1,800円以上の注文で送料無料

フェルマーの最終定理 の商品レビュー

4.4

781件のお客様レビュー

  1. 5つ

    405

  2. 4つ

    244

  3. 3つ

    71

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2009/10/04

書き方がうまい。長さを全く感じさせない。 数学に関する一般的な歴史とフェルマーの最終定理の解決に向けての現代のドラマが 相互に計算され配置されており、読むものを退屈させない。 私は受験生時代、数学については全くダメだったけれど、数学に関するドラマは数学の得手・不得手関係なく こ...

書き方がうまい。長さを全く感じさせない。 数学に関する一般的な歴史とフェルマーの最終定理の解決に向けての現代のドラマが 相互に計算され配置されており、読むものを退屈させない。 私は受験生時代、数学については全くダメだったけれど、数学に関するドラマは数学の得手・不得手関係なく こんなにも人を惹きつけるのかと眼からうろこであった。 恥ずかしながら、主人公がやっとの思いで最終定理をついに完成させたときは、目頭が熱くなった。学生時代 あんなにも数学に苦しめられ、そして本の中に出てくる数学的なレトリックを全く理解していないにも関わらず、 一つの問題を巡る人々の人生のドラマ、悲しみ・苦しみ、そして喜びを理解することが出来て私は泣いた。

Posted byブクログ

2009/10/04

ワイルズのみならずその他大勢の研究者としての姿勢に打たれました。 私これじゃだめだ。と。 難解な話を数式を省いて、わかりやすく背景から説明してくれています。 最後の四色のやつとかはちょっと蛇足のような…

Posted byブクログ

2009/10/11

3世紀もの間、誰も解けなかった「フェルマーの最終定理」が証明されるまでの数学者たちの戦い。 数学に興味のない人には読めないかも(?) 数学が好きな人、知的好奇心の強い人は是非読んでみてください。

Posted byブクログ

2009/10/04

フェルマーの最終定理を解いた数学者ワイルズのドラマを軸に、いろいろな時代の、いろいろな人の話を織り交ぜたノンフィクション。数学とは言え、ほとんど全く数式は出てこず、普通に読める。フェルマーの最終定理に解法に日本人が大きく関わっていることは余り知られてはいないが、この本を読むと意外...

フェルマーの最終定理を解いた数学者ワイルズのドラマを軸に、いろいろな時代の、いろいろな人の話を織り交ぜたノンフィクション。数学とは言え、ほとんど全く数式は出てこず、普通に読める。フェルマーの最終定理に解法に日本人が大きく関わっていることは余り知られてはいないが、この本を読むと意外に日本人が登場することがわかる。決してマネをしたいとは思わない人生が多く登場するが、純粋科学をわかりやすく世に知らしめるという難しい課題を見事にこなしている著者には敬意を表したい。 「私はこの本の真に驚くべき感動をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」 http://blog.livedoor.jp/namunamu_6_3/archives/51430540.html

Posted byブクログ

2009/10/04

300年間解かれなかった「フェルマーの定理」 一見簡単そうな、誰にでも理解できるこの問題を解くには 300年の時間と、多くの数学者が必要だった。 その解決への過程と、かかわった数学者たちの数奇な運命。 たった一つの問題に一生を費やす情熱はいったいどこから来たのか・・・ 堅苦しい数...

300年間解かれなかった「フェルマーの定理」 一見簡単そうな、誰にでも理解できるこの問題を解くには 300年の時間と、多くの数学者が必要だった。 その解決への過程と、かかわった数学者たちの数奇な運命。 たった一つの問題に一生を費やす情熱はいったいどこから来たのか・・・ 堅苦しい数学者のイメージとは裏腹に、文中の人々は真摯で、情熱的で、親しみやすい。 著者はアメリカの元テレビ作家で、数学の初心者にもわかりやすい文章になっている。 詳しい人には、文中にちりばめられた手ごたえのある例題も楽しめると思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

最初は知的好奇心から読み始めたのですが、その予想以上にドラマチックな展開に、最後はとにかく先が読みたくて夢中でページをめくっていました。ラスト、ワイルズが定理を完全に証明したとき、単なる読み手である自分も、達成感と喪失感を抱きました。300年にもわたって解明されなかった難解な定理...

最初は知的好奇心から読み始めたのですが、その予想以上にドラマチックな展開に、最後はとにかく先が読みたくて夢中でページをめくっていました。ラスト、ワイルズが定理を完全に証明したとき、単なる読み手である自分も、達成感と喪失感を抱きました。300年にもわたって解明されなかった難解な定理の証明を、これだけ分かりやすく、かつ読みやすい文章で紹介してくれた著者と訳者に拍手!

Posted byブクログ

2009/10/04

同じ著者の「暗号解読」が良かったので、 こちらにも手を出してみた。 フェルマーの最終定理にまつわる物語に関しては 以前アミール・アクゼルの著書で読んでいたが、 こちらのほうが面白いような気がする。 2008年10月購入、読了。中古で450円。

Posted byブクログ

2009/10/07

以前に「暗号解読」もよんだが、まず始めにこちらを読んでからのほうがよかったと読後に思った。 内容はフェルマーという大昔の人が考えた、世の役に立たないし、数学にも役に立たない(と思われた)仮説を証明しようとする数学者の歴史。 なぜ数学者はそんな役に立ちそうもない問題を何世紀もわた...

以前に「暗号解読」もよんだが、まず始めにこちらを読んでからのほうがよかったと読後に思った。 内容はフェルマーという大昔の人が考えた、世の役に立たないし、数学にも役に立たない(と思われた)仮説を証明しようとする数学者の歴史。 なぜ数学者はそんな役に立ちそうもない問題を何世紀もわたって解こうとしているのか。それは数学者にとってはパズルのようなものと著者は説明している。 数学なんてわからなくてもなんとなく理解してしまう著者の説明がほんとうにすごい。

Posted byブクログ

2009/10/04

数学を知っている者がおもしろく思うのは当然ですが、 たぶん数学を知らなくてもこれはおもしろいです。 この定理自体なら中学生でもすぐに理解できるというのもありますが、 作者と訳者の力量も見逃せません。

Posted byブクログ

2011/07/17

読む前…「フェルマの最終定理なんてどうせあってるって分かってたんだろ。そんなの証明して何が楽しいんだ。第一フェルマは20世紀の高等な数学を先取りして証明したわけじゃないんだし。」読んだ後…「そうだった、物事は結果よりも過程のほうが面白いんだ。なんでそのことを考えずにいたんだろう。...

読む前…「フェルマの最終定理なんてどうせあってるって分かってたんだろ。そんなの証明して何が楽しいんだ。第一フェルマは20世紀の高等な数学を先取りして証明したわけじゃないんだし。」読んだ後…「そうだった、物事は結果よりも過程のほうが面白いんだ。なんでそのことを考えずにいたんだろう。数学における証明という物の重要さも全然知らなかった。現にスパコンで計算して初めて仮定に反する数が出てくるなんて。数論とはつくづく恐ろしい世界だ。」ただ訳が微妙だったような気も。原著を読んだわけではないけど。

Posted byブクログ