僕たちの戦争 の商品レビュー

荻原浩【著】

2013/01/17

いい作品に巡り会えました。その時代にとっての当たり前の生き方。たとえそれが厳しい生き方でも、当たり前じゃない生き方をすることがエネルギーや勇気が必要かもしれない。人間なんていつの時代も同じかも。たまたま生まれた時代の当たり前の生き方をしているのかも。現代の父が面白かったな。

2012/12/20

設定上は必要なんだろうけど、前置きが長い。面白くなるまでに飽きてしまいそう。中番から面白くなりました。飽きないで最後までよみましょう。

2012/12/08

おもしろかった!!
daieiで笑った。時空をこえたゆえのギャップには、かなり笑ったけど、後半はかなりシリアスになって、そこも楽しめた。
はっきり断定できないラストも私はこれでアリかなあと思う。
吾一がいいやつだった。
あと、両角さん、早い退場が惜しまれる(笑)。

2013/01/05

萩原浩さん8作品目。

ﾌﾘｰﾀｰの尾島健太は、地元茨城の海でｻｰﾌｨﾝ。
昭和19年、石庭吾一は九十三式陸上中間練習機で単独飛行訓練中。
この2人が何故かそれぞれの時代へ入れ替わってしまう。

戦時中の不条理と現代における不満の対比。
こんな苦しい時代を生き抜いてきた昭和初期の日本人だから、
ここまでの経済成長を遂げることが出来たのかも。

シリアスな内容を可笑しく描いている。

2012/10/31

現代の男である健太と戦争時代の男である石庭が入れ替わったっていうお話。

最初はそれぞれの時代の変化による2人の反応がおもしろかったのだが、次第に大変な方へと進んでいく。
戦争時代へいった健太はなんと特攻隊員に選ばれてしまうのだ。

『永遠のゼロ』から戦争繋がりで読んだのだが、やっぱり戦争、特に特攻隊員のお話は感動する。
何度か泣きそうになった。

2012/09/30

現代の若者と昭和19年の軍国青年が時空を超えて入れ替わった。ありがちな話かと思うが、カルチャーショックにまず笑える。現代の若者は根拠なしポジティブと言われているが、軍国の世でどう考えて行動するかが面白いところ。時空を超えた奇跡は切ない。

2012/08/17

夢中で一気に読んでしまった本。

どうも社会人生活を送るようになってから荻原さんの話がすごく共感しやすい気がしている。

今回はサラリーマンものではなく、あてもなくフリーター生活（それもクビになったばかり）を続ける若者・健太と、戦時下で御国の為にその命をささげている若者・吾一が入れ替わる、といういわゆるタイムスリップもの。

それぞれの時代の感覚を持ってそれぞれの生活に順応していく様はとてもコミカル。思わず口に出して笑ってしまうシーンもあった。
でも、終盤、特に現代の若者である健太のある決意に思わずぐっと来てしまう。

ラストシーンのそれは、読者に想像を委ねているのだけれど、自分はどのような結末であれ、悲しい結末にはならないのではないか、そう思う。

2012/08/08

戦後に生きた少年と戦時中に生きた少年の魂が入れ替わり、その時を生きる。
戦争がない時代は平和かもしれないけど、戦争があった時代にも平和な瞬間、幸せ等はあったに違いない。
ただ、その噛み締め方が違うのだろう。
終戦後も各地で戦闘が起こった…
知らなかった…

2012/07/22

顔も背格好も瓜二つである現代のフリーターサーファーと、戦時中の兵士が入れ替わるストーリー。
それぞれが、それぞれの時代に適応しながら成長していく。
笑いもあり、考えさせられる課題もあり。

ストーリーはおもしろかったけど、少し薄く感じてしまう部分もあり、肩透かしをくらった気分のラストには残念。

2012/07/03

健太が最後の最後にミナミのために下した決断に胸が痛くなった。
呉一も未来にきて愛する人を見つけてやっと生きる喜びを見いだしたんだと思った。皆さんがレビューで書いてあるとおり最後はどったなのかが気になる終わり方だった。