重力ピエロ の商品レビュー
これはミステリーっぽい復讐の物語なのかな 話が細かく章分けされていたので、気持ちがそこで切れてしまうため少し読みにくかった 血がつながってなくても、親子とはなり得るし、つながっていても憎しみしかない関係もあるなと思う 弟君の人生においてずーっと自分の存在意義が辛かったんだろう...
これはミステリーっぽい復讐の物語なのかな 話が細かく章分けされていたので、気持ちがそこで切れてしまうため少し読みにくかった 血がつながってなくても、親子とはなり得るし、つながっていても憎しみしかない関係もあるなと思う 弟君の人生においてずーっと自分の存在意義が辛かったんだろうけど、お父さんやお母さんにしたらそれでも生きていてくれる事が大事だったんだろうな 絶妙にバランス良く成り立っていた家族だったのが感じられた それにしても性犯罪者は再犯率が高いのでもっと刑罰を重くした方が良いのではと思いました
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内容が深くて謎解きも面白かった!! 色んな豆知識が身についていく感じがたまらない! 和泉と春の会話のやり取りがやけにリアルで面白い。人を救うのは気休めの美味い料理、その通りだと思った。遺伝子や血縁関係なんかは、後から理由をつけたがる人間の言い訳でしかなくて、そんなものがなくても家...
内容が深くて謎解きも面白かった!! 色んな豆知識が身についていく感じがたまらない! 和泉と春の会話のやり取りがやけにリアルで面白い。人を救うのは気休めの美味い料理、その通りだと思った。遺伝子や血縁関係なんかは、後から理由をつけたがる人間の言い訳でしかなくて、そんなものがなくても家族は繋がってるんだと思わせてくれる感動ものだった。ぜひ沢山の人に読んで欲しい。 伊坂幸太郎さんの他の書籍も読んでみたくなった。
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面白い。 レイプによって生まれた春と泉水の物語。放火とグラフィックデザイン、遺伝子の要素で話が進む。春の実の父親でレイプ犯の葛木を殺すためにグラフィックデザインと放火を行った春、それに気づくも見逃す兄と父。家族のつながりは遺伝子だけではないんだな。遺伝子について少し知ってたから尚...
面白い。 レイプによって生まれた春と泉水の物語。放火とグラフィックデザイン、遺伝子の要素で話が進む。春の実の父親でレイプ犯の葛木を殺すためにグラフィックデザインと放火を行った春、それに気づくも見逃す兄と父。家族のつながりは遺伝子だけではないんだな。遺伝子について少し知ってたから尚更読みやすかったし、グラフィックデザインの暗号が塩基と対応してるのは面白かった。春が癌で闘病中の父が生きれるようテロメアであるTTTAGCの頭文字をなぞって著名人を書いたりゴダールの映画を見たりするっいう発想すごい。ピエロは重力を無視する、陽気に振る舞う姿が春や泉水、父と被った 一文目の春が二階から落ちてきたって言うのも度肝抜かれた ネアンデルタール人とクロマニョン人の違いを絵を描くかどうかに着目するのも面白い
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ミステリーと人間愛の話。 生い立ちから始まり、先々のストーリー展開は読み取れる物はあったものの、兄弟愛と父の強さ、母の子を守る強さが印象的でした。 ピエロは、誰のことを指すのか考えていたのですが、出てくる登場人物全ての人を指すのでしょう。 それにしても、父のどんな言葉も偉大だなぁ...
ミステリーと人間愛の話。 生い立ちから始まり、先々のストーリー展開は読み取れる物はあったものの、兄弟愛と父の強さ、母の子を守る強さが印象的でした。 ピエロは、誰のことを指すのか考えていたのですが、出てくる登場人物全ての人を指すのでしょう。 それにしても、父のどんな言葉も偉大だなぁと思いました。血の繋がりなんてノープロブレム!それを通り越して愛情たっぷり頂きました!
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2010年当時の感想 伊坂さんの本はこれしか読んだことがないのですが、 すごく好きな一冊。 遺伝子の謎解きなど、とてもわたし好み!!(笑) あとちょっと切ない。 お父さんの、 「楽しそうに生きていれば、地球の重力なんて感じなくなる」 というセリフが印象的。 映画もとても雰囲気...
2010年当時の感想 伊坂さんの本はこれしか読んだことがないのですが、 すごく好きな一冊。 遺伝子の謎解きなど、とてもわたし好み!!(笑) あとちょっと切ない。 お父さんの、 「楽しそうに生きていれば、地球の重力なんて感じなくなる」 というセリフが印象的。 映画もとても雰囲気が良かった
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同じ母親でも弟はレイプ犯の父親をもつという非常に重いテーマであるが、それでも良い作品になるのが伊坂幸太郎。ユニークな場面もあり、そして終盤になるにつれて読むのをやめられなくなる。春が放火事件の犯人なのは薄々勘付いていたが見事な伏線回収だった。冒頭と最後にある”春が二階から落ちてき...
同じ母親でも弟はレイプ犯の父親をもつという非常に重いテーマであるが、それでも良い作品になるのが伊坂幸太郎。ユニークな場面もあり、そして終盤になるにつれて読むのをやめられなくなる。春が放火事件の犯人なのは薄々勘付いていたが見事な伏線回収だった。冒頭と最後にある”春が二階から落ちてきた”は題名にもある重力を感じないピエロのように全てから解放された春のことを指しているのではないか。
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全てがフラットで情緒の上下がない作品。 本作は「父、母、長男、次男」という構成の家族の話だが、次男の生い立ちは複雑なものとなっており、母親が強姦魔によって授かりながらも産む事を決意したという経緯がある。 話の本筋は兄弟でのやりとりをメインとしつつ、その複雑な生い立ち部分を絡め...
全てがフラットで情緒の上下がない作品。 本作は「父、母、長男、次男」という構成の家族の話だが、次男の生い立ちは複雑なものとなっており、母親が強姦魔によって授かりながらも産む事を決意したという経緯がある。 話の本筋は兄弟でのやりとりをメインとしつつ、その複雑な生い立ち部分を絡めながら進行していく。 テーマは非常に興味深いものなのだが、 私が本作を読んだ印象は、、、 「人間味がない」 「進捗感がない」 という点。 メインの兄弟の会話に熱量がまるでなく、ロボット同士のやりとりを見ている感覚があった。 喜怒哀楽のようなものがほとんど感じられず、 ある見方をすればお洒落にも見えるのかもしれないが、登場人物に対して没入することが最後までできなかった。 それも相まってか、 本来であれば事件の真相に迫る終盤に向けて読者として熱量があがっていくはずが、その点も望めなかった。 私は伊坂幸太郎氏の作品は初めてだった為、 著者をよく知る方からすれば「これこそが伊坂幸太郎」というものなのかもしれないが、 没入することが難しい作品であった。
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主人公と春の掛け合いがところどころオシャレで面白い。話も回想は所々あるけど読みやすかった。 タイトルの意味も理解できて、伊坂幸太郎らしい作品。
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とても重いテーマなのに伊坂さんが描く家族はとても温かくて、「なんてことないよ」と強さをくれる。 伊坂さんの描く正義の中には「どうして人を殺してはいけないの?」という問いかけがあって、それぞれの考える必要悪は人それぞれなんだなと思わさられる。 世の中のルールとしていけないことも、自...
とても重いテーマなのに伊坂さんが描く家族はとても温かくて、「なんてことないよ」と強さをくれる。 伊坂さんの描く正義の中には「どうして人を殺してはいけないの?」という問いかけがあって、それぞれの考える必要悪は人それぞれなんだなと思わさられる。 世の中のルールとしていけないことも、自分的にはこれで良かったと安心できました。
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家族愛を感じました。 世の中には色々な愛のカタチがあるけれど、 愛は誰かを想って考えて感じる気持ちだと思いました。 本の感想ではないですね笑
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