闇の守り人 の商品レビュー
守り人シリーズ二作目。 一作目もあっという間に読んでしまったが、この本もあっという間に読破してしまった。 バルサの強さ、(精神的にも実際の戦闘でも)に惚れ惚れする一方、やはり登場人物一人一人に愛着がわくような、そんな書き方をされる上橋さんには脱帽である。 次の作品が早く読みたい。
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女用心棒・バルサにはつらい過去と心の傷があった。 その古傷を見つめ直すべく向かった故郷には、国の存亡に関わる深い秘密が隠され、その水面下で新たな危機が近づきつつあった。 登場人物たちの良心がつながるたびにじんとさせられるこの作品が大人に人気があるというのはうなづける。
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面白い! 世界観がしっかり作りこまれていて、大満足です。 バルサやっぱりかっこいいっす。 後半の彼女の感情が溢れ出るシーンは感動しました。
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主人公女用心棒バルサの半生を描き養父ジグロとの共闘と心理的葛藤を描いている。とてもファンタジーとは思えない展開と面白さ、人間賛歌にあふれた作品になっている。 前作でチャグムと別れたバルサは自分自身を見つめなおす。養父ジグロとの日々、自分が心安らげないのは何故か。自身にケリをつけ...
主人公女用心棒バルサの半生を描き養父ジグロとの共闘と心理的葛藤を描いている。とてもファンタジーとは思えない展開と面白さ、人間賛歌にあふれた作品になっている。 前作でチャグムと別れたバルサは自分自身を見つめなおす。養父ジグロとの日々、自分が心安らげないのは何故か。自身にケリをつけるために故国カンバル王国へ帰郷する。 ジグロと自分にまつわる王家の陰謀を知り、ジグロの弟に歪んだ性根から闇を支配しようとする王家を破滅に導くかもしれない陰謀へと関わっていくバルサ。 30歳という年齢だが、見つめ直すことで素直に過去と向き合おうとする力強さが伝わってくる。自分にとって血に汚れた養父との日々は何だったのか。自分に関わりさえしなければ幸福で名誉ある日々がジグロには待っていたのではないかと苛む。 心の浄化はできなくても当事者の気持ちを理解しそれでも前を向いて生きていく凄さが読み手の心を勇気づける。
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25年ぶりに故郷に戻ったバルサ。 25年前の陰謀の果ての今を、そして、養父ジグロの汚名をそそぐ為に。 険しき山々の闇の洞窟を抜ける時、彼女に待ち受ける大いなる運命。
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守り人シリーズ、ついに「天と地」まで文庫化された。どの巻も好きで何度も読み返してしまうけど、この巻が一番好きかな。バルサが過去に向き合う物語。
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「精霊の守り人」に続く「守り人シリーズ」の新潮文庫版第二弾。 今回のキーワードとなるのは「闇」、そしてその「闇」は様々に点在するモノ、とでも言えましょうか。 舞台となるのはバルサの故郷、25年前に養父ジグロと共に追われたカンバル王国。 既に捨て去ったはずの故郷、そして、封じ込め...
「精霊の守り人」に続く「守り人シリーズ」の新潮文庫版第二弾。 今回のキーワードとなるのは「闇」、そしてその「闇」は様々に点在するモノ、とでも言えましょうか。 舞台となるのはバルサの故郷、25年前に養父ジグロと共に追われたカンバル王国。 既に捨て去ったはずの故郷、そして、封じ込めたはずの過去の因縁への「想い」。 にも関わらず、「何か」に突き動かされるかのように故郷に舞い戻ることになります、過去逃げてきた道を辿って。 その過去の道で出会うのは「闇の守り人」と呼ばれる存在、本書の題名ともなっています。 その「守り人」の正体はなかなかに衝撃でしたが上手い設定です、カンバルの根幹を成すという点でも。 ちょっとばっかしムアコックの「紅衣の公子・コルム」に通じるものがありましょうか。 どうも「闇」というと、なんとも暗い否定的なイメージが付きまといますが、 その「闇」の中にも熱い想いが込められている、そんな物語です、「闇」もまた生きている、といった。 ジグロが抱き続けた想い、バルサが抱き続けた想い、そして、それを取り巻く人々の想い。 それらが全て重なり合いながら物語は紡がれていきます。 そのうちに自分もジグロの「親心」を共有できるのだろうか、なんて沈思してしまう、そんな一冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作、精霊の守り人が素晴らしく面白かったから今作も期待していたが、 全く期待を裏切られなかった。 一人の人間の欲望のために、何人もの人の人生が狂わされていく。 そして狂わされた内の一人である主人公のバルサが過去との決着をつける ための物語だった。 いくつも見所があったが、やはり最後のジグロとの槍舞のシーンは最高だった。 続刊を読むのが楽しみだ。
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シリーズ2作目。バルサ、故郷のカンバルへ帰る。やっぱり上橋さんの本は読みやすいです。まだまだ続きがあるのが実に嬉しい。
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女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、養父ジグロの汚名をそそぐために。 短槍に刻まれた模様を頼りに、雪の峰々の底に広がる洞窟を抜けて行く彼女を出迎えたのは……。 バルサの故郷は、山国の底に潜んでいた闇を目覚めさせ...
女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、養父ジグロの汚名をそそぐために。 短槍に刻まれた模様を頼りに、雪の峰々の底に広がる洞窟を抜けて行く彼女を出迎えたのは……。 バルサの故郷は、山国の底に潜んでいた闇を目覚めさせる。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 面白かった〜 ジグロの過去…バルサの過去…なんかこうもやもやしてたのがスッキリした感じ。 ユグロが途中憎すぎてイライラしたけど、ことの始まりはログサム王だもんな… 洞窟の中の神秘的な感じとか、あとロッソ!美味しそう… 上橋さんの作品に出てくる食べ物なんかいつも美味しそうでお腹減る
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