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永遠の0 の商品レビュー

4.4

276件のお客様レビュー

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    145

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2014/03/19

祖父のかつての戦友に会うたびに浮き彫りにされていく祖父像。ちょっとご都合主義な感じかなーと思うけど、本論はそこで語られていることなので仕方がないのか。英雄と言われた人が戦後手のひら返して戦犯と言われ、マスコミが戦争を誘導したなどという論は興味深かった。

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2014/03/04

第二次世界大戦、太平洋戦争時代。 妻と子のために必ず帰ってくると約束した男が、特攻隊として死んだ… という謎に包まれた一人の零戦パイロットの真相を探る物語です。 一人のパイロットについて、80歳近い戦争経験者たちから語られる戦争と彼の真実。 戦争ものですが、血なまぐさい、...

第二次世界大戦、太平洋戦争時代。 妻と子のために必ず帰ってくると約束した男が、特攻隊として死んだ… という謎に包まれた一人の零戦パイロットの真相を探る物語です。 一人のパイロットについて、80歳近い戦争経験者たちから語られる戦争と彼の真実。 戦争ものですが、血なまぐさい、目を覆いたくなるようなシーンは殆どなく、安心して読めます。ただ、戦争は二度と起こしてはいけないし、今の平和な時代は、戦争で亡くなった人たちのおかげで存在することを改めて実感できます。 戦争体験者がいなくなっていく現代に、 できるだけ多くの人に読んでほしいと思える一冊です。 また、このような本がベストセラーになったことを嬉しく思いました。

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2014/03/04

似たような家族構成の家は日本に数多あれどそのルーツを知りたいと思いながら知れない家がほとんどなのでは。疑似体験できた。 作者の女性観とか気に入らないところも多々あれど、さすがヒット作。重いテーマなのにサラリとサクサク読めて面白い。最後詰め込み過ぎ。 ただ、これを岡田君で映画化とい...

似たような家族構成の家は日本に数多あれどそのルーツを知りたいと思いながら知れない家がほとんどなのでは。疑似体験できた。 作者の女性観とか気に入らないところも多々あれど、さすがヒット作。重いテーマなのにサラリとサクサク読めて面白い。最後詰め込み過ぎ。 ただ、これを岡田君で映画化というのが全く想像できない。全くイメージできなかった祖父がだんだん実態を持ってくるところがこの作品の魅力だと思うが、それを映像化できるのか?まだ見ていないのでいつか見てみたい。

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2014/03/02

宮部久蔵のパイロット人生とそれに関わった人々。 涙が溢れてきてしまった。 戦争は、決して行ってはいけないと思う。

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2014/02/24

映画よりも詳しく登場人物の気持ちも手に取るようにわかりやすく描写されていた。 自分があの頃の世代やったら、軍人を志願しとると思う。そして、どこまでのめり込んだかは想像できんけど、たぶん多くの英霊たちと同じく、家族のために死を選んどったと思う。そんな中、宮部さんの考え方、発言、行...

映画よりも詳しく登場人物の気持ちも手に取るようにわかりやすく描写されていた。 自分があの頃の世代やったら、軍人を志願しとると思う。そして、どこまでのめり込んだかは想像できんけど、たぶん多くの英霊たちと同じく、家族のために死を選んどったと思う。そんな中、宮部さんの考え方、発言、行動力、知識、技術、先見の目、家族に対する想いは今考えてもすごい。自分の語彙力じゃすごいとしか出てこない。。 時代は違うけど、宮部さんみたいな男になろう。

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2014/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

途中いくつかの章で泣き、全部読み終えて泣き、やっと落ち着いて風呂に入って、また泣きました。「必ず生きて帰る」と家族に約束して、太平洋の空を零戦で戦った男の物語。戦争の史実としても素晴らしいのですが、根底にある命の尊厳や家族愛の描き方に感動しました。著者によると、テーマは「約束」だそうです。「俺は絶対に特攻に志願しない。妻に生きて帰ると約束したからだ」「今日まで戦ってきたのは死ぬためではない」「お前が特攻で死んだところで、戦局は変えられない。しかしお前が死ねば、お前の妻の人生は大きく変わる」。大切な人のために全力で生きようと思いました。岡田くん主演の映画の配役はぴったりだと思います。 http://www.eienno-zero.jp/

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2014/02/07

軍上層部や戦地に赴かなかった軍人を蔑ろにしているが 前線で戦った人たちは偉かった。 それを特攻隊なんていう作戦を考えた人は 本当に反省して欲しい。 次は「零戦燃ゆ」を読みます。

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2014/02/02

軍事用語がぎっしりなので途中で挫折するかも、と思ったけど、だんだん感情移入していって結構するするっと読了。生きて帰ることにこだわったパイロットが、なぜ特攻で亡くなったのか?そしてそのパイロット(主人公の実の祖父)はいったいどんな人物だったのか?という謎解きの要素があるので、戦記も...

軍事用語がぎっしりなので途中で挫折するかも、と思ったけど、だんだん感情移入していって結構するするっと読了。生きて帰ることにこだわったパイロットが、なぜ特攻で亡くなったのか?そしてそのパイロット(主人公の実の祖父)はいったいどんな人物だったのか?という謎解きの要素があるので、戦記もののわりには読みやすくなってるかも。 フィクションとはいえ、1パイロットの視点で、太平洋戦争を疑似体験できるのがすごい。わたしのように戦争のことをあまり知らない人が太平洋戦争に興味をもつきっかけとしていい本だと思う。 と、感動というより、戦争についての疑問があれやこれやわいてくる小説でした。 それと零戦の動きとか、そこから見える景色の描写がたくさん出て来るけど想像するのがなかなか難しいので、この部分は映画を観るのが楽しみ。映画観てから読んだほうがわかりやすいのかも。

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2014/01/29

戦争物というよりは、戦争を舞台に描かれる人間関係やその水面下で動く心理描写にどきっとさせられる。分厚さもあると思うけれど、読み終わった後に重厚感が心の隅に残り、余韻に浸らされる。 ただ、ところどころ、茶番を思わせるような行き過ぎた演出や、男性作家ならではの、女性の人格の稚拙さや短...

戦争物というよりは、戦争を舞台に描かれる人間関係やその水面下で動く心理描写にどきっとさせられる。分厚さもあると思うけれど、読み終わった後に重厚感が心の隅に残り、余韻に浸らされる。 ただ、ところどころ、茶番を思わせるような行き過ぎた演出や、男性作家ならではの、女性の人格の稚拙さや短絡さ、感受性がおもむろに剥き出しになって描かれているところが多数あって、この著者らしいといえばらしいけれど、個人的には好きになれない文体です。それでもいいな、と思わせてくれる作品でした。

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2014/01/26

よかった。 最後のとこは、一瞬安易な展開ーと思ってしまったけど、 伏線が繋がったときに、大きな愛っていったら簡単だけど、じわじわきた。 靖国神社のことや、戦争のこと、もっといろんな視点で見れるように勉強したいな。

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