100万回の言い訳 の商品レビュー

唯川恵【著】

2009/10/07

選択肢のない人生を歩んできた志木子が始めて選択したときの強さってすごい。そして、選択肢がたくさんある結子のなんともいえない頼りなさ。自分はどちらかといえば結子に近いから、志木子が少しうらやましい。でも、それは小説の外から見ているからなのだろうけど。

2009/10/04

恋愛すると結婚したくなり、結婚すると恋愛したくなる。恋に、結婚に、思いまどうあなたのための物語。
知り合った頃、この人と恋人になりたいと思った。恋人になったら、結婚したいと思った。夫婦になった今、次はどうすればいいのだろう──。士郎と結子は結婚七年。平穏な生活で仲は悪くない、だけど何か足りない。ところが思いがけない事による別居生活が始まって、ふたりは……。離れて、恋をして、再び問う夫婦の意味。結婚に悩めるあなたの胸に、静かな波紋を呼び起こす長篇小説。

2009/10/04

陸人があまりにも可哀想。
でも、結子の「女として通用する」ということを、試してしまう部分は誰しも持ってしまうものなのかもしれない。

2009/10/04

大好きな唯川恵さんの新刊だったのですぐに購入。
内容は７年の夫婦生活を送る結子と士郎が中心だが、彼らの周りの人物同士が接点をもつ。
夫婦の浮気や彼らを取り巻く人々の環境が夫婦のあり方を考えさせる。
５００ページほどの厚い文庫本だったが、読みやすく２日足らずで読んでしまった。
また自分にも３年半付き合った彼氏がいるので、共感できる部分とかこれからの将来のことについて考えさせられるいい機会にもなった。