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ブレイブ・ストーリー(下) の商品レビュー

4.1

323件のお客様レビュー

  1. 5つ

    121

  2. 4つ

    108

  3. 3つ

    61

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    5

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2020/02/24
  • ネタバレ

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オチはだいたい想像通り。変に大人びすぎている所(死生観が達観しすぎているとか)が気になってのめり込んで読むって感じではなかった。 ただそれでもセリフで考えるところがポッと出てくるから読み進められた。

Posted byブクログ

2019/09/04
  • ネタバレ

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女神が最後まで「答え」を亘に与えないこと、それが良かった。私は運命の塔での試練同様、女神からの問いかけも最後の試練だと思っていた。亘が幻界を放り出し自らの運命を変えることを願うとき、亘の幻界(心)は魔族に犯され、大松香織同様の虚になってしまうのだと思っていた。 しかし違った。女神はただ亘に問いかけ、亘の答えに応じた。本当に運命を変えれたのかもしれないし、そうじゃなかったのかもしれない。様々な選択肢のなかで一つを選び、後悔し、経験として糧とする。通ってきた道こそが未来に繋がる、そんなことを考えた。

Posted byブクログ

2019/05/30
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運命をかえるとは ファンタジー作品だが、心に響く考えさせられる作品でした。勇気の物語というのはこの作品の全てを表していると思う

Posted byブクログ

2019/04/09

読後にやっぱり宮部モノだったという満足感があった。 後半から情景描写の巧みさが際立ち、引き込まれる。 物語の8割がクライマックスに収束されてゆく。終章は後日談のようであり、謎解きのようであり、海外旅行から帰ってきた成田空港のようである。 この部分でガッカリするとか、納得できないと...

読後にやっぱり宮部モノだったという満足感があった。 後半から情景描写の巧みさが際立ち、引き込まれる。 物語の8割がクライマックスに収束されてゆく。終章は後日談のようであり、謎解きのようであり、海外旅行から帰ってきた成田空港のようである。 この部分でガッカリするとか、納得できないという意見もあるが、これはワタルだけの物語であるのだから コレで十分だと思う。 ちなみに 一番好きなキャラは 中巻に登場するトウゴウトウ。物語に登場できるならこいつになりたい。 一番お気に入りの場所はドラゴンの島。火山の位置がいい。大原まり子氏の解説もいい。以下は好きなフレーズ。 ーは、そっとそれを持ちあげた。誰に対するときの、どんな手つきよりも優しく。おそらくは、自分自身の魂に触れるときよりも厳かに。 その一点を中心に、収縮してゆくのだった。ーが、折りたたまれてゆく。吸い込まれてゆく。無数の窓は、声のない悲鳴をあげる口だ。呑みこまれてゆく。 とげとげした枝を張りのばす木々たちが、精一杯に手を広げて、ーたちをかばおうとしてくれているように思われた。寒い国の無口な歩哨たち。ーたちを懐に隠し、何事もなかったかのような静謐な顔を空に向けて。 ヴェスナ エスタ ホリシア その意味。

Posted byブクログ

2019/02/11
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宮部みゆきの『ブレイブストーリー』は厳然たるファンタジーストーリーです。ミステリーか江戸時代ものが中心だと思い込んでいたが、なんとこんな素晴らしいファンタジー作品もあったとは! 前から気にはなっていたけど何故か手がでなかった... 主人公の亘(ワタル)は幸せなしっかりとした(?)家庭で育つ小学5年生だが、彼がビジョンの世界に渡り、勇者としての旅人を努めながら宝を集めた先に願いを叶えるという物語。 よくある成長・旅人シリーズには違いないが、現実世界の凝った世界観や細やかな描写と、良い意味で宮部みゆきワールドをひっくり返すビジョンにおけるファンタジーワールド感が面白い。 また、もう一人の旅人を現実世界から参加させているところはこの物語のオリジナル性をおおいに盛り上げている。 何のために旅を続けるのか?どんな願いを叶えるのか?この2点はファンタジーストーリーの王道であり、オリジナル性を発揮するポイントであるが、宮部みゆきもこの点はとても独創かつ読者の納得感を獲得する展開ではないだろうか。 ファンタジー好きにはもちろんこれからファンタジー好きになる人にもおすすめの作品である。

Posted byブクログ

2018/12/27

現代日本に住む男子小学生が、とあるきっかけで異世界へ行き己の運命を変える旅に出る、冒険ファンタジー。 世界観がよく作り込まれているし登場人物も個性的だが、個人的には夢中になるほど面白いとは思わなかった。上・中・下とあるが、下巻まで読むと面白いかなと思う程度。ありがちなストーリーで...

現代日本に住む男子小学生が、とあるきっかけで異世界へ行き己の運命を変える旅に出る、冒険ファンタジー。 世界観がよく作り込まれているし登場人物も個性的だが、個人的には夢中になるほど面白いとは思わなかった。上・中・下とあるが、下巻まで読むと面白いかなと思う程度。ありがちなストーリーではあった。

Posted byブクログ

2018/10/04

ブレイブストーリー最終巻。 主人公ワタルの成長をとても感じました。 大事な人たちのために頑張るワタルの姿はとってもカッコ良かったです。 アニメで映画化もされていてそっちも本のような物語の深さはないけど上手に短縮されていました。

Posted byブクログ

2018/10/26
  • ネタバレ

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2018/1 14冊目(通算14冊目)。冒険の旅の完結編。ワタルの願い事は「やっぱりね」という感じ。これだけ仲間ができて、自分の個人的な理由を押し通すことはできないなと考えていたからそれは予想通りの結果で良かったと思う。中・下巻が冒険ものとしてぐいぐい読ませる文章だったのでやっぱり上巻の第一部の現実パートは必要なのかなと思ったり。この作者の方の作品は「ソロモンの偽証」といい、本題に入る前の前フリが長いような気がします。それも良さと言えばそれまでですけど。機会があればアニメ版も鑑賞したいと思います。

Posted byブクログ

2018/01/21

上、中、下巻3冊からなる冒険もの長編小説。 上巻の終わりの方まで、冒険開始前の現世でのストーリーなのだが、ここでも充分小説として面白い。ただし読み終わってみると、この後に続く幻界での冒険に向けたプロローグだと分かる。 幻界での冒険がはじまると、全く別の小説のようなストーリーが展開...

上、中、下巻3冊からなる冒険もの長編小説。 上巻の終わりの方まで、冒険開始前の現世でのストーリーなのだが、ここでも充分小説として面白い。ただし読み終わってみると、この後に続く幻界での冒険に向けたプロローグだと分かる。 幻界での冒険がはじまると、全く別の小説のようなストーリーが展開される。まさにアドベンチャーゲームの世界なのだが、全く幼稚な感じはせず惹きこまれる。 冒険もののハラハラドキドキ感と、友情、愛情を交えた心温まるストーリー。 面白かったです。特に冒険もの好きな男の子にはお勧めです。

Posted byブクログ

2017/08/30

下巻で、更に話にスピード感でている。 ワタルの感情が揺さぶられて、強くなっていく姿も読んでいて、ワクワクしてくる。 ストーリーも予想をしていなかった展開が連続して起こるので、先が気になりドンドン読んでしまった。

Posted byブクログ