。。

そしていま、手元には『夢の守り人』と『虚空の旅人』が。
やばい、早々に読んでしまいそう。

2010/10/07

バルサの故郷を舞台とした、バルサ中心の物語。1作目は先にアニメで見ていたせいもあるかもしれませんが、2作目にあたる本作は、更に素晴らしい出来だと感じました。こっちの方がちょっと大人向けかも。毎度毎度食べ物が美味しそうで困ります。

2010/10/07

2010　10　6

これまた積読。
作者後書きで精霊の守人より闇の守人の方が大人に人気があるというのが分かる気がした。
子供目線的には世代が近いチヤグムが主人公の方が先入観を持ちやすいのかな？？
それにしてもここまで深く練りこまれた世界観が凄い！！