100万回の言い訳 の商品レビュー

唯川恵【著】

2021/03/27

私は未婚ですが、結婚したら夫婦は自然と固い絆で結ばれるものだと思っていました。でも意外とそうではないのかもしれない。夫婦だからといって、全てを分かりあえているわけでもないし、お互いに秘密もある。子供がいなければ、もしかしたら一緒に住む必要もないのかもしれない。もともとは他人同士ですから。結婚したあともお互いに向き合うことが大切ですね。

2020/12/30

読み終わった後にタイトルを眺めると、意味がわかる。
登場人物の名前の章ごとに分けられているので、読みやすく内容の繋がりがわかりやすい。結末はモヤモヤする人もいるかも知れないが、私はみんな隠してるだけで実はこういう夫婦って多いのでは？とか想像した。登場人物のほとんどが自己中心的で自分のことしか考えず物事が動いていくとこも、とても人間らしくて私は逆に好きだと思った。ただやはり、結末を求めてしまいすぎてモヤモヤっとさせられた終わり方なので星は３つ。でも続きが気になってとても面白かったです。

2020/11/29

今回はどんな地獄が待ち受けているんだ……とビクビクしながら読み進めましたけど、
思ったより爽快な夫婦再生ストーリーだった……
まあいつもの唯川節で紆余曲折はありまくりだけど

2020/08/16

読む本がなくなって手元にあったこの本を再読。
夫婦ってなんだろうなぁと考えさせられる内容。だいたいストーリーは覚えていたけど、読ませる。唯川恵っぽい。ちょっと軽いなぁとは思うけど。
子どもがいない夫婦なんで、また自分とは違う感覚もある。まだ男や女であることを手離していない感じが読んでてちょっと恥ずかしくなるような。主人公の結子の気持ちは概ね共感はできるけど、男は子どもっぽいなぁと思ったり。おもしろかったけど、読み終わってみてふーんって感じかな。
唯一良かったのは志木子。世の中の陰に隠れるように生きてきた彼女が自分の居場所と人生を見つけられたのが良かった。この本の中で応援したくなったのは志木子だけかも。

2019/10/21

2018/8読了済でした。開いた瞬間よんだことあるーって思い出したけど一年前のなのによく覚えてた！印象に残る本だったんだな。というわけで今回はパラ読み。

2018/12/03

主人公結子は、年齢や環境等自分と似ている。しかし火事をきっかけに結子夫婦がやむなく別居してから、あっという間に2人はダブル不倫。さらにフラフラと変な男にも惹かれていく結子に全く共感できない。全体的に誰にも共感できなく、ラスト結子はもっと制裁を受けるべきでは、と思った。飲み屋の看板娘、志木子だけは癒し。頑張ってほしいと心から思う。初読み作家さんだったが、文体はクセなく読み易いので、また違う本を読んでみたい。

2017/09/24

唯川恵さんの本は裏表紙のあらすじを読んで買っていますが、今回は「結婚」。
リアルすぎて本当にありそうで（これだけじゃないと忘れないように気をつけながら）きっと多くの人がこの小説を読んで影響を受けてしまうのじゃない方、毎度ながら思いました

2017/05/15

志木子ちゃんがとても自分と重なった。女も男も、そういう恋愛とほど遠い人っているよね。

感情ってとても流動的だよね。
好きでもすぐ嫌いになったりするし。難しい。

2017/05/07

大人の男女を赤裸々に語ってくれたこの作品。
いろんな意味で刺激を受けて面白かった。
ドラマだと描写しづらい部分も、小説は頭の中で想像させてくれるから、自由で面白い！

2015/12/20

序盤は夫婦というものについて、考えさせられることが多くてふむふむと読んでいたのだけど、徐々にムカムカしてきた。いろいろ男性本位と女性本位が極端で頭がグラグラした。多分自分の好みだけど読んでて疲れた。それはストーリーが複雑だからじゃなくてこの男女の恋愛論が合わないから。