ブレイブ・ストーリー(下) の商品レビュー
めっちゃ読み応えあった。徹夜本です。アニメにもなってるので、子ども向けのファンタジーかなっと思ってたんですが、全くそんなことなし。むしろ、普段は意識してないような大切なことをあらためて気づかされた気がする。これからも何度か読み返すことになる本になる気がします。
Posted by
上中下巻と1500ページほどの大作。 高校生の時に購入したものの、読んでおらず、帰省した際に自分の部屋で見つけて手に取ってみた。 子供向けのファンタジーだと思って読み始めたのが、ページをめくる手が止まらなかった。 序盤の家族問題のところから私の境遇と被る部分があり涙。涙。 自...
上中下巻と1500ページほどの大作。 高校生の時に購入したものの、読んでおらず、帰省した際に自分の部屋で見つけて手に取ってみた。 子供向けのファンタジーだと思って読み始めたのが、ページをめくる手が止まらなかった。 序盤の家族問題のところから私の境遇と被る部分があり涙。涙。 自身が日々の生活のなかで芽生えることのある黒い感情に後ろめたさがあったが、物語を通してそれを認めることも勇気だと教えられた気がした。 登場人物に愛着を覚え、感情を揺さぶられる。 胸がギューっとなったり、じんわりほんわかしたり。 将来自分の子供に読んでもらいたい作品。
Posted by
ジョゾとの再会は思っていたのと違った。てっきり地下の牢獄から脱出するための伏線だと思っていたが、あっさり脱出できてしまった。まあ龍の笛が簡単にできてしまうのもなんなのでこれはこれでいいと思う。なのでジョゾとの再会はあっけなく果たされ、そしていよいよ…。 ここから先はまさに「ロー...
ジョゾとの再会は思っていたのと違った。てっきり地下の牢獄から脱出するための伏線だと思っていたが、あっさり脱出できてしまった。まあ龍の笛が簡単にできてしまうのもなんなのでこれはこれでいいと思う。なのでジョゾとの再会はあっけなく果たされ、そしていよいよ…。 ここから先はまさに「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」や「ネバーエンディング・ストーリー」などを彷彿とさせる。テイストは前者に近く、魔の影や自身の投影や闇などといった光と影、善と悪、それらが混ざり合った世界での戦いが公私に渡り続けられることになる。ダークサイドとの攻防のような図式はまるで「スター・ウォーズ」だね、とも取れるいわゆる神話型ストーリーが続く。 ワタルとミツルは直接戦いはしなかったが、結局はワタルが勝利し運命の塔へと向かう。そして自分の運命を変えるのではなく常闇の鏡の破壊、つまり幻界を救うことを願うのだ。それはワタルの成長を意味していた。 運命を変えたところで未来がよくなるわけではない。それよりもいまを生きることこそ未来に繋がるのだ。そうしてワタルは亘として帰還したが、その亘はワタル以前の亘では間違いなくないのであった。 ところで、この作品にも「父殺し」というエピソードが盛り込まれていたことを大原まり子のあとがきで気づかされた。つまりこの作品もまた村上春樹が大好きな「行って帰ってくる物語」であったことをいまさらながらに気づかされたのだ。まあ当然といえば当然なのだが…。
Posted by
ミツルのことを思うと切ない。たった10歳で、抱えきれないほどの運命を背負って、憎しみに支配されて…ミツルのやったことは確かにひどいけど、幸せになって欲しかったな。 ヴェスナ・エスタ・ホリシア 〝再びあいまみえる時まで〟
Posted by
2015.11.2 ブレイブ、勇気の物語。 小学5年生が主人公ではあったけど、すごくしっかりした考えを持っていて、甥っ子の小6と小4の二人のことを考えたりもしてしまった。 上中下と長編で、しかも幻界とか、ゲームの世界っぽい生き物とかの系統は得意ではないが、現世と幻界がリンクしてる...
2015.11.2 ブレイブ、勇気の物語。 小学5年生が主人公ではあったけど、すごくしっかりした考えを持っていて、甥っ子の小6と小4の二人のことを考えたりもしてしまった。 上中下と長編で、しかも幻界とか、ゲームの世界っぽい生き物とかの系統は得意ではないが、現世と幻界がリンクしてるので読みやすかった。 勇気は一人では発揮するのではなく、仲間と共に発揮するものなんだなーと思った。一人でなく、仲間、家族、大事にしていきたいと思った。
Posted by
宮部みゆき流ネバーエンディングストーリー…「はてしない物語」。 ファンタジーなんだけど、しっかりミステリっぽさとかサスペンスっぽさが入ってるところが宮部さんらしいです。 そこにゲーム好きの魂も込められているのかも。 終盤は特に、ほろりほろりとさせられましたねぇ。 ミツルのラスト...
宮部みゆき流ネバーエンディングストーリー…「はてしない物語」。 ファンタジーなんだけど、しっかりミステリっぽさとかサスペンスっぽさが入ってるところが宮部さんらしいです。 そこにゲーム好きの魂も込められているのかも。 終盤は特に、ほろりほろりとさせられましたねぇ。 ミツルのラストはあれ以外どうしようもなかったのかと思いますけれど、うーんうーん。 それでも大団円なのかな。どうしたって切なさは残るけど。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小学生がファンタジー世界を冒険する話の下巻。 都合のよいストーリーは同じだったけど、「変えるのは運命ではなく自分」というテーマが前面に出て、主人公の成長がよく描かれていたと思う。
Posted by
上中下、まとめてのレビューです。 ファンタジー小説としての幻想感を期待してたんですが、内容はかなりシリアスで現実感たっぷりでした。子供向けの本と思って読むと、痛い目に合うことでしょう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
感情移入してしまって止まりませんでした。 ファンタジーという事で大人が読むのを避けてしまうには勿体ない作品。 物語中は、現実に関わる問題が出てきて考えさせられる。 ラストは、思っていたとうりに終息。 それが安心してこの物語を終える事が出来た。 面白かったです!!
Posted by
読み進めれば進めるほどお話に入り込み、ワタルの冒険が気になって仕方がなかった ファンタジーを読んだのはこれが初めてかもしれないけど、後半はいっぱい泣いた ワタルはとても勇敢ですごく勇気をもらった でもワタルはもともとは普通の少年で、だけど1番大事なものをちゃんと大事にできた ...
読み進めれば進めるほどお話に入り込み、ワタルの冒険が気になって仕方がなかった ファンタジーを読んだのはこれが初めてかもしれないけど、後半はいっぱい泣いた ワタルはとても勇敢ですごく勇気をもらった でもワタルはもともとは普通の少年で、だけど1番大事なものをちゃんと大事にできた だから弱い自分を受け止める強さを手に入れた ミツルだって本当は幸せにならなきゃいけない 本当は10歳の子供は守られなきゃいけない 自分の憎しみに乗っ取られるほど憎しみが大きくなったなら、本当は誰かに助けてもらわなきゃいけない 心に残る一冊でした
Posted by