いつもの朝に の商品レビュー
優秀で非の打ち所のない兄·桐人と短所だらけの弟·優太の二人が、ふとしたことから出生の秘密を知り混乱していくお話。人間は遺伝子によって決まるのか、それとも育った環境によって決まるのか。 短所だらけの優太と話すときのお母さんが良い、優しくておおらかで。短所だらけというも、優太もかな...
優秀で非の打ち所のない兄·桐人と短所だらけの弟·優太の二人が、ふとしたことから出生の秘密を知り混乱していくお話。人間は遺伝子によって決まるのか、それとも育った環境によって決まるのか。 短所だらけの優太と話すときのお母さんが良い、優しくておおらかで。短所だらけというも、優太もかなり良い子。兄弟でこんなに格差があったら大変だろうな。途中どうなることかと思ったけど読後感は良い。 面白くないことはないけど、余計な部分も多々ある気がする、その分お話が長い。いらないとこカットしたらもっと一気読みしたくなったかな。
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面白かったー! 始めから非常に興味深く夢中になった〜 岡山での話や雰囲気が非常にいい! 私も美味しいトマトやスイカ食べたいな〜 けど廃墟に行ってからのやり取りが長い!ひつこい! そこさえなければ★5つ!
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ネットのおすすめ作品をかたっぱしから図書館予約中。 初めて読む作家さん。 まあまあ厚いハードカバーだけど、開いたら二段構成になってて「うげー」と思ったものの読みやすいので苦にはならない。 ただ、兄弟モノってあまり面白さを感じないし、聖書にからめたのも少し無理があるような。 典型的な「優秀な兄」と「ダメな弟」物語。でも実は・・って設定も展開も目新しさはなく、クライマックスの「あれから●年」的なシーンもなんだかなー、そしてさもありなんな内容だった。
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物語の展開が気になり、一気に読み進められた。 ミステリでは無いが、ドラマとも違う。個人的にはどちらかの要素がもう少し欲しかった。
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お……面白かった!! 初めての作家さん。図書館で別の人と間違えて借りたんやけど、かなりアタリやった。 導入部は少し苦手感あったんやけど、手紙が出てきてからはもうグイグイ引き込まれて、気づいたら1日で読了。 これは是非他の作品も読みたい!
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長いけど読みやすいのでスラスラと進むことができる。 個人的にはもっとミステリー色が強いほうが良かった。 帯に「感動作」と書かれているのでそうじゃないのは承知の上で。
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初めて読む作家さん。中学生が抱えるには重すぎる十字架だなあと、胸が痛くなった。初めは優太目線で読んでいたので、完璧でどこか冷酷な桐人が好きになれなかったが、後半は桐人にどっぷり感情移入してしまった。こんなに残酷な運命に立ち向かって、それでも精一杯生きているのに、最後それはないでし...
初めて読む作家さん。中学生が抱えるには重すぎる十字架だなあと、胸が痛くなった。初めは優太目線で読んでいたので、完璧でどこか冷酷な桐人が好きになれなかったが、後半は桐人にどっぷり感情移入してしまった。こんなに残酷な運命に立ち向かって、それでも精一杯生きているのに、最後それはないでしょ!と腹立たしくなってしまったのだが…。優太もそうだが、桐人にとって、母は素晴らしい最高の女性だったのだろう。そして、母にとっても…。なんだか…羨ましい!
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大事にしていたクマのぬいぐるみのお腹に、 本当の父親からの手紙が隠されていた。 自分の犯した罪が書かれていた。 自分の罪を子供に引き継ぐなんて! ひどい。 優秀なキリスト様のような兄。 ユタのような劣等感だらけの弟。 葛藤しながらも、 前に進む。兄弟の姿。 良かった。 最後も、...
大事にしていたクマのぬいぐるみのお腹に、 本当の父親からの手紙が隠されていた。 自分の犯した罪が書かれていた。 自分の罪を子供に引き継ぐなんて! ひどい。 優秀なキリスト様のような兄。 ユタのような劣等感だらけの弟。 葛藤しながらも、 前に進む。兄弟の姿。 良かった。 最後も、とても良い形で終わったので、 良かった。 大切なのは環境なのだ。遺伝ではない。 良い環境さえあれば、聖人になれる。 面白かった。
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*父を事故で失った日向家。画家の母と優秀な兄、そして落ちこぼれの弟・優太。兄弟はあるきっかけで恐るべき出生の秘密を知る…その恐怖と感動の真実とは。新感覚ホラーミステリー* まずは400頁強の厚さに一瞬怯んだものの、読み始めたが最後、ぐいぐい引き込まれて一気に読破。文句なし素晴らしい作品です。とにかく卓越した心理描写に脱帽。登場人物それぞれがしっかりとした個性を持ち、そのリアルさが物語を深めていく。心にしんと染み入るようなラストも秀逸。
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なんて書いたらいいのだろう。 400ページ超えの二段組ハードカバー。 続きが気になって気になって、読んでいる間(といっても1日程度だけど)ずっと手元に置いて持ち歩いていた。 家の中を移動するほんの短い時間すら、いつ読んでもいいように読みさしのページに指を挟んで持ち歩いていた。 ・顔のない少年の絵 ・いびつな兄弟 ・30年前の凄惨な事件 全てを覆しうる、出生の秘密 帯に書いているこれが、書けることのすべて。 これ以上書いたらネタバレになっちゃう。 出生の秘密そのものより、中学生の兄弟が、どうやって現実に折り合いをつけていくのかが気になったの。 自分を信じられなくなるって、大人でも辛いこと。 ましてや中学生が、自分を信じられないって事実をどうやって乗り越えていくのか。 “助けて。 たったこれだけの言葉だった。 自分が言いたかったのは。”
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