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ハゴロモ の商品レビュー

3.9

269件のお客様レビュー

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    60

  2. 4つ

    107

  3. 3つ

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  5. 1つ

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2009/10/07

この物語はファンタジーだった。ひとことでいうと童話。暖かく優しい物語だった。不思議な力をたずさえた主人公の故郷の人々。そして臨死体験がつなぐ縁。モチーフは違うが私は「霧の向こうの不思議な町(柏葉幸子)」を思い起こさせた。不思議な街の中で、周囲の人々とのふれあいで成長する主人公・・...

この物語はファンタジーだった。ひとことでいうと童話。暖かく優しい物語だった。不思議な力をたずさえた主人公の故郷の人々。そして臨死体験がつなぐ縁。モチーフは違うが私は「霧の向こうの不思議な町(柏葉幸子)」を思い起こさせた。不思議な街の中で、周囲の人々とのふれあいで成長する主人公・・というところが同じ。ほたるの場合は成長というか失恋の痛手を癒す、というかんじだが。キーになるおばあさん(バスターミナルの神様)もいるし。夢のなかで会った(これは生死の境をさまよう中で見た夢、というかなり特殊な夢なんだけど)ひとと現実にも再会するなんてちょっと怖いけど。るりちゃんや父の存在感がいい。

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2009/10/04

まるでおとぎ話の様な、あり得ないのに取り囲む日常はあまりにもリアルで。 だからこそ本当にほっこりと救われる。 読み終わった後に、あぁ、この物語が大切だと、そう思えた作品。

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2009/10/04

現実社会からの逃亡、故郷での閉塞、それから人々の暖かさによる再生。 このゆるやかなカーブが、彼女独特の言葉の世界の中で、ゆっくりと展開していく。

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2009/10/04

著者曰く、青春ど真ん中の小説との事ですが、 冒頭のヘヴィーな始まりに出端を挫かれた気分で読み進めていくと・・・ ゆっくりゆったり優しい展開に心がホッとする、安心する。 読み終えた瞬間のあの癒される気分は読んだ人間しか得られないハズ。

Posted byブクログ

2009/10/04

ちょっとブルーな時にちょろっと読むのに適しています。 ちょっと気分が晴れます。川という境界線の話・・・だった気がします。

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2009/10/04

よしもとばななさんの本はスラスラ読める。 不思議な内容がスラスラ入ってくる。 でもなんか物足りない気もする…

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2009/10/07

あとがきで作者も仰ってる通り特別魅力的なストーリーであるわけではないですね。ただ自分にエネルギーが湧いてこなくて、落ち込んでるわけではないんだけどベッドの中で小さく丸まってたい気分のとき、やっぱりちょっと悄然としてるとき?に読むと凄くしんみりと違和感なく自分の中に入ってくる話です...

あとがきで作者も仰ってる通り特別魅力的なストーリーであるわけではないですね。ただ自分にエネルギーが湧いてこなくて、落ち込んでるわけではないんだけどベッドの中で小さく丸まってたい気分のとき、やっぱりちょっと悄然としてるとき?に読むと凄くしんみりと違和感なく自分の中に入ってくる話です。まあ単純に私がばなな贔屓なだけですが。

Posted byブクログ

2009/10/04

一番始めのページを読んだときに、あまりにも暗くて、ええええ!と思ったけれど、読んでいくうちに心地よくなって、一気に読めてしまった。続きが気になるところだけど、それはそれでいい終わり方なのかな、と思った。

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2009/10/04

ばななさんらしくて、タイトル通りのやわらかい優しさに包まれたお話だと思いました。多少のオカルト?も含まれてて、なんか本当におとぎばなしみたいです。恋愛要素は少なめで、どちらかというと青春小説といった感じ。

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2009/10/04

こんなによしもとばななばっかりよんでて、あなんとなくこういうふうなあたまのなかのながれになるとおもうけど やっぱりこう、どうしてもめぐまれてるひとたちの物語ということを忘れてはぼやんとしてしまう これは物語 いつもそれを思っている ふいーという瞬間に涙がふきだしたけどどこかよくわ...

こんなによしもとばななばっかりよんでて、あなんとなくこういうふうなあたまのなかのながれになるとおもうけど やっぱりこう、どうしてもめぐまれてるひとたちの物語ということを忘れてはぼやんとしてしまう これは物語 いつもそれを思っている ふいーという瞬間に涙がふきだしたけどどこかよくわからないなー えんえん でもまえも読んだ 川のはなしで、川のことはすごくいい 暮らしていくことと川のこと だけどこれはいきているところとはぜんぜん違うところの話です なみだがでるのはおとうさんのゆめのところから、そこはふい でも土をほりかえすときに力強いなみだがあふれる この物語のためになみだをながすのと、わたしのためにながれるなみだ、なみだはよくわからないけどわたしはよくなくほうです

Posted byブクログ