闇の守り人 の商品レビュー
最初はなんか地図見てもサッパリわからんし、登場人物も似たような名前のやつ多くてよおわからんし、用語とかナンジャコリャって感じやったけど、、 あれ、一作目よりおもしろかったぞ。 あれあれ、ちょっとはまってきたかなこれ。 カッサが王に手紙渡そうとするとこ、めっちゃドキドキした。
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良書。ファンタジーは苦手だけど、情景や人の心模様が丁寧に描かれているので、ぐいぐい読める。十二国記みたいな感じ。
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深い話でした。 自分の過去や痛みに向き合うってつらいけど、今のバルサには、それが必要だったんだな。ジグロにも。 戸惑ったり悩んだりしつつ、カンバルに戻ってきちんと向き合ったバルサ、それを待っていたかのようなジグロ。どちらも格好いい。 沁みた。
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ファンタジー小説。バルサは、自分を守るために過酷な人生を歩んだ養父ジグロの汚名を晴らし、自分自身の中で決着をつけるために訪れたジグロの故郷で、王家の陰謀の真相や洞窟の中の「闇の守り人」の正体を知ることになる。
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「精霊の守り人」に続く 上橋菜穂子のファンタジー 面白かった!! 読み易い文章で、想像力を掻き立てる表現はすぐにバルサのいる世界にいざなってくれる。 登場人物や種族は想像だけれども、それぞれ存在感があって楽しめる。 闇の守り人(ヒョウル)の正体が・・・ 解説がアニメ監督をし...
「精霊の守り人」に続く 上橋菜穂子のファンタジー 面白かった!! 読み易い文章で、想像力を掻き立てる表現はすぐにバルサのいる世界にいざなってくれる。 登場人物や種族は想像だけれども、それぞれ存在感があって楽しめる。 闇の守り人(ヒョウル)の正体が・・・ 解説がアニメ監督をした神山健治さんだったので、アニメは観ていないけど ちょっと興味を持った。 ビデオショップでも探してみようかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
バルサの過去と向かい合う旅は、周囲の人々をも過去に向かい合わせていく。ジグロに関わる陰謀がドミノ倒しのように次の大きな陰謀へと繋がっていく。そして思いがけない故国の形を目にすることになる。 ジグロに対する人々の冷たい感情に悲しくなりました。誠実に生きた結果の理不尽さを、バルサが少しでもひっくり返していく様子に救われる想いがします。また、舞の中で伝わるジグロの憎しみや悲しみには胸を突かれます。親と子の間にある様々な感情を思わせる作品でした。
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私の場合、物語は、ある場面から生まれてきます。 場面といっても、映画の一コマのような感じではなくて、耳元をなぶる風の音や、その風に乱される髪など、体感を伴ったイメージが、まず、心の中に浮かび上がってきて、そこから、はじまるのです。そういう風に物語が生まれてくるので、「こういう...
私の場合、物語は、ある場面から生まれてきます。 場面といっても、映画の一コマのような感じではなくて、耳元をなぶる風の音や、その風に乱される髪など、体感を伴ったイメージが、まず、心の中に浮かび上がってきて、そこから、はじまるのです。そういう風に物語が生まれてくるので、「こういうテーマを浮かび上がらせたい」というような理屈は、物語が立ち上がってくる過程で、主人公たちの葛藤とともに、ゆっくりと滲み出てくる感じです。(p.378)(あとがき)
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弟が先に読み、私に回って来ました。 色々と語られ盛大にネタバレされた状態 笑 内容も展開もほぼ分かっていても、物語に引き込まれるように読みました。 25年振りに故郷に戻ったバルサが、自らの過去と向き合い過去の因縁と決着を着ける物語。 前作同様、どの登場人物もキャラが立っているのが...
弟が先に読み、私に回って来ました。 色々と語られ盛大にネタバレされた状態 笑 内容も展開もほぼ分かっていても、物語に引き込まれるように読みました。 25年振りに故郷に戻ったバルサが、自らの過去と向き合い過去の因縁と決着を着ける物語。 前作同様、どの登場人物もキャラが立っているのが良いなと。 個人的には前作よりも、こちらの方が面白かったです! 弟が語りたくなる気持ちも分かる 笑 ファンタジー小説でここまで面白いと思ったのは初めてかもしれない。
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物語の力に圧倒された。比較で感想を語るのは好きでは無いが、本作が「指輪物語」や「ハリー・ポッター」に匹敵するファンタジー小説、と言われても今なら得心。1作目も凄かったが、それ以上に世界を創り、歴史を創り、言語を創り、生態系を創った。 それだけでも震えるほどだが、物語の展開が平易...
物語の力に圧倒された。比較で感想を語るのは好きでは無いが、本作が「指輪物語」や「ハリー・ポッター」に匹敵するファンタジー小説、と言われても今なら得心。1作目も凄かったが、それ以上に世界を創り、歴史を創り、言語を創り、生態系を創った。 それだけでも震えるほどだが、物語の展開が平易でありながら奥深い。1作目とはほとんどのキャラが入れ替わっているのに、その魅力は減じるどころか増している。 どのようにしたらこれだけの壮大な世界と物語を、こんなに分かりやすく紡げるのか。著者の創造力、構成力に憧憬と嫉妬を覚える。 と、内容に全く触れない感想になってしまったが、これはシンプルに「面白い」。モンゴルを思わせる豊かで厳しい自然の描写は生き生きとし、そこで行われる政治から、住む人の想いから、被差別的な人々の底力から、重なり合う世界の真相から、バランス良く描かれている。
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バルサが過去と向き合うお話。 槍舞いの部分は、ドキドキ、ハラハラして… とても切なくなりました。 ジクロの魂が、バルサを待っていた。 とても読みやすく、入り込んでしまいました。
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