ドナウよ、静かに流れよ の商品レビュー
2008年2月 共依存が悪い方向へいった典型例のような作品。なんのためらいもなく"真実の愛"とか書いてしまう作者に正直ちょっと腹がたった。ちなみにノンフィクション。
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ノンフィクション作品。大崎さんが必死に謎の事件を追いかけた様子が、必死さが伝わってかなり読み応えあり。
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タイトルに惹かれて買ってしまいました。 大崎善生さんの小説のタイトルはなぜかいつもぴったり。 ドナウ川での邦人男女の心中事件を追ったノンフィクション。 読み始めたとき、心中なんてまったく理解できませんでした。でも、読み終わったときには読み始めたときとは違う気持ちになって。理解はで...
タイトルに惹かれて買ってしまいました。 大崎善生さんの小説のタイトルはなぜかいつもぴったり。 ドナウ川での邦人男女の心中事件を追ったノンフィクション。 読み始めたとき、心中なんてまったく理解できませんでした。でも、読み終わったときには読み始めたときとは違う気持ちになって。理解はできないけれど、納得はいったような気がしています。これがノンフィクションなのかと思うと、心がずんと重くなります。最後に載っていた日美さんの写真に、なんとも言えない悲しい気持ちになりました。
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大崎善生、久々のノンフィクションです。でも自殺した女性の人生を追っているので、途中で何度か暗い気持ちになり、読み終わるのに時間がかかりました。命をかけるほどの愛・・・一見それは美しいと感じる。でもこの作品では暗澹たる思いしか残りませんでした。
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小説かと思ったらノン・フクションだった。ドナウ川で心中した邦人男女。彼らが死を選んだ理由を著者は丁寧に調べ上げていく。ノン・フィクションにしては感傷的な箇所が多く、それが本書の魅力なのかもしれないけど、自分としては違和感が残った。19歳のカミを「少女」と表現するのも、著者がオジサ...
小説かと思ったらノン・フクションだった。ドナウ川で心中した邦人男女。彼らが死を選んだ理由を著者は丁寧に調べ上げていく。ノン・フィクションにしては感傷的な箇所が多く、それが本書の魅力なのかもしれないけど、自分としては違和感が残った。19歳のカミを「少女」と表現するのも、著者がオジサン目線だからなのかな〜、と、その年に近い者としては思うわけです。だって19の時自分を「少女」とは思ってなかったし、実際19は「少女」じゃない。全体としてかなり美化しているような印象を受けた。
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ドナウ川で邦人男女が心中…その小さな新聞記事が頭から離れなくなった私は、二人の足跡を追ってウィーンへと向かった。もはやこの世にいない19歳の少女、日実は、異国の地でどんな恋をし、何を思い、そして何ゆえに追いつめられていったのか?悲劇的な愛の軌跡を辿る、哀切さにみちたノンフィクシ...
ドナウ川で邦人男女が心中…その小さな新聞記事が頭から離れなくなった私は、二人の足跡を追ってウィーンへと向かった。もはやこの世にいない19歳の少女、日実は、異国の地でどんな恋をし、何を思い、そして何ゆえに追いつめられていったのか?悲劇的な愛の軌跡を辿る、哀切さにみちたノンフィクション。
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最後に主人公の写真が出てきたことでノンフィクションであることが分かった。その瞬間、衝撃を受けた。読後、今でも切ない気持ちを引きずっている。
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ドナウ川で19歳の女子大生と33歳の指揮者が心中…。そんな小さな新聞記事。普通だったら「ふーん」って流してしまうようなことでも、著者の目に触れればこんなにも世界が広がるんだなぁ。作家の目線、想像力にまず感銘。著者はこの事件が頭から離れなくなり、亡き二人の足跡を追ってウィーンへと向...
ドナウ川で19歳の女子大生と33歳の指揮者が心中…。そんな小さな新聞記事。普通だったら「ふーん」って流してしまうようなことでも、著者の目に触れればこんなにも世界が広がるんだなぁ。作家の目線、想像力にまず感銘。著者はこの事件が頭から離れなくなり、亡き二人の足跡を追ってウィーンへと向かい愛の軌道を辿っていく。 19歳の無償の愛。恋愛を超えた愛情に圧倒されました。悲しく、美しいノンフィクション。
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なんというか、ノンフィクションでしか味わえない凄みがあります。 ルーマニアで恋に落ち、オーストリアで心中した日本人カップルのお話。
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大崎善生著 ある時ふとみた新聞記事。33歳の邦人男性と19歳の邦人女性がドナウ川で自殺!?そこから始まる悲しい物語。実際の事件を大崎善生が取材をして明らかになっていく真実。ノンフィクション。 以前アンネの日記を読んだせいかヨーロッパは、孤独と悲劇のイメージが強い。この本を読ん...
大崎善生著 ある時ふとみた新聞記事。33歳の邦人男性と19歳の邦人女性がドナウ川で自殺!?そこから始まる悲しい物語。実際の事件を大崎善生が取材をして明らかになっていく真実。ノンフィクション。 以前アンネの日記を読んだせいかヨーロッパは、孤独と悲劇のイメージが強い。この本を読んで更にそのイメージが強くなったけど、結構感動できるいい話しです。
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