孤独と不安のレッスン の商品レビュー

鴻上尚史【著】

2014/05/10

生きている限り、ずっと孤独と不安に苛まれるのだろう。
本書を読み終えたあと、その覚悟ができたような気がする。

2013/06/11

・孤独と不安から、人は一生、逃げられません。だから「本当の孤独」と「前向きの不安」を生きましょう

・「本当の孤独」とは自分と深い対話をすること
体と心をゆるめると「本当に自分がしたいこと」が見えてくる

・一定時間、何もせず、きちんと退屈できる場所へ

・「本当の孤独」を生きる人は付き合う人のレベルが変わる

・体の重心を下げてみる

・人生は０点か１００点かではなく、その間で点数を数える
ここからどれくらいふんばれるかが、人生じゃないかあああああ！

・「考えること」と「悩むこと」を区別する
「悩む」とただ時間は消えていく。「考える」は時間をかければ何かが残る

・「他人」はただ周りにいるだけの人、「他者」は喜びと同時に孤独や不安をくれる人
「他者」とつきあって成熟する

・分かりあえなくて当たり前だと思うこと

・人間が全身で人間を求める時、魅力的になる

2012/12/12

社会学的な認識を元に、彼の実体験に即しながら、孤独に耐え不安を小さくする術を書く。恐ろしく平易な文章で、なんかどっかで聞いたことある主張をしてくれる。

2012/09/17

著者曰く、「46人に一人は理解者がいる」という。

本当だろうか？

未だわたしは孤独です。

自分で選んだ道だけど…

彼が離れていくとは…

人生で一番の誤算(苦笑)

2012/07/07

高校までは勉強と部活で忙しくも充実した生活を送って、受験も終わり晴れて大学生となった時、結局自分は何をやりたいのか途端に分からなくなり、悶々として日々を送った時期がある。その時は何事も頑張るのだが空回りしているような気がし、医者になるという明確な目標がある医学部の友人等を羨ましく思っていた。

しかし、筆者は大学とは「何をしたら良いか分からない」ということを学ぶ場所であると言う。さらに、明確な目標を失って途方にくれるという経験が重要であり、また自分は本当は何をしたいのだろうかという問いを立てることが重要であると説く。なぜならば、「何をしたら良いか分からない」という問題は人生を送るなかで必ず出会うものであり、それはやり直しが効く若者のうちに体験したほうが免疫がつくからだ。

そして、宙ぶらりんなまま「孤独と不安」にふうふう言いながら付き合える人が、成熟した人であるという。

大学時代は何をしたらよいか分からなかったが、分からないなりに一人で色々と考えることは自分の中で財産になったと思う。そう感じさせてくれる一冊。

2012/04/20

表紙の写真と字体に興味を持ちました。
孤独は駄目な事ではない。
でもこの本を読んでる自分もまた孤独な時間でした。

2012/03/07

「孤独の価値と素晴らしさ」を語った本です、とあるとおり一人になって自分と向き合うことの大切さに気づかされた。
世間よりも一人を選び、自分と対話することは自分を持ち、自分を大切にするためにとても大切なことだよなあと改めて思った。

また、具体的に不安との向き合い方についても書かれていて、とても参考になった。

特に、
＊「考えること」と「悩むこと」を区別する
＊「他者」と「他人」の違いを知る
　　…最も喜びをくれる相手が、最も激しい痛みをくれる
＊分かり合えなくて当然だと思うこと
　　…「何も言わなくてもわかってくれるもう一人の自分」ばかりを探して
を読んで、目から鱗というのはこのことか、というくらい発想の転換ができた。
自分の考え方で自分を縛って苦しめていたようで、とても気が楽になった。

今後不安になって「考える」のではなく「悩んで」しまう無限ループに陥りそうになったときに読み返したい。
今の自分への救いの一冊だったので、評価は★５つ！

2012/02/16

孤独と不安から人は一生逃れられない、ならば本物の孤独と前向きな不安を生きていこうという趣旨の本。この本を読んで、私はなんども唸った。うなずくことばかりなのだ。身体と頭では適応のスピードが違う、不安を大きくするのはあなたの想像力だ、日本はランドセルとリクルートスーツがなくならない限り変わらないなどなど。共感できることが多く、たくさんのことを学んだので星５つ。

2012/02/04

自分は何がしたいんだろう

一人でそれをかみしめる時間が自分を成長させる

どんな意味だろう、どうしてそんなこと言ったんだろうと考えるほど成長する

今のあなたが必要な人を見ているだけ。
どこかで、必ず、あなたは、あなたが知り合えてよかったと思える人と出会えます。
本当の孤独の中で成長すればするほど、その確率は高くなります。出会う相手は素敵になります。

悩むと考えるは違う

喧嘩はとことんやった方がいい

真剣に聞く。相手の目をまっすぐ見て、心を開いて、茶化すことなく、空笑することなく。

経験が成熟に導く

体を動かす

2011/12/29

鴻上尚史さんの手がけるお芝居が大好きで、
こんなのも書くんだー、と興味を持ったので読んでみた。

読んでみたら、そうかそうだよねそれでいいんだよね、と
少し心強くなれた。
（タイミング的にも、まさにこの本が必要な状態だったのもあり。。）

孤独と不安は悪いことじゃないよ、
「本物の孤独」と「前向きの不安」を知れば、
今までよりずっと人に優しく、豊かに生きていけますよ、
だから間違えなければ大丈夫だよ、
っていうメッセージの本。