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重力ピエロ の商品レビュー

3.9

2492件のお客様レビュー

  1. 5つ

    673

  2. 4つ

    868

  3. 3つ

    625

  4. 2つ

    108

  5. 1つ

    28

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2024/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

早逝した美しい母、末期癌で余命幾ばくもない父、遺伝子解析会社に勤務すり長男の泉水(イズミ)、グラフィティアーティストの次男春(ハル)の家族は、辛い過去を抱えていた。その記憶が消えない兄弟の周辺で、奇妙な連続放火事件が発生する。 謎の解の解明に乗り出した兄、春をつけ回す美人スト-カ-、彼らが交錯しあい遂に直面する驚愕の真相とは・・・。画期的で独創的な文体スタイルとスト-リ-展開に翻弄されながら、溢れ出る感動の読書体験が堪能できる新機軸満載の傑作長編小説。

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2024/05/14

伊坂幸太郎の映画化作品はつまらないの多かったけど ゴールデンスランバーの次に、映画化しても 割と面白かった作品

Posted byブクログ

2024/05/06

泉水の弟、春は母親がレイプされて生まれた子ども。そんな過去がありながら、家族4人の互いの信頼感は強くて、血の繋がりを越えた絆で結ばれている。 あるとき、連続放火事件が起きる。その近くに必ず残されている落書きの意味するものは、どんどん引き込まれていくと、やがてその家事の現場は、か...

泉水の弟、春は母親がレイプされて生まれた子ども。そんな過去がありながら、家族4人の互いの信頼感は強くて、血の繋がりを越えた絆で結ばれている。 あるとき、連続放火事件が起きる。その近くに必ず残されている落書きの意味するものは、どんどん引き込まれていくと、やがてその家事の現場は、かつて連続レイプ事件が起きた場所と重なっていることが明かされる。 春が自身の生い立ちを思い、病的な思考、行動をしてしまうのも理解できる気がするが、それを見守る父と泉水がすごくいい。

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2024/05/03

とにかく良かった。家族は、他のどの関係性とも違うのか、私は良くわかる気がした。 ただ謎を解いている感じではない、心に残る文章がたくさんあったのと、この伊坂幸太郎先生という人の書く文章が本当に好きだと思った。 同郷だからかな、今は仙台に住んでいないから、広瀬川、青葉山のあの橋、それ...

とにかく良かった。家族は、他のどの関係性とも違うのか、私は良くわかる気がした。 ただ謎を解いている感じではない、心に残る文章がたくさんあったのと、この伊坂幸太郎先生という人の書く文章が本当に好きだと思った。 同郷だからかな、今は仙台に住んでいないから、広瀬川、青葉山のあの橋、それだけで涙が出る。 感想がうまく書けない。 この本は何回か読んだけど、感想がまとまらない。 良すぎる、という感想。

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2024/04/20

自身の出自に重い軛を架せられた弟・春。なぜ父は彼ら兄弟に真実を告げたのか? 物語の本質がそこにはないし、まして少年犯罪に対するメッセージ性もない。だがしかし、物語にのめり込んでしまう。途中から春が「犯人」だと判っても、その面白さは変わらない。警告を残す空巣や、殺人は何故いけないの...

自身の出自に重い軛を架せられた弟・春。なぜ父は彼ら兄弟に真実を告げたのか? 物語の本質がそこにはないし、まして少年犯罪に対するメッセージ性もない。だがしかし、物語にのめり込んでしまう。途中から春が「犯人」だと判っても、その面白さは変わらない。警告を残す空巣や、殺人は何故いけないのかを問う生意気な高校生の話にクスッとしてしまう。濃霧の中での殺人。社会は許さなくても、家族は許す、という兄の言葉。凡人には思いもつかない書名。伊坂ワールドを満喫できた。

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2024/04/20

伊坂幸太郎先生の作品で一番はじめに読んだのがこれ。最初にして最高の作品に出会ってしまった気がしてる。映画の方も見てみたいと思った。

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2024/04/15

「春が二階から落ちてきた」 詩的で魅惑的なフレーズで始まる、兄と弟のお話。 あと連続放火と遺伝子と、グラフィティアートと癌の父と強姦に遭った母と、ストーカーの女、黒澤や伊藤、ガンジーにクロマニョン人と。 連続放火の犯人探しはミステリー的であるものの、 リアルでスタイリッシュな...

「春が二階から落ちてきた」 詩的で魅惑的なフレーズで始まる、兄と弟のお話。 あと連続放火と遺伝子と、グラフィティアートと癌の父と強姦に遭った母と、ストーカーの女、黒澤や伊藤、ガンジーにクロマニョン人と。 連続放火の犯人探しはミステリー的であるものの、 リアルでスタイリッシュな会話劇から綴られる、 伊坂ワールドにどっぷり浸かれる家族の物語。 「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」 いつも笑っているピエロの素顔は、悲しみに泣き、怒りに震えていた。

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2024/04/10
  • ネタバレ

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いや、死なんのかーい ハルくん、あれだけ他人に暴力をふるうやつはそれと同等以上の報復を受けるべきだ とか言っといて結局死なんのかーい まあ、そこで死んだら誰かが自殺しない限り無限ループなのは分かるけど、あれだけほざいといて結局生きるのはちょっとスッキリしないな。 なんだか、兄弟はどっちも正義感が強くプライドが高く偽善的で、ずっと自分達本位の綺麗事だ 嫌悪感湧きまくりだった! 合いませんでした!

Posted byブクログ

2024/04/09
  • ネタバレ

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2024.4.7 終始不穏な雰囲気で、なんとなく春が犯人なんだろうと、心配になりながら読んでいた。 心配は的中したのは残念だったものの、父の最後のセリフは短くさりげないのにとても感動的だった。

Posted byブクログ

2024/04/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

俺に似て嘘が下手だ、と声をかけるシーンでぼろぼろ泣いてしまった 「大事なときはいつも兄貴がいた」そんな風に弟に思ってもらえてたかなあとこの兄弟を羨ましく感じた。家族、とくに姉弟に会いたくなった

Posted byブクログ