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ミーナの行進 の商品レビュー

4

228件のお客様レビュー

  1. 5つ

    73

  2. 4つ

    78

  3. 3つ

    58

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2024/06/01

中学生のトモコが、いとこのミーナのおうちで過ごす1年間の話。ミーナ家の人々のキャラクターが個性的で、特にローザおばあちゃんと米田さんが可愛くて、何度もほっこりしました。淡々としている分それほどテンポよく読める本ではなく私にしては読み終わるのにかなり長い時間かかりました。 挿絵の画...

中学生のトモコが、いとこのミーナのおうちで過ごす1年間の話。ミーナ家の人々のキャラクターが個性的で、特にローザおばあちゃんと米田さんが可愛くて、何度もほっこりしました。淡々としている分それほどテンポよく読める本ではなく私にしては読み終わるのにかなり長い時間かかりました。 挿絵の画風が作品の雰囲気にピッタリで、とくに表紙の裏のフレッシーの瓶が好きでした。

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2023/09/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミュンヘンオリンピック、ジャコビニ流星雨。1972年のトピックがちりばめられていて、リアルさがあった(都度検索してしまった)。 挿絵も印象的。 マッチ箱の物語は「シーソー象」の話が好き。怖いけど哀しい。 悲劇的な結末になるかと思いきや、朋子が岡山に帰ってからも朋子とミーナの交流は続いていて、ミーナも立派な大人になっていてホッとした。 美しい思い出は美しいまま損なわれることはない。 穏やかな気持ちを維持して読める小説だった。

Posted byブクログ

2023/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あぁ、夢のように美しい思い出。従姉妹ミーナと共に過ごした中学時代の一年間。カバのポチ子、夢中になったミュンヘンオリンピック、六甲山ホテルの出張レストラン、素晴らしいクリスマス。 悲しい結末を迎えるのかなとなんとなく予感があったけど、あまりにもハッピーエンドで安堵したと共に、実際の結末は別にあるのかなーと思ったり。 大好きな小川洋子さんの長編、最近ではあまりないので大切に嬉しく読みました。

Posted byブクログ

2023/01/29

マッチの中に物語を見るミーナと子供と少女の中間のような主人公の話 お屋敷に甲南病院をイメージしながら読んでいた 繊細な言葉を詰め込んでいるわけではないのに情景が浮かぶ作品 大きなハラハラやどきどき、盛り上がり、クライマックスは無いが思い出に対し慈しみを感じる 「ことり」とは違...

マッチの中に物語を見るミーナと子供と少女の中間のような主人公の話 お屋敷に甲南病院をイメージしながら読んでいた 繊細な言葉を詰め込んでいるわけではないのに情景が浮かぶ作品 大きなハラハラやどきどき、盛り上がり、クライマックスは無いが思い出に対し慈しみを感じる 「ことり」とは違う日常の味わいがあった

Posted byブクログ

2023/01/09

挿絵が美しい辞書ほどもある厚さの絵本を読んでいる気分になった。読後感は悪くないが、やや単調で退屈だったので、動画だったら2倍速で見たと思う。

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2022/09/03

中学一年生の朋子が、従姉妹の小学六年生のミーナと暮らした一年間のお話。 訳あって、母と離れて暮らすことになった朋子。でもその一年間は、寂しくなる暇もないほどキラキラしたときめきでいっぱいだった。 ミーナのお父さんは飲料水会社の二代目社長、おばあちゃんはドイツ人。お屋敷はとても広く...

中学一年生の朋子が、従姉妹の小学六年生のミーナと暮らした一年間のお話。 訳あって、母と離れて暮らすことになった朋子。でもその一年間は、寂しくなる暇もないほどキラキラしたときめきでいっぱいだった。 ミーナのお父さんは飲料水会社の二代目社長、おばあちゃんはドイツ人。お屋敷はとても広く立派で、異国の香りが漂う。そして、何よりも目を奪われたのは、庭の池で飼っているコビトカバのポチ子!体の弱いミーナはポチ子の背中に乗って毎日登校するのだ! 一つ違いの朋子とミーナ。すぐに姉妹のような親友のような関係になる。 自分の心配をしてくれる大人ばかりに囲まれた生活だった体の弱いミーナにとっても、朋子との毎日はときめくものだったに違いない。 二人とも淡い初恋も経験し、本当にキラキラした日々なのだけれど、子どもなりに大人たちの間にある決して皆が言葉にはしない悲しい何かを感じ取ったりもしている。 そして、たった一つとはいえ年上の朋子。一年間での心の成長にグッときます。ミーナにとっての本当の姉になったようか気がしました。 また、何よりも本好きな私たち読者の心を掴むのは、朋子が通う図書館の司書さん! 心地良さの詰まった一冊でした。

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2021/07/11

まずまずかな。欲言うと期待はしてたので、感情揺さぶられるかと思ったけど、そこまでの内容ではなかった。

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2021/06/25

やっぱり好きな世界。 コビトカバに乗って登校する美少女の姿、マッチ箱の短編、老いた老婦人たちと素敵な叔父様。 芦屋を舞台に繰り広げられる、富めるものの生。 締め付けられるような懐かしさが共感できました。

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2021/04/18

表紙と小川洋子さんの名前で選んだ1冊 女性好きな私が ついつい 読み進めるにつれ 朋子の不思議な魅力を楽しんで 読了

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2021/04/09

あたたかな友情のお話。 ミーナ、最初はわがままなお嬢様かと思ったけど、やさしくていい子だったな。こんな気の合ういとこがいたら、幸せだなと思った。

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