クライマーズ・ハイ の商品レビュー
主人公の仕事へのモチベがレベチ、アツい話だった。 小さい頃にテレビの特集で日航の事件見て、それから飛行機のように自分の意思で脱出できない乗り物に乗るのがめちゃ怖くなったな、、
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実際記者だった作者のリアルな視点の面白さ。 販売、広告、印刷、カメラ、記者、編集、部長、現場、社長、専務、読者、同期、事故。 事故の悲惨や詳報をまさに新聞を通して読んでいるようだった。 こんなに社内の調整が多すぎる新聞は大変だなぁと。ふとした瞬間に大事なことに気付かされて、純粋な...
実際記者だった作者のリアルな視点の面白さ。 販売、広告、印刷、カメラ、記者、編集、部長、現場、社長、専務、読者、同期、事故。 事故の悲惨や詳報をまさに新聞を通して読んでいるようだった。 こんなに社内の調整が多すぎる新聞は大変だなぁと。ふとした瞬間に大事なことに気付かされて、純粋な新聞を作りたいと原点に立ち返る姿カッコよい。 親と子、夫婦。 小さな命と大きな命。 クライマーズ・ハイ。 タイトル絶妙。
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新聞社のゴタゴタ感がリアルで良かった。汗とか泥の入り混じった匂いがした気がするぐらい。時折はいる登山のシーンでほどよく心が凪いで、最後まで苦痛なく読み進められた。
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力強いプロローグから鷲掴み! 人生、仕事における選択で正しい道を選べるか? 自分にとっての正しい道の基準とは? 道を進む中で恐怖を忘れ、変な方向に突き進んでいないか? 問いを突きつけられる名作!
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主人公の心の動きや、新聞社内のゴタゴタがささっと読んだので、ちょっと掴みにくかった感じです。 親子関係は皆、悩みながらかなあと。
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日航機墜落事故、毎年夏になると必ず思い出す。 望月彩子が言ったことは、以前私も考えたことがあった。命を落とし、テレビや新聞で報道されて多くの人にその死を知られ悲しまれる人と、そうでない人がいる。この違いはなんなのかと。重い命と、軽い命…。 彩子は、「泣きません」と読者投稿に綴ったが、いざ掲載されると、遺族に申し訳ないと涙を流した。 「肉親を失った人間が、あの娘の気持ちをわからないはずがないだろうが!」 彩子だってそうだろう。怒りや憎しみで強がっていたが、本当は遺族の気持ちを思い、一緒に涙を流したかったのではないか。 仕事、家族、仲間。いろいろな思いが込み上げ、終盤はずっと泣いてた。いい終わり方だった。 事故当時、群馬県で新聞記者をしていた横山秀夫さんだからこそ、描けた作品だと感じた。とてもリアルで、これが当時の新聞業界であり、日航機墜落事故を報道するということなんだろうなと。 また、1985年と2024年、様々な面から時代の変化を感じた。スマホってすごい。
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新聞記者にはなれない。 芝選書!気になったので。 大きな事件を担当し、スクープことがステータス。大きな事件を扱った過去に縋り、威張る上司たち。 出てくる人たちみんな嫌いになっちゃいそうなくらい、喧嘩してた! こんなにぶつかり合いながら新聞って作られていた(いる)のだろうか…!! なんかこう、もうちょっと上手く立ち回ることはできないのかな?と。 主人公の行動にあまり感情移入できなかった。もぉ〜、言葉足らず! 多くの犠牲が出ている事件だけど、それを扱うことに喜びを覚える感覚は、きっと記者にしかわからない気がする。 純粋な、「伝えたい」の気持ちだけではないような気もする。 携帯やスマホがない時代の描写がアナログで好き。通信手段発達してない方が、ロマンチックじゃない? 「山に登ると、正直になれる」それは、「この世で最後の会話になるかもしれないと無意識に思っているから」。たしかに。 その、人の正直な部分が見えるから、山岳小説を読むのは楽しいんだよね。
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仕事に対するモチベーションが熱い! 日航ジャンボ機墜落事故をモチーフに記者の壮絶なスクープのせめぎ合い。目が離せない位のめり込めた。漢としてのプライド,自身も仕事に対する物を此の小説と向きあってクライマーズ・ハイを突き詰めてみようと思う。
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読み進めていく中、引き込まれました。 日航ジャンボ機墜落事故のリアル感もそうですが、人間模様、絆、生き様。傑作!
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2024年のはじめに、なんともカロリーの高い一冊を読んでしまいました……。 いつもコーヒー片手に本を読むのですが、音楽も流さずコーヒーも淹れず、真剣に向き合いました。 強く強く心揺さぶられる一冊。途中何度か泣きそうになったシーンも。 でも……でもねえ……悠木がなぁ、主人公がいつ...
2024年のはじめに、なんともカロリーの高い一冊を読んでしまいました……。 いつもコーヒー片手に本を読むのですが、音楽も流さずコーヒーも淹れず、真剣に向き合いました。 強く強く心揺さぶられる一冊。途中何度か泣きそうになったシーンも。 でも……でもねえ……悠木がなぁ、主人公がいつも逃げちゃうんですよね〜(^^; 家庭ある人間からしたらまた違う感想になるのかもしれませんが……部下がつかんできた決死の原稿が何度もボツになってしまって、「悠木ィ〜!」とそのたび歯がゆい思いをしました。決意したかと思えば、すぐに翻してしまうんだもの。。 それでも星4なのは、エース記者・佐山の功績です。 彼は偉い。本当に偉い。 「どこへ行ったって、俺達の日航デスクは悠木さんですから」 原稿を潰されても悠木を見放さず、無茶な指示にも従い続け、かつ直感と実力は折り紙付き。もうカッコよすぎます。 当初は出てくるのがオジサンばかりで覚えるのが大変でしたが、それぞれのキャラクターに見せ場があり、最後にはこれらの人間模様に魅せられてしまいました。等々力部長もいい人だよ……。 人の命の重さと軽さ。そして当事者以外は忘れていくこと。 わかっていても割り切れない事柄だからこそ、最後の投書には胸が苦しくなりました。 どんな困難にも負けず常に正しさを追求すること。 そんなことができるのはお話の中に出てくるヒーローだけであって、実際の事件事故に対応するのは仕事であり家庭があるただの人間です。 未曾有の大災害が起きた時に人間がどう行動するのか。それを非常に詳細に描いた作品だったと、ざわつく胸を抑えながら感想をしたためました。 (追記) 一晩経ってこの本のことを考えていた時に、作中悠木が何度か見せた「臆病」な一面というのは、まさに「クライマーズ・ハイ」が解けた瞬間のことだと思い至ってハッとしました(遅すぎる……)。 人の強さとは、そうした身も竦むような経験をしてなお立ち上がり手を伸ばすことなのではないかと。そういった意味では、大事な局面で逃げたけれども決して前線から退けなかった悠木もまた、ある種の強さを持っていたのだと認識を改めました。 p462 「生まれてから死ぬまで懸命に走り続ける。転んでも、傷ついても、たとえ敗北を喫しようとも、また立ち上がり走り続ける。人の幸せとは、案外そんな道々出会うものではないだろうか。クライマーズ・ハイ。一心に上を見上げ、脇目も振らずにただひたすら登り続ける。そんな一生を送れたらいいと思うようになった。」
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