ブレイブ・ストーリー(下) の商品レビュー
慈悲と叡智、勇気と信義をこの剣に集めて。 変えるべきなのは僕の運命じゃなくて、 ー僕自身なんだ。 幻界の旅で見つけたワタルの答え。それは、私たちが生きていく中で、見つけられないかもしれない大切なこと。 ワタルと共に旅をする中で、悲しみの乗り越え方、憎しみとの折り合いのつけ方、運...
慈悲と叡智、勇気と信義をこの剣に集めて。 変えるべきなのは僕の運命じゃなくて、 ー僕自身なんだ。 幻界の旅で見つけたワタルの答え。それは、私たちが生きていく中で、見つけられないかもしれない大切なこと。 ワタルと共に旅をする中で、悲しみの乗り越え方、憎しみとの折り合いのつけ方、運命に対峙する勇気に、私たちも気づかなければならない。
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嬉しいこと、楽しいこと、悲しいこと、辛いこと、その全てが自分を形作るものであり、今後の人生をどんなものにするかは、全て自分次第なのであろう。 中巻で、ワタルと一緒に旅をするキ・キーマとミーナは、ワタルの現世で近しい人だった伯父と母を彷彿とさせるということに気付かされるが、そういう設定めっちゃ好きだ。泣く。
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堂々の完結巻。自らの不幸な運命を変えるため、〈幻界〉を旅していた亘が、ついに運命の塔にたどり着き、変わらなければならないのは運命ではなく自分であるという真実に気づく。 北の帝国に現世に通じる真実の鏡の対となる魔界に通じる常闇の鏡があった。ミツルとワタルの2人が求める最後の宝玉は、...
堂々の完結巻。自らの不幸な運命を変えるため、〈幻界〉を旅していた亘が、ついに運命の塔にたどり着き、変わらなければならないのは運命ではなく自分であるという真実に気づく。 北の帝国に現世に通じる真実の鏡の対となる魔界に通じる常闇の鏡があった。ミツルとワタルの2人が求める最後の宝玉は、魔界から魔族の侵攻を防ぐため常闇の鏡を封印していた闇の宝玉であった。ミツルはその話を聞き、皇都ソレブリアを破壊し宝玉を手にして運命の塔へと行ってしまう。そのせいで〈幻界〉は魔族があふれて危機にさらされ、ワタルは〈幻界〉を救うために、ミツルのあとを追いかける。 そこで待っていたのは憎しみの塊となってしまった自分の分身との戦い。ワタルはその自分をも受け入れたが、〈幻界〉で起こるすべてを幻と考え破壊を繰り返しながら旅を続けてきたミツルは大きく育ちすぎた憎しみを受け入れることができず分身に敗れてしまう。 すべての試練を乗り越えたワタルが選んだ答え。それによって「ワタルの」〈幻界〉は守られた。現世での運命は何も変わらなかったが、ワタルは大きく成長し、これからの運命も乗り越えていく力を得る。半身となったミツルの現世での在り方について少し疑問は残るが、ファンタジーであり児童向けの小説のように思える今作は間違いなく誰が読んでも楽しめる作品だと言える。
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一気に読み終えた。 上巻では亘のダメっぷりにイライラしたけど、物語を通して強くなっていく姿に胸を打たれた。
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読み始めて…買ってしまったからには最後まで読み通すとの気合いでゴールに到達。正直、辛かった。 これまでにも、これは修行なのだと言い聞かせて夜間行軍訓練の如く長編に臨んだことはあるのだが、ここに来てそれを体験するとわ。 人生とはかくの如く思った様にはならないものよのう。 文章は流石...
読み始めて…買ってしまったからには最後まで読み通すとの気合いでゴールに到達。正直、辛かった。 これまでにも、これは修行なのだと言い聞かせて夜間行軍訓練の如く長編に臨んだことはあるのだが、ここに来てそれを体験するとわ。 人生とはかくの如く思った様にはならないものよのう。 文章は流石、当代きってのベストセラー作家だけにスティーブン・キングを彷彿させる描写もあったりしたりして、「巧いな」とは思った。だけれども、全体のストーリー展開はアレだなー企画倒れかな。ミツルの最後がなー、ちょっとなー、というか大分肩透かし。「へっ?」こんなんでイイの?ホントに?てな感じ。 ここまで付き合ったからにはとことん行くかということで映画も観てみる。こっちも評価低いんだよねぇ(^^;
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1人の男の子の冒険成長ファンタジーで終わらないところがすごい。。。 大人になった今読み返すと、本当に色んなことを考えさせられました。中学の時に読んでいた頃はどこまで考えて読んでいたのかなぁ。 ワタルは成長しました。 自分の欠点を見つめ、それを認める勇気を持ちました。 ベッド...
1人の男の子の冒険成長ファンタジーで終わらないところがすごい。。。 大人になった今読み返すと、本当に色んなことを考えさせられました。中学の時に読んでいた頃はどこまで考えて読んでいたのかなぁ。 ワタルは成長しました。 自分の欠点を見つめ、それを認める勇気を持ちました。 ベッドの下で震えていたあの頃のワタルとは違う。人間的に大きく成長したワタルに私も勇気をもらえました。
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H28.6.22読了 色んな事を考えさせられる作品。 読んでいて楽しかった。 また読み返したいと思えた。
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このシリーズは面白い。 宮部みゆきのファンタジーというのはここまで面白いのかと改めて感動。 ただ、最後が駆け足になった印象。単純に自分が名残惜しいだけかもしれないが…4巻ぐらいあってもよかったのでは…。
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一気に読み上げました。とても面白かったです。ただ、ミツルも幸せにしてあげて欲しかった~(T_T) とにかく色々考えさせられる内容でした。主人公は10歳?11歳?の子供ですが、この本を子供に読ませるのはう~んって感じかなぁ。高校生以上推奨かしら。 下の解説のところで、亘はお父さんを赦したみたいな事が書いてあったけれど、どうなんだろう?本当に赦したのかなぁ?うまくは言えませんが、赦したというよりは、お父さんにすがるのを止めた=お父さんはもう僕の人生には必要ないから、僕はもう大丈夫だよって言ったんじゃないかなぁという感じがしました。個人的には。 最後まで読んで、とても残念だったことは、幻界のハルネラ=人柱に関しては一切解決されなかった事かなぁ。 ハルネラが解決されるためには別の旅人の物語で語られるといいなと思いました。 ブレイブストーリー=ワタルの旅路のお話でした。
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上巻は早く!幻界行こうよ!と待ちきれない気持ちだったけれど、扉の中に入ってからは本当に楽かった。 最後まで読んで、ここまではまれたのも、上巻のワタルの生活あったからこそどんどん深みを増したんだなぁと。 キキーマやミーナとの会話に切なくて。ジョゾの可愛さと健気さに頑張れ!てなった...
上巻は早く!幻界行こうよ!と待ちきれない気持ちだったけれど、扉の中に入ってからは本当に楽かった。 最後まで読んで、ここまではまれたのも、上巻のワタルの生活あったからこそどんどん深みを増したんだなぁと。 キキーマやミーナとの会話に切なくて。ジョゾの可愛さと健気さに頑張れ!てなったり。 旅を振り返るシーンでは私も同じように、あんなことあったなぁと。 少年の成長を最後まで見届けることができてとてもよかった。 面白かったなー。
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