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いつもの朝に の商品レビュー

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57件のお客様レビュー

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2009/10/07

父親を亡くし、画家である母親と兄弟の3人で暮らす日向家。 成績優秀、スポーツ万能の兄に比べ、 弟は、今ひとつぱっとしない。 そんなある日、 弟は、小さい頃から大切にしていたぬいぐるみの中から、 1枚のメモを発見する。 それは、兄弟にとって、運命を変えてしまう、 驚愕の事実を知る旅...

父親を亡くし、画家である母親と兄弟の3人で暮らす日向家。 成績優秀、スポーツ万能の兄に比べ、 弟は、今ひとつぱっとしない。 そんなある日、 弟は、小さい頃から大切にしていたぬいぐるみの中から、 1枚のメモを発見する。 それは、兄弟にとって、運命を変えてしまう、 驚愕の事実を知る旅への誘いだった。 初めて読む作家さんだったけれど、 読み始めたら止まらなくなってしまい、 気がつくと明け方になってました。 祖祖母との田舎でのほのぼのとした生活や、 本当の父親の恐ろしい過去。。。など、 あれやこれやと、いろんな出来事を盛り込んで、 夢中にさせてくれる。 ホラーだと紹介されていましたが、そんな怖さはなく、 いったい、どうゆうことなの???という、疑問にあふれ、 どんどんのめりこんでいきます。 長い長い物語ですが、あっという間です。 もっと話題になってもいい本だと思うのだけど、 騒がれませんね。。。 私は、みんなに、おすすめしたい気分です。 中高生にも、この兄弟の会話は、 コミックを読む感じて読めるかも。 夏休みの1冊として、いいんじゃないかなぁ。 兄弟愛、家族愛、それらがひしひしと伝わって、 後半は、涙があふれてしまいました。 暑苦しくて、眠れない夜にいかがでしょうか?

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2009/10/04

初めて読む作家さんの本です。2人の兄弟が居て、非の打ち所のない優秀な兄と、できの悪い弟。でも、その2人の間には大きな秘密があり…。最後が、あっと言わせられるような、切ない感じの終わり方でした。(2007/4/11読了)

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2009/10/04

影があるなぁ・・・と。子供を出すあたりもなんとも。今邑彩 おもいろいけど具合悪くなる話ばっかりです 爆 殺人犯の父親ー んー考えさせられます

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2009/10/04

優秀な兄と出来の悪い弟。二人はある日、忌まわしい出生の秘密を知る・・・。 かなり分厚い本ですが、読みやすかったです。 ストーリーもキレイで、『実は何かとんでもない裏があるのでは』と思ったのですが何もなし(笑)。 私、心が毒されてるのかも(笑)。 そんな私にはちょっとキレイすぎる話...

優秀な兄と出来の悪い弟。二人はある日、忌まわしい出生の秘密を知る・・・。 かなり分厚い本ですが、読みやすかったです。 ストーリーもキレイで、『実は何かとんでもない裏があるのでは』と思ったのですが何もなし(笑)。 私、心が毒されてるのかも(笑)。 そんな私にはちょっとキレイすぎる話しだったかな。面白かったけどね。

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2009/10/07

初の今邑作品であるが、病気の中、大変な思いで書き上げられたそうだ。遺伝子がすべてかの問いかけを軸に、兄弟として育てられた2人のすれ違う感情や愛。結末には、また、ひとひねりあって、びっくりしたけれど、桐人らしいなぁと思わざるを得ない。

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2011/07/20

ついついイッキ読み。どんどん入れ替わる立場に、二人の兄弟愛、三人の家族愛は?兄弟の苦悩する姿が愛おしい。

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2009/10/07

読みごたえ十分。神や信仰に関しての記述は難しいけれど、物語は面白かった。 将来有望な識者だったけれど、線路に落ちた人を助けた後、自分が事故に巻き込まれて亡くなった父、画家で美しい母、成績優秀スポーツも万能な兄・桐人、家族にちっとも似ていない弟・優太。そんな優太が小さな頃から大事に...

読みごたえ十分。神や信仰に関しての記述は難しいけれど、物語は面白かった。 将来有望な識者だったけれど、線路に落ちた人を助けた後、自分が事故に巻き込まれて亡くなった父、画家で美しい母、成績優秀スポーツも万能な兄・桐人、家族にちっとも似ていない弟・優太。そんな優太が小さな頃から大事にしていたぬいぐるみの綿の中に手紙を見つける。亡くなった父とは違う筆跡の手紙。優太、と呼びかけ、父について真実を知りたければ岡山のある場所を訪ねろ…と。 岡山の田舎の風景、おばあちゃんや近所の男の子とのやりとりに和まされる。 次第に明らかになっていく真相、家族にまつわる秘密・過去、何重にも絡み合っていたのが、少しずつ解かれていく。 美しい、けれど庶民的な一面もあり、タフな母に魅力を感じた。桐人の最大であり唯一の欠点は「高慢」、優太の最大であり唯一の欠点は「怠惰」。そう言い切る母。そしてそれはピッタリ当たっている。そういう母になりたい。息子の好きなハンバーグの種を前日のうちに用意していて、朝焼いていると、おいしそうな匂いにつられて起きてくる…、いいなあと思った。 兄のために何もためらわない優太、ギリギリのところで嘘をついてまでも弟を思う気持ちがある桐人。兄弟として根幹で絆があるからだったと思う。 物語を貫くテーマは、重く難しいものだと思う。こういうものを突き付けて遺していくというのはひどい。優太の解釈に救われたと思う。

Posted byブクログ