闇の守り人 の商品レビュー
バルサの過去と、カンバル王国の伝統儀式の秘密に迫るシリーズ2作目。 バルサの育ての親、ジグロとの悲しい過去に、逃げずに向き合うバルサの強さに、舌を巻いた。 こんなかっこいい女性、本当にいたら性別関係なく惚れてしまう! バルサのように強く、堂々と、たまに弱さを見せる人間らしい隙と可...
バルサの過去と、カンバル王国の伝統儀式の秘密に迫るシリーズ2作目。 バルサの育ての親、ジグロとの悲しい過去に、逃げずに向き合うバルサの強さに、舌を巻いた。 こんなかっこいい女性、本当にいたら性別関係なく惚れてしまう! バルサのように強く、堂々と、たまに弱さを見せる人間らしい隙と可愛らしさ、持ちたいなあ。
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面白かった!自然と神と民族を舞台にした物語。壮大なスケールで描かれている本は先が気になり、読むのが止められなかった!
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児童向け書籍とあなどってはいけない。 寝る間を惜しんで指輪物語を読んだ、幼い頃のわくわくした気持ちを思い出させてくれる素晴らしい作品。 女主人公バルサは30代。闇の守り人は、傷をかかえて生きるオトナの心にこそ響くのかもしれない。
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主人公の出自が掘り下げられる。 このシリーズでは表と裏、光と影の対比や交錯が描かれるが、表の登場人物が裏では別の顔を持つ複層構造が物語に深みを添える。
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今は亡きバルサの養父、ジグロに降りかかった恐ろしい陰謀がこのシリーズで暴かれます。 ジグロの兄弟や親類縁者が続々登場するので、人物紹介のところを引き引き読みました。舞台はバルサの故郷カンバル王国へ。過去からの色々な氏族の思惑が絡む筋書きですが、その中で15歳の少年カッサが活躍する...
今は亡きバルサの養父、ジグロに降りかかった恐ろしい陰謀がこのシリーズで暴かれます。 ジグロの兄弟や親類縁者が続々登場するので、人物紹介のところを引き引き読みました。舞台はバルサの故郷カンバル王国へ。過去からの色々な氏族の思惑が絡む筋書きですが、その中で15歳の少年カッサが活躍することになります。彼のような少年の成長が清々しく、これからのお話の展開も楽しみになります。最後に「闇の守り人」の本当の正体が明かされます。
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ファンタジーとしても、頭の中に描かれる世界が美しく、また、バルサ自身に焦点が当てられていることから、シリーズの中でも、この巻、大好き。頭の中に浮かぶ地下の世界は、恐ろしく、そして哀しいほど美しいです。この巻を読むと、毎回、泣いてしまうのです。心に染み入るお話です。
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2冊目もおもしろかったー 人生では多少なりとも、過去に向き合わなくてはいけない時期がくるのでしょうね。 でも、平和に終わって一安心。 純粋で綺麗な心を持った牧童の人々に、心癒された。
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面白くて一気に読み終わる。 分かりやすい語り口で、描写も多過ぎない程度に丁寧。ドラマもアニメも見ていないが、情景が想像しやすい。 バルサのジグロに対する単純じゃない思いを読んで、毒親じゃなくても親子には複雑な思いがあるんだよなぁと思い知る。
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順番が前後してしまったが 『天と地の守り人』シリーズに大きくかかわるカンバルが舞台なので、逆に良かった。 サンガルでのカンバル王の態度の原因や、貧しさ故の難しい立場など、国がどういう状況かがよく分かる。 ラスト 闇の守り人 ナユグとか、もう一つの世界や科学的ではない世界が日常的な世界観なのだと 改めて実感。 バルサの行動について、再読したら また受け取る感想は違うのだろうな。。。 解説神山健治氏。 アニメ攻殻機動隊の監督の人か。。 だから精霊の守り人アニメの戦闘シーンがすごかったのだな。。。
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守り人シリーズを自ら読むのは、本作が初めて。 読み終わったとき感じる充実感が半端ない。 ドラマは見た。 映像のスペクタクルに幻惑されて、それ自体はすばらしいことなんだけれども、初めて作品に触れる者にはちょっとストーリーが追いかけきれなかった部分があった。 特にバルサとジグロの過...
守り人シリーズを自ら読むのは、本作が初めて。 読み終わったとき感じる充実感が半端ない。 ドラマは見た。 映像のスペクタクルに幻惑されて、それ自体はすばらしいことなんだけれども、初めて作品に触れる者にはちょっとストーリーが追いかけきれなかった部分があった。 特にバルサとジグロの過去が、分かったようですっきり理解できなかった。 そのフラストレーションは、本作で満たされた。 ドラマでは扱われていない巻だった。 それにしても、平易な言葉で、これだけの豊饒な世界を、目に浮かぶように描かれているのがすごい。
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