小さき者へ の商品レビュー
どうして重松清に泣かされてしまうんだろう?それは、誰にでも家族がいるから。今も家族の一員だから。子どもだった頃があるから。
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重松さんはハズレがない。 多くが「家族」を描いていて、どれも似たような雰囲気であるのも確か。だけれど、なぜか毎回ほろっときて、きゅんとくる。それは、奇を衒っていないよくありそうな「家族」ばかりだけど、とっても丁寧に細やかに描かれていて、一見ささやかながらも、実はとぉーっても深い“...
重松さんはハズレがない。 多くが「家族」を描いていて、どれも似たような雰囲気であるのも確か。だけれど、なぜか毎回ほろっときて、きゅんとくる。それは、奇を衒っていないよくありそうな「家族」ばかりだけど、とっても丁寧に細やかに描かれていて、一見ささやかながらも、実はとぉーっても深い“愛”が描かれているからだと思う。 「小さき者へ」 ホロリときたかと思えば、クスッとさせるニクイ短編集。「団旗はためくもとに」がイチオシだな!
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どうしてこのおっさんには子供の気持ちがこんなにわかるんだろう。私のちょうど倍も生きているのに。 この作品の最初に収録されている短編「海まで」を読みながらポロポロ泣いた。 大人として、あるいは父親としての目線からはもちろん、ときには娘の目線にまでなって「家族」を描き続ける重松氏に、...
どうしてこのおっさんには子供の気持ちがこんなにわかるんだろう。私のちょうど倍も生きているのに。 この作品の最初に収録されている短編「海まで」を読みながらポロポロ泣いた。 大人として、あるいは父親としての目線からはもちろん、ときには娘の目線にまでなって「家族」を描き続ける重松氏に、敬意と親しみがわいてやまない。 最初の二篇は気に入ったけど後半はちょっと飽きた。
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またまた、重松温泉。湯量が豊富です。「青あざのトナカイ、三月行進曲」が良いです。「負け、終わり、もしも」に、共感できる僕は初老です。 作文家って、なに?
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やと読んだよシリーズ。一つ一つに親と子のリアルな関係が書かれている。特に「団旗はためくもとに」がすごくよかった。 まぁ話とは関係ないところでねw
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素晴らしいです。テーマは子供を持つ父親、かな。1話目と4話目が特に好き。『人生には押して忍ばなきゃいけない場面がたくさんあるけど、いちばんたいせつなのは、なにかに後悔しそうになったときなんだ。後悔をグッと呑み込んで、自分の決めた道を黙々と進む、それが「押忍」なんだ、人生なんだ。決...
素晴らしいです。テーマは子供を持つ父親、かな。1話目と4話目が特に好き。『人生には押して忍ばなきゃいけない場面がたくさんあるけど、いちばんたいせつなのは、なにかに後悔しそうになったときなんだ。後悔をグッと呑み込んで、自分の決めた道を黙々と進む、それが「押忍」なんだ、人生なんだ。決断には失敗もあるし、間違いもある。悔しいけど、自分のスジを曲げなきゃいけないときだってある。そういうときも「押忍」の心があれば、いいんだ(中略)言い訳をせずにすむだろ』4話より :目次: 海まで/フイッチのイッチ/小さき者へ/団旗はためくもとに/青あざのトナカイ/三月行進曲
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これもすごく良かった☆ 団旗はためくもとに(タイトル合ってる?) がすごく印象に残ってる☆ どれもいい!!!
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一話目、(電車の中にもかかわらず)激しく号泣して、そのあとすぐ拍子抜けして。笑。いいです。全体的に今の私とおんなじ人がいっぱい出てきた。 そして華恵さんの解説がまたよかった。
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レビューはブログにて。 http://tempo.seesaa.net/article/29707362.html
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重松さんの短篇集です。 6篇の作品が並んでいて、どれも良い作品でしたが、強いて選ぶならば、「海まで」と「団旗はためくもとに」でしょうか。 電車の中で読んでいて、泣きそうになりました。
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