邪魅の雫 の商品レビュー
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これでも11年前の作品になるのか。しばらく読んでなかったのだなぁ。 とりあえず章の始まりが殺したのどうのの書き出しでうんざりしたこと。 犯人が一人ではないこと、前の犯人を殺した次の犯人がその次の犯人に殺されるというのは読めた。 女は結局一人なのも読めた。 榎木津がいいとこどりしてずるいと思った。 もっと主役かと思ったのにそうではなかったのが残念。 やたら前の事件の話が出てくるので全部繋がってるのかと思ったし、読み直すのは面倒だとも思った。 次の作品どうしようかなやみ中。
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事象が、発信・伝達者や受け手により変容していく。 それにより、殺されるべきでない人々が殺される。 加害者と被害者の関係・全体像をつかむのに大変だった。
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前作がややパワーダウンしたかな?という印象でしたが、持ち直した感じです。ただおどろおどろしさは少ないです。禁忌的なテーマも無いしね。 黒幕の人の肝心な所の心情や榎木津の発言・行動の描写が割と少なくサラッとしてる分想像すると楽しめるのですが、直接知りたい読みたいという人には物足りな...
前作がややパワーダウンしたかな?という印象でしたが、持ち直した感じです。ただおどろおどろしさは少ないです。禁忌的なテーマも無いしね。 黒幕の人の肝心な所の心情や榎木津の発言・行動の描写が割と少なくサラッとしてる分想像すると楽しめるのですが、直接知りたい読みたいという人には物足りないかもしれません。
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盛大な失恋話。 どこまでもかっこいい榎木津探偵関係のお話です。ちょいちょいしか出てこないのに良いところ掻っ攫っていく。 京極堂シリーズには珍しく、あまりウンチクが出てこないので普通の推理小説として読めました。 ただ、郷嶋さんはお仕事空振りでしたね。それとも海をさらうのかな?
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再読。 重かった。物理的に。 一気に読める分量じゃないけど、 一気に読まないと本当に混乱する。 登場人物のレギュラー陣が、 らしくないのがたまりません。 「僕にもか。」 これ!!! 妖怪があんまり出てこなくてそれはちょっと物足りないけど、 邪魅については豆腐小僧で解説してある...
再読。 重かった。物理的に。 一気に読める分量じゃないけど、 一気に読まないと本当に混乱する。 登場人物のレギュラー陣が、 らしくないのがたまりません。 「僕にもか。」 これ!!! 妖怪があんまり出てこなくてそれはちょっと物足りないけど、 邪魅については豆腐小僧で解説してあるからいっか。 すぐに読み返す気にはならないけど、 またもう一回読んだら分かるかな。
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妖怪蘊蓄がない為かなんとなく物足りなさを感じました。とはいえ、随所にお気に入りのシーンとかがありそこそこ楽しめました。相変わらず人物相関図がないと訳分かりません…(笑)
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これまでの京極堂シリーズとは一線を画す本格ミステリー。このシリーズにこれまでに通底する異界色は薄く、人間の認識や認知に重きを置いた心理的ミステリーであった。
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高精度で次の行動の予測できちゃう人って実際いるよね。半分くらい開示されていたが故に謎を纏っていた事件の流れが、真相が繙かれて見ればただ一人に結び付く、というギリギリのスマートさは嫌いじゃない。関係者全員不幸な中でも、最後の榎木津の台詞が泣き笑いを誘う。そりゃあ切ないよなあ。
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やっと読み終わった。いままでのシリーズの中ではやはりイマイチ感が残る。 毒殺による連続殺人。それぞれがバラバラになっていて、最後にどのような形で収束するのかがポイント。いつもの京極堂による憑き物落としが出るのだが、いつもどおりあまりに悲しい最後でした。
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関口が結構喋っていて感動した。でも、関口はまた事件後鬱になるんだろうな。 山下が大活躍していた。十円禿があっても今の山下の方がかっこいいと思うよ。 あと大鷹うぜえと単純に感じた。『百鬼夜行 陽』でも合わなかった。
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