100万回の言い訳 の商品レビュー

唯川恵【著】

2012/07/11

結婚7年目の夫婦が、のっぴきならない事情で別居し妻は9っ下の同僚と、夫は隣人の人妻と不倫をしてしまう…『夫婦なんて分からないことだらけで当たり前じゃないか』と言う結子母の台詞。この作品だからこの台詞に説得力があるのかなぁ…不倫の話で『100万回の言い訳』と言うタイトル、まんま過ぎるけど嫌いじゃないなぁ。

2012/07/10

たしかに夫婦とはなんだろうと考えさせられるのだが、すでに悩み済み、消化済みという感じで、まったく感情移入できない自分が意外であり、ショックだった。

2012/07/01

家族とは。自分以外の誰かと共に人生を築いていくってどういうことなのかを、考えさせられる作品でした。

志木子が温かい心の拠り所を得られた場面が一番刺さりました。(それを得られないまま生涯を終えるであろう伊島のは比較対象として上手く描かれていたと思います。)

誰もが伊島のように一人では生きていけない。自分以外の誰かと寄り添い、回り道をしながら、一生ずっと幸せのありかたを探すんですね。

2012/06/20

ダブル不倫の話し。

付き合うって、結婚ってなんだろうって考えさせられる。
女性の感情よりも、男性側の感情のほうが共感。男女の関係に形って必要なのかな。

4人のキャラクターそれぞれに違った選択をしていたら…

唯川恵の綴る言葉にはフレーズごとに突き刺さるものが多い。

2012/06/05

一気に読んでしまいました。

夫婦の意味…
夫婦でいる意味…
夫婦だからこその意味…
改めて考えると…

答えはず～っと先。
長い間の時間の積み重ねの中でふと感じるものなのかもしれない…

2012/05/29

恋愛すると結婚したくなり、
結婚すると恋愛したくなる。

常に付いて回るあの時もし違う選択を取ったならというおもい。
この人なら後悔しても構わないという気持ちは
忘れずにいたいなぁ。

2012/03/31

夫婦ってなんだろうの本。

最初はなんで恋愛小説はいつも不倫話なんだろうって嫌な気分になったけど、最後はなんだか良かった。

うちの両親は結婚してからも父親が県外やたまには国外で働く事ばかり。だから、両親は一緒に暮らした期間ってのは結婚してる期間の3分の1くらいなんじゃないかっていう不思議な夫婦。

たまに3ヶ月も一緒にいるとイライラしちゃうみたいだし、母親はなんでこの人と結婚してるんだろうと言う日もあれば、この人だから上手くいってるとも言う日もある。そんなもん。まぁ子供がいなかったら離婚してたと思うって本気で言うけど。

だから夫婦って結婚って何なんだろうかってのは昔からよく思う。結婚しても恋人同士でいたいって声もよく聞くけど私は結婚したら恋人同士ってわけにはいかないだろうし、そんな甘〜い感じじゃなくて、夫婦でありたいし、人生のパートナーでいたいとは思う。
別に新婚生活は一年は必要でしょーっとかもなくて、結婚した次の日とかにでも妊娠してくれてかまわない。結婚する最大の理由は子供が欲しいからだという価値観だから。

夫婦ってなんだろう。

主人公の母親は60過ぎてもそんな事はわからないって言ってた。
きっとそういうものなんだろう。

2012/01/31

7年一緒に暮らしてきた夫婦が別居して、ダブル不倫しちゃう話

別居の原因は喧嘩でもない浮気でもない経済的なものでもない
マンションの上の部屋が火事にあって
自分たちの部屋が、消化活動によって水浸しになって
住めなくなって、妻は実家に、夫は独身寮に。

それぞれに別居を楽しんでる
不倫までしてしまう
でも決して離婚はしない

なぜだろうかと
ずっと自問自答するかんじが好き

2012/01/08

人生には何度も選択しなくてはいけない場面が出てきますが、選択可能ながら選択出来ない人と選択不可能だけど一生懸命生きてる人。どちらが幸せなんでしょう。自分なら・・・ってついつい考えながら読んでしまいました。
決定的な言い方はしない夫婦なんだけど、そのかけ引きがまた深い。共感する部分がたくさんありました。

2011/12/21

ひょんなことから子どもがいないアラフォー夫妻が一時的に別居することになり、モラトリアムを互いに楽しむというW不倫の話。それでも先が気になって読み進めてしまったのは、夫婦とは何ぞや？と常に投げかけているからかな。
同じアラフォー世代。母と女の違いを改めて感じました。 どちらが幸せ？(笑)