闇の守り人 の商品レビュー
他人から、つらくてかわいそうで悲惨な人生を送ったように思われる人でも、実際に本人もそう感じて死んでいったとしても、それでも楽しいことも嬉しいこともひとつもなかった人生なんて稀だろう。きっと何かいいこともあって、それを思い出したときにはそんなに悪い一生じゃなかったと思える瞬間もある...
他人から、つらくてかわいそうで悲惨な人生を送ったように思われる人でも、実際に本人もそう感じて死んでいったとしても、それでも楽しいことも嬉しいこともひとつもなかった人生なんて稀だろう。きっと何かいいこともあって、それを思い出したときにはそんなに悪い一生じゃなかったと思える瞬間もあるだろう。 人が死んでしまってもう会えないというのは本当に切ない。その人の人生に同情して残された者が哀しむのはもっと切ない。大切な人が死んでしまったとしてもあっけらかんと生き抜いて、またどこかで会いましょう楽しかったありがとうと思っていられるのが最も強く、憧れる生き方である。 ティティ・ラン〈オコジョを駆る狩人〉が、ものすごくかわいい
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1作目同様、不思議な世界観はしっかりキープ。最後の最後に突然グッと盛り上がる。しかし、NHKは本作を実写化できるんだろうか?
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ログサム王の恐ろしく巧妙な罠に嵌まり、汚名をきせられるジグロ。 ジグロの汚名を晴らし、槍舞いによってジグロの魂を弔うバルサ。 ジグロの心の痛みも、バルサの心の痛みも、読んでいて胸が締め付けられた。 水蛇のゆらめき輝く鱗に、バルサの知っている、あの暗さをたたえたジグロではなく、カッサによく似た明るい面影が映るのを見た時、思わずバルサと一緒になって泣いてしまった。 私にとって、心に残る作品の1つになりました。
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1日で2冊、病院の待ち時間で あっと言う間に読んだ。 好きだった栗本さんと平井さん とファンタジーに、イメージを なんとなく、重ねて読んだ。
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やっぱりこの世界の吸引力はすごい。 闇の〜は、バルサが過去と向き合う物語。 いつか子供が生まれたら読みきかせたい!全巻揃えたい!
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タンダと、この巻で気持ちに一区切りついたバルサは、この先どうなるのかな。 ジグロの心の中に、バルサに対する恨みや憎しみもあった、というところが、読んでいて心が痛かった。でも、恨みや憎しみを持つのは、血の通った人間として当然のことで…そういう感情を持つ弱さもあれば、その弱さを隠して生きる強さも人にはある。ジグロの心を通して、バルサは人間の強さを知ったんじゃないかな。 しかし、出てくる食べ物がおいしそう!揚げたてのロッソ食べたい!あまずっぱい実の入ってるやつ!
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守り人シリーズ2作目、前作と同様のスケールの大きさとドキドキ感に圧倒され、面白かった作品。今回は、バルサの過去について明らかになる話。ジグロとの関わりによって、少しずつ過去が見え、明かされていなかった本音もわかり、より二人の関係性がわかり、そこには表面的なものだけでなく、葛藤、喜...
守り人シリーズ2作目、前作と同様のスケールの大きさとドキドキ感に圧倒され、面白かった作品。今回は、バルサの過去について明らかになる話。ジグロとの関わりによって、少しずつ過去が見え、明かされていなかった本音もわかり、より二人の関係性がわかり、そこには表面的なものだけでなく、葛藤、喜怒哀楽などが詰まっていて、魅力的に写り、物語により深みが増していく。波乱に満ちながらも自分と向き合い、勇敢に進んでいくバルサに好感度が上がる。闇の守り人がわかるに連れ、ドキドキが上がり、引き込まれてしまう。「夢の守り人」も楽しみ。
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「迷宮となっている洞窟を抜ける」という設定だけでもものすごくワクワクします。 牧童の存在もいいですね。
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バルサが養父のジグロと自分の故郷へ帰ったことから始まる話。 そこにまつわる裏の話が進んでいく。 最後にいろいろな謎が判明してかなりスッキリする。 これは大人の童話だな。良い。
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