イッツ・オンリー・トーク の商品レビュー
「イッツ・オンリー・…
「イッツ・オンリー・トーク」 ここに出てくるのはダメ女とダメ男たちです。でも何故か憎めないのです。 「第七障害」 障害物の競技中に落馬した女性。その結果、馬の骨折が安楽死へとなり、自分を責める。 馬に乗ることを辞めた女性は、かつてのライバルと再会し、苦悩を乗り越えていく。
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だめ人間が蒲田に集う…
だめ人間が蒲田に集うたのしい小説。ぶっきらぼうともいえるような無造作な言葉ばかりなのに、ものすごく選びぬかれた文章だとおもう。無駄がない。
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メンタルな部分を病ん…
メンタルな部分を病んでいる女性とそれを取り巻く優しくちょっと風変わりな男たち…なんて書くと、ただ単にアタマのオカシイ女性の奇行が描かれているのか?と思われてしまうかもしれないが、オカシな関係ではありながらも何となく心が温められてしまう、ほんのちょっと元気にさせられる小説。そんな小...
メンタルな部分を病んでいる女性とそれを取り巻く優しくちょっと風変わりな男たち…なんて書くと、ただ単にアタマのオカシイ女性の奇行が描かれているのか?と思われてしまうかもしれないが、オカシな関係ではありながらも何となく心が温められてしまう、ほんのちょっと元気にさせられる小説。そんな小説だけに、本作が原作とされている映画の不出来が残念でならない。
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表題作は、精神不安定…
表題作は、精神不安定な女性が主人公で、ほかの登場人物も皆問題を抱えているのですが、クールな中にユーモアの感じられる文体で爽やかな読後感でした。
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痛い!
エリートコースから転落した主人公。刹那的な生き方をする彼女と、男たち。その描き方、会話のセンスが絶妙なのだ。男女でも女同士でも、向かい合う時の好意と僅かの嫌悪感……それがビシビシ伝わって、痛い。
abtm
2003年第96回文學界新人賞を受賞した表題作に「第七障害」を併録した一冊。 深すぎるわけでもなく、浅すぎるわけでもなく、自分にとってはちょうど心地のいい距離感にいる人達。初めは点のような存在だったのに、いつの間にか線で結ばれて、それでもその線はそれ以上太くなることはない。そ...
2003年第96回文學界新人賞を受賞した表題作に「第七障害」を併録した一冊。 深すぎるわけでもなく、浅すぎるわけでもなく、自分にとってはちょうど心地のいい距離感にいる人達。初めは点のような存在だったのに、いつの間にか線で結ばれて、それでもその線はそれ以上太くなることはない。そうした関係はなかなか築けるものではないけれど、必要なんだと改めて気付かされる。
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やはり最高!面白い。 大好きな絲山作品、久しぶりに読んだ。 実はデビュー作だったなんて笑 しらなんだ。 2作入ってますが、どちらも面白かった。 イッツオンリートークの主人公のような女性描かせたら一級品。世の中、自分の尺度だけでみたら駄目ですね。
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映画「やわらかい生活」を見て原作も読もうと思って2年近くも経ってしまった。 優子は寺島しのぶ、祥一は豊川悦司になってしまうのは仕方がない。結構強烈なイメージだったから。 登場人物は一致しているが、ストーリーは少し違ったような。 蒲田も重要な役(目)だったように思う。ヨーカドーあっ...
映画「やわらかい生活」を見て原作も読もうと思って2年近くも経ってしまった。 優子は寺島しのぶ、祥一は豊川悦司になってしまうのは仕方がない。結構強烈なイメージだったから。 登場人物は一致しているが、ストーリーは少し違ったような。 蒲田も重要な役(目)だったように思う。ヨーカドーあったんだ。 初期の頃の絲山作品は結構読んでいるつもりだったが、デビュー作は読んでなかった。なんとなく実際の蒲田を知った今の方が雰囲気がわかって良かったと思う。逆に蒲田を知らなかったら(それが正しい味わい方のような気がするが)、映画も見ていなかったら、どんな感想だったのか。 併録の「第七障害」も良かった。こちらも地名が具体的にたくさん出てきて、その土地を知っているともっとリアルな感じがするのかと思った。
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「イッツ・オンリー・トーク」は、それぞれにキャラクターのちがう男たちとの関わり 身体を介さないコミュニケーション(痴漢を除いて)、即物的でない繋がりの方が向いているひとたちだ お互いになにも期待しない気安い関係のほうが心地よいときもあるよね 「第七障害」は馬術の話だ、馬・群馬・篤...
「イッツ・オンリー・トーク」は、それぞれにキャラクターのちがう男たちとの関わり 身体を介さないコミュニケーション(痴漢を除いて)、即物的でない繋がりの方が向いているひとたちだ お互いになにも期待しない気安い関係のほうが心地よいときもあるよね 「第七障害」は馬術の話だ、馬・群馬・篤、馬づくし 年下男のよさ、ありますね〜 どっちも感想書くの難しいけど、好きな感じでした
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イッツオンリートークは様々なだめんず達が出てくるけど、みんなそれぞれに人間臭いどころがあって、絶妙に心を揺さぶられました。 第七障害も良かった。涙を誘われました。 登場人物が下手に飾られてなくて、すごく現実味がある感じが好きです。
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