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孤独と不安のレッスン の商品レビュー

3.9

45件のお客様レビュー

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2024/01/20

これから大学生になる娘に読ませてあげたい本でした。んー、でもきっと、40代後半だからこそ、響き、納得なのかもしれない。ひとりでいることは自分と向き合えるとても贅沢な時間。考えて考えて、なりたい自分を遠くに飛ばしすぎていたかもしれないな、とこの本を読んで少し修正したくもなりました。

Posted byブクログ

2023/12/31

タイトルのワードが重いけど、人間関係とか自分に嫌気が差している人の背中を押してくれるような内容になってると思った。 "他者は受け入れたいのに受け入れられない、あるいは、受け入れたくないのに受け入れなければいけないと思っている存在で、他人は受け入れる必要も気持ちもない存在...

タイトルのワードが重いけど、人間関係とか自分に嫌気が差している人の背中を押してくれるような内容になってると思った。 "他者は受け入れたいのに受け入れられない、あるいは、受け入れたくないのに受け入れなければいけないと思っている存在で、他人は受け入れる必要も気持ちもない存在"に感銘を受けた。 この考え方は覚えておきたいと思う。

Posted byブクログ

2023/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「一人はみじめ」という「ニセモノの孤独」と、「本物の孤独」がある。「本物の孤独」は普段は隠れているので、実際に出てくるまでには相応の時間がかかる。筆者の体験だと、南の島で8日間のボーとしていることが大切だった。 「本物の孤独」とは自分と対話する力。 「本物の孤独」を生きる人は付き合う人が変わる。 深い呼吸と体の重心を下げることで「本当の孤独]へ 「前向きの不安」は大切。「後ろ向きの不安」に囚われないようにしよう。 100点の人生ではなく67点の人生を目指そう。 「考える」と「悩む力」はべつもの。 一人暮らしをして「孤独と不安」に向き合った方がいい。

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2021/03/17

孤独と不安についての受容の方法。知りたかったこと、確認したかったことを鴻上さんが優しい文章で綴ってくれている。実践していきたいと思う。

Posted byブクログ

2020/08/15

「一人はみじめだから、とりあえず、友達を作る。[...]そんな動機で始まる人間関係は、問題が起こって当たり前なのです。」(18ページ) 一人を恐れずに、自分と向き合ったり、 後ろ向きな不安を、前向きな不安に変えるエッセイ集。

Posted byブクログ

2019/10/23

鴻上尚史さんと言えば、ネット上の人生相談の名回答者としてよく話題になる。気になる人物ではあった。そんな折りに、ブクログで見かけたレビューがキッカケとなり本書を購入。 少し事前の期待値が大きすぎたかも知れない。あるいは、自分はターゲット読者ではないのかも知れない。 孤独に思い悩...

鴻上尚史さんと言えば、ネット上の人生相談の名回答者としてよく話題になる。気になる人物ではあった。そんな折りに、ブクログで見かけたレビューがキッカケとなり本書を購入。 少し事前の期待値が大きすぎたかも知れない。あるいは、自分はターゲット読者ではないのかも知れない。 孤独に思い悩み、すっかり「一人上手」の道に身をおいた自分にとっては、知っていることが多かった。とは言え、若い方や、孤独と不安に慣れていない方には有用な本なのかなとも思った。語り口はプレーンで、内容も分かりやすい。おそらく本書に救われる読者は少なくないと思われる。それでも、自分はその限りではなかった。いくつか学ぶ点はあったにせよ。 (続きは書評ブログでどうぞ) https://www.everyday-book-reviews.com/entry/%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%82%8A%E3%81%8C%E5%AF%82%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%A8%E6%84%9F%E3%81%98%E3%81%9F%E3%82%89_%E5%AD%A4%E7%8B%AC%E3%81%A8%E4%B8%8D%E5%AE%89%E3%81%AE%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%B3_

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2019/09/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

Twitter上で人生相談をされている鴻上さん。 そんな鴻上さんの「孤独」と「不安」に関するエッセイ本。 「本物の孤独」と「前向きの不安」を見つけ、それを楽しみ、共に生きられるようになるための練習帳、とある。 人は残念ながら、孤独と不安から一生逃れることなどできない。 ならばそれら負の二大要素とどのように付き合っていけば良いのか。 鴻上さんが優しく一つ一つ丁寧に導いてくれる。 特に印象的なものの記録として。 ●「友達ができればラッキーだけど、あわない人と無理に友達にならなくてもいい。一人でいてもそれは普通のこと」学生時代にこんな風に優しく言ってくれる大人が身近にいたら、肩の荷が下りてどんなにか救われたことだろう。 ●「他者」と「他人」の違いについても、目から鱗。「他人」:ただ周りにいるだけの人、に対し「他者」:喜びと同時に孤独や不安をくれる人。そしてこの「他者」とどう付き合えるかが、その人が成熟しているかどうかのバロメーター。自分の「孤独と不安」とどううまく付き合えるか、に繋がる。 ●「何も言わなくても分かってくれるもう一人の自分」なんてどこにもいないことに気付き、「孤独と不安」と共に生きていく決心をする。「人間は分かりあえなくて当り前」 ●「今ある自分」と「ありたい自分」のズレ。両者の位置関係が大事で、「ありたい自分」を「今ある自分」の少し上に置くといい。「ありたい自分」にたどり着いたら、またほんの少し上にまた置く、を繰り返すことが理想。これが「前向きの不安」に繋がる。たどり着いたという「小さな勝ち味」を積み重ね自信を取り戻す。「今ある自分」を肯定してもいいと思える勝ち味が不安な自分を支えることになる。 ●人生のどこかで「何をしていいか分からない」状態は必ず来る。そんな時は自分の体と向き合い自分の体の声を聞き、自分の限界を知ることが大事。そして「孤独と不安」の練習を繰り返し慣れることも大事。 心のメモが沢山増えた。自分なりに消化してしきたい。

Posted byブクログ

2018/11/12

100点を目指さず、67点でよしとする。そんな生き方を薦める本。何で、みんなはつるみたがるのだろうと不思議に思っているあなた、是非この本を読んで考えてみませんか?偽の孤独、前向きの不安、後ろ向きの不安、体の速度で生きるなど、落ち着いて考えるネタに尽きません。

Posted byブクログ

2018/04/07

単行本を手にしたのが、10年以上前だった気がします。 単行本が出て、文庫化され、そして、電子書籍版もあるということは、 この本に優れた価値がある証明になっています。 孤独には2種類あって、「本当の孤独」と「嘘の孤独」があると著者は言います。 一人でいるけど、ネットばかりやってい...

単行本を手にしたのが、10年以上前だった気がします。 単行本が出て、文庫化され、そして、電子書籍版もあるということは、 この本に優れた価値がある証明になっています。 孤独には2種類あって、「本当の孤独」と「嘘の孤独」があると著者は言います。 一人でいるけど、ネットばかりやっているのは、「本当の孤独」ではないという記述がありました。 そして、著者が、ネットの何が問題かといえば、「簡単に慰められる」ものだから、 この一文に当時、大学生だった私は衝撃を受けた記憶があります。 そうか、人って、簡単に慰められるものが、近くにあると、それに依存して、 バランスが悪くなってしまうんだなと、当時の自分は思いました。 今、日本の社会には、「簡単に慰められるもの」が溢れています。 10年前とは、比較にならないと思います。そういう危ないものを、 国や政府や企業は、「良い」と宣伝してきます。 全ては、ビジネスの範疇で物事を考え、金儲けの手段として、人を見ています。 最近は、それが、本当に巧妙になったと感じます。 「本当の孤独」を経験して、自分を強くする。 著者の語りは、非常にやわらかいですが、込められたメッセージ性は非常に強いです。 是非、手にとってみることを、すすめます。

Posted byブクログ

2014/05/10

生きている限り、ずっと孤独と不安に苛まれるのだろう。 本書を読み終えたあと、その覚悟ができたような気がする。

Posted byブクログ