邪魅の雫 の商品レビュー

京極夏彦【著】

2012/08/28

今回は特に難解に感じられた。中盤までなかなか進まず、半分を過ぎるころから読むのが楽になってきた。この作品に限った事ではないのだが・・・・
京極堂も探偵も出番が少なかったように思えるが、決してつまらなかった訳では無い。最後に一気に謎が解ける。
少し切ない。

2012/06/23

榎木津にも普通の人っぽい部分が少しはあるんだなぁ･･･と(笑)

いつもは京極堂の憑物落しで真相がわかる感じなのですが
本作は比較的最初からわかっちゃう感じではあったかな。
まぁ、それでも十分楽しめましたけど。

シリーズの中でも読みやすさという点では
ドロドロ感も少ないので、上位だと思います。

2012/05/18

再読。

随分とややこしくラストの真打ちの解説でようやく納得。
作品と評論については大賛成。

そんなことよりも今回は妖怪についての蘊蓄が無かった。
もう、妖怪小説ではないのではないか。
京極堂も随分と腰が軽くなったものだ。

2012/05/11

一つ一つの事件は小さく地味で、それが関係者をごちゃ混ぜにして展開されるので頭で整理出来ず、序盤は少し辛かった。一つわからなくなると雪だるま式にわからない箇所が増え、反比例して読む気力が減っていく。
が、解決の仕方は非常にこのシリーズらしく面白かった。これを踏まえて読むと序盤も楽しめるのかもしれない。
登場人物の独白は凄いと思うものの面白くはなく、ムダ知識要素が薄いのが残念。

2012/05/09

登場人物が結構多く話の都合上わりとゴチャゴチャしてくるのでメモした方がわかりやすかったなぁ。と後悔。
京極堂シリーズの中では一番印象が薄いかも。ところどころに過去の作品の話も出てくるので読んでおくとクスリとなります。

2012/02/21

百鬼夜行シリーズ。
絡新婦が面白く、塗仏で一段落した感があるので、陰摩羅鬼の時はちょっとドキドキしていた。それでも、陰摩羅鬼はなかなかに面白い世界を見せてくれたので、期待しつつの邪魅。……ちょっと、期待のほうが上回っちゃったのかなという印象。
ただ、京極氏は他の作品でも新しい世界を見せていってくれてるので、このシリーズも続刊に期待。

2012/01/31

何か引っかかってる所を、冷静に考えたら分かりそうだが分からない。（嬉楽
悲）
話は好きだけど、普通のミステリーにまとまってる感じ。

2011/10/26

章の始まりが必ず、「殺してやろう」とか「死んだのだ」など物騒な言葉で始まるこの本。都合により一気読みが出来なかったため、メモを取りつつちまちま読んだ。読了後は読みきったという達成感より消化不良のモヤモヤ多し。

2011/10/02

なんか、物語の大きな核がぼんやりしている。 それがないので、焦点がぼやけたまま話が進む。 おまけに狂言回しが益田や青木なので、 物語の推進力が決定的に欠ける (榎木津や木場修の影は薄く、京極堂に至っては最後の100ページ) 。

犯人不在の玉突き殺人。ユニークなミステリではあるが、 「新絡婦」を裏返しただけの変奏曲とも言える。

京極堂シリーズはかなりヤバいところに来てるという印象だ (ぶっちゃけて言えばネタ切れだ)。次あたりで起死回生のホームランがないようでは、 もう僕はこのシリーズを見捨ててしまうかもしれない。

2011/09/17

まさかの榎木津のお見合い話が持ち上がったり、榎木津の元カノが出てきたり…！

榎木津の話なのにあまり榎木津が出てこないよ（笑）まあ出てきちゃったら分かっちゃうからねぇ。
それにしても榎木津はなんであの女性を好きなんだろうか。あの人自身のことはあまり出てきてないからどういう人なのかイマイチ分からなかったなぁ。

あとは青木さんと益田が頑張ったなぁ。青木さんかっこいいなぁ。コケシだなんて想像出来ないよ…！
ってか敦子と青木さんはどうなってるのさ！

今回は刑事ものって感じでしたね。過去に出てきた刑事さんが盛りだくさんでしたね。