重力ピエロ の商品レビュー
放火、遺伝子、家族の物語。重力にさからうピエロのように、あたりまえにある社会や法律、規則から家族くらい逆らってもいいじゃないかというメッセージが印象的だった。おもしろい!
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すごい速さで読むことが出来た。ストーリーの展開が読める割に、表現がややまどろっこしく、途中、雑に読んでしまった感がある。ところどころに散りばめられている絵画や音楽、名作の話が好みだった。
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今回も面白かったです。 ラッシュライフに登場していた黒澤も出てきます。 展開は先読みできるものでしたが、伊坂さん独特の言葉使いのおかげで飽きることなく楽しく読むことができました。 犯罪の負の連鎖にモヤモヤしつつも、私が春と同じ立場ならもしかしたら...と考えました。春のことを肯定...
今回も面白かったです。 ラッシュライフに登場していた黒澤も出てきます。 展開は先読みできるものでしたが、伊坂さん独特の言葉使いのおかげで飽きることなく楽しく読むことができました。 犯罪の負の連鎖にモヤモヤしつつも、私が春と同じ立場ならもしかしたら...と考えました。春のことを肯定してあげたいけど、でも...みたいな感情になりました。 春と実の父親の反省の対比が良いなと思った作品です。
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非常に読みやすい本だった。人物関係がはっきりとしていてわかりやすかった。言葉遣いがとても好きだった。
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おもしろかった。 設定自体が馴染みのないものだし、さらにそこに様々な偉人や作家の引用がなされているのも関わらずさらっと読めた。少しずつ伏線が回収されていき、終盤でなんとなく犯人や謎だったことがわかっていったが、終わり方が予想できず最後まで楽しく読めた。タイトルもはじめと最後の一文...
おもしろかった。 設定自体が馴染みのないものだし、さらにそこに様々な偉人や作家の引用がなされているのも関わらずさらっと読めた。少しずつ伏線が回収されていき、終盤でなんとなく犯人や謎だったことがわかっていったが、終わり方が予想できず最後まで楽しく読めた。タイトルもはじめと最後の一文もすごくインパクトとセンスがあっていいなと思ったし、自分好みのラストで満足な作品だった。
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陽気なギャングシリーズが好きだったので、伊坂幸太郎の作品を久しぶりに読みたいということで手に取った小説です。ピエロが大好きなのでタイトルに惹かれたのですが、私の目は正しかったと思います。非常に面白かったです。 泉水と春という兄弟と癌の父親が中心のお話です。弟は、レイプ犯が母を犯...
陽気なギャングシリーズが好きだったので、伊坂幸太郎の作品を久しぶりに読みたいということで手に取った小説です。ピエロが大好きなのでタイトルに惹かれたのですが、私の目は正しかったと思います。非常に面白かったです。 泉水と春という兄弟と癌の父親が中心のお話です。弟は、レイプ犯が母を犯して生まれた子であるという複雑な家庭状況です。ですが、血の繋がりなんて関係ないと改めて思わせてくれる小説でした。 泉水が遺伝子に関係する仕事に就いているからこそ、この小説における家族の部分は描きやすく、印象にも残りやすかったです。 この家族は、常識の範囲内には収まらない稀有なこだわりや知識を持っているため、ユーモアもあり面白かったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった。 連続放火事件と弟の出生の秘密が結びつくときのざわざわ感が良かった。 父親の懐の深さに感服。 兄の弟への気遣いにも感服。 最後に頑固な店主に謝らせに行くところが面白い!
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レイプ犯の子供であるハルを兄と父が愛情もって接するものかだり。 放火魔の犯人が春だったのは、出生に起因することだと思うので少し悲しい。
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設定はあり得ないし、こんなことがあったなら家族全員ずっと暗いだろうと思うのに、なぜか明るい 一つの家族と、兄弟の絆を感じられる作品 空中ブランコを飛ぶピエロのように重力を忘れさせてくれる、そんな何かが起こるように 血が繋がってなくたって 家族の絆は作れるよね 伊坂幸太郎さん...
設定はあり得ないし、こんなことがあったなら家族全員ずっと暗いだろうと思うのに、なぜか明るい 一つの家族と、兄弟の絆を感じられる作品 空中ブランコを飛ぶピエロのように重力を忘れさせてくれる、そんな何かが起こるように 血が繋がってなくたって 家族の絆は作れるよね 伊坂幸太郎さん、やっぱり好きだなぁ
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異なる生い立ちを持つ兄弟の絆が終始感じられて心があったかくなる物語。 弟と比べてどこか鋭さに欠ける主人公に共感し、応援する気持ちとハラハラを感じながらスラスラ読めた。 後半からラストにかけての引き込まれ具合は流石でおもしろかった。 完璧じゃない主人公が目的を達成するために奮闘す...
異なる生い立ちを持つ兄弟の絆が終始感じられて心があったかくなる物語。 弟と比べてどこか鋭さに欠ける主人公に共感し、応援する気持ちとハラハラを感じながらスラスラ読めた。 後半からラストにかけての引き込まれ具合は流石でおもしろかった。 完璧じゃない主人公が目的を達成するために奮闘する物語が好きな人にはおすすめです。
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