僕たちの戦争 の商品レビュー
現代に生きるフリーターのサーファーと、終戦前の兵士が入れ替わってしまうところから始まる。それぞれの時代にそれぞれが適応していく過程は面白い。
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現代のプータローサーファーと戦時中の特攻隊員が 時空を超えて入れ替わる。 入れ替わってそれぞれの時代に順応していくさまが 面白くて、皮肉っぽくて楽しめる。 そこに恋愛要素も加味されて エンタメ小説として楽しんだ。 ドラマは見ていないが、ドラマ化されるのもうな...
現代のプータローサーファーと戦時中の特攻隊員が 時空を超えて入れ替わる。 入れ替わってそれぞれの時代に順応していくさまが 面白くて、皮肉っぽくて楽しめる。 そこに恋愛要素も加味されて エンタメ小説として楽しんだ。 ドラマは見ていないが、ドラマ化されるのもうなづける。 DVDでも借りてみるとしようか。
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永遠の0に衝撃を受けて戦争ものに手を出し始めたのだけど、永遠の0に比べるとかなりライトで設定もSFちっくな小説だった。 現代の適当フリーターの主人公が戦時中に迷い込んで少しずつ人間的に成長していく過程はあるものの、登場人物がステレオタイプで戦争のリアリティはほとんどなかった。 戦...
永遠の0に衝撃を受けて戦争ものに手を出し始めたのだけど、永遠の0に比べるとかなりライトで設定もSFちっくな小説だった。 現代の適当フリーターの主人公が戦時中に迷い込んで少しずつ人間的に成長していく過程はあるものの、登場人物がステレオタイプで戦争のリアリティはほとんどなかった。 戦争に関する記述もほとんどなく、隊内の日常くらいで敵と戦うといった差し迫った情景描写はなく。
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8年ぶりに読みたくなり再読。やっぱり歴史物を読むと考えさせられます。 健太が意外と根性あった事がすっごく面白かった。 実際の世界は生半可なものではなかったと思いますが。 一回しか読んでいないのに結構ストーリー覚えてたのでよっぽど印象に残ってたんだなぁと思いました。
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現代と戦時下の人間が入れ替わる話です。 二人の登場人物を上手く動かせています。 また、 時代が違うからこその価値観の違いを考えさせられると同時に、 非常にユニークかつ、 ユーモアのある発言にも思わず笑ってしまいます。 そして終盤に向けて、 徐々に切なさが増していきます。 互いに戻...
現代と戦時下の人間が入れ替わる話です。 二人の登場人物を上手く動かせています。 また、 時代が違うからこその価値観の違いを考えさせられると同時に、 非常にユニークかつ、 ユーモアのある発言にも思わず笑ってしまいます。 そして終盤に向けて、 徐々に切なさが増していきます。 互いに戻ることを望みながらも、 自分の知らない過去や、未来と向き合う姿は胸を打たれます。 最後まで結末のわからない展開となっています。 また、 戦争についても見つめ直すことができる作品だと思います。 今の自分達の生活についても、 興味のある方はぜひ、 ご一読ください。
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単純に一言で言うと、「すごくよい」。 終わり方以外にも結構ありがちな分かりやすいフィクションとしての設定。 そういうのをすべて吹っ飛ばして、いいんです。 過去に飛んだ健太は「未来を作ろう」と、未来に飛んだ吾一は「未来に絶望する」。 そんな中で、愛する人を思う気持ちだけは...
単純に一言で言うと、「すごくよい」。 終わり方以外にも結構ありがちな分かりやすいフィクションとしての設定。 そういうのをすべて吹っ飛ばして、いいんです。 過去に飛んだ健太は「未来を作ろう」と、未来に飛んだ吾一は「未来に絶望する」。 そんな中で、愛する人を思う気持ちだけは一緒で。 もう、なんか最後はキュンキュンしちゃうし。 これは読むべきです。そして考えるべし。
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ちょっとまえ?だいぶ前にドラマでやってたなー、と思いながら買ってみた。 結構こういうの好き。 ドラマで最後のシーンを覚えていただけに、 もともと小説ではどうやってそのシーンを表現するんだろうって 気になってたけど、 おーって思ったし。
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現代のニートと戦時中の若者がタイムスリップで入れ替わる。てっきり、ニートが厳しい環境でたくましくなるのがメインがと思いきや、兵隊さんが懸命に現代を理解しようとする姿がかわいらしく、おもしろく気に入った。
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切ない。今から見た過去と、過去から見た今。過去では今となる未来に向けて生きている。その過去の人達が現代をどう感じるか。今を生きる人は過去に対して今を誇れるか。でも、もっと単純なところに大切なことがあって、それぞれ大切な人たちがいるから必死になるし、必死になるからモノの見え方が変わ...
切ない。今から見た過去と、過去から見た今。過去では今となる未来に向けて生きている。その過去の人達が現代をどう感じるか。今を生きる人は過去に対して今を誇れるか。でも、もっと単純なところに大切なことがあって、それぞれ大切な人たちがいるから必死になるし、必死になるからモノの見え方が変わっていく。世の中にこんなにたくさんの人がいるのは、誰もが一人は大切な人を見つけられるようにするためだと思う。その間にある寂しさを埋めるために欲が溢れているけれども。
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良書であると感じた。 中盤過ぎくらいまでは、読むのを止めようかと思うくらい稚拙で下品で外している過剰で鼻につく描写(時代のギャップを鮮明にしようとするあまりの技だとは思うのですが)に辟易していたのだけれど、後半にいくにつれての主人公の心境の変化と展開の巧妙さには思わず引き込まれて...
良書であると感じた。 中盤過ぎくらいまでは、読むのを止めようかと思うくらい稚拙で下品で外している過剰で鼻につく描写(時代のギャップを鮮明にしようとするあまりの技だとは思うのですが)に辟易していたのだけれど、後半にいくにつれての主人公の心境の変化と展開の巧妙さには思わず引き込まれてしまった。ラストシーンでは思わず涙が。。。以前に森山未来主演でテレビドラマ化されたことがあり、僕はドラマ自体は見ていないのだけれど、なぜかそのラストシーンだけを偶然に目にしたあのときの衝撃が、小説のラストシーンでもまた蘇えった。なぜ?とかどうして?とか結局どっちなの?とかそんなことはどうでもよく、ずっと感じ続けた過剰な描写のイライラも、ここに至っては吹き飛んでしまった。 人を想うことの大切さ、素晴らしさを感じることのできる良書だと思います。 僕が続きを書くとしたら、戻ってきたのはやっぱり健太で、望まれて産まれてきた子供に吾一と名付けます。
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