フェルマーの最終定理 の商品レビュー
これを読んだ生徒は数学が好きになるし、数学の点数も上がる、という話に納得。数学の奥深さ、そして数学という神秘に挑む天才たちの情熱に感嘆し、胸を熱くした。数学は、宇宙や神とかそういう類のものの秘匿された言葉を理解することと同義だと思った。そこに絶対的にあるのに、簡単には見えないもの...
これを読んだ生徒は数学が好きになるし、数学の点数も上がる、という話に納得。数学の奥深さ、そして数学という神秘に挑む天才たちの情熱に感嘆し、胸を熱くした。数学は、宇宙や神とかそういう類のものの秘匿された言葉を理解することと同義だと思った。そこに絶対的にあるのに、簡単には見えないもの。数学、面白い!!
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フェルマーの最終定理という言葉は聞いたことがあったけれど、実際になんなのかも知らなかった。聞いてみると、とても単純な定理なのだが、これを証明するのが330年もの間誰もできなかったことに驚いた。 数々の数学者たちが挑んでは失敗し、それでもその失敗をつなぎ合わせてアンドリューワイルズ...
フェルマーの最終定理という言葉は聞いたことがあったけれど、実際になんなのかも知らなかった。聞いてみると、とても単純な定理なのだが、これを証明するのが330年もの間誰もできなかったことに驚いた。 数々の数学者たちが挑んでは失敗し、それでもその失敗をつなぎ合わせてアンドリューワイルズが最終的に証明に導いた。 その中でも根幹の照明となっていたのが、谷山志村理論という日本人が考え出した理論で、日本人が大きく関わっていたことにも驚いた。 それにしても何かに没頭してのめり込む力の凄さを目の当たりにした。 映画になりそうなほどの歴史が詰まった内容だった。
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フェルマーの最終定理に関係した数学者を時系列的に主人公とし記述。最後にはワイルズを主役にドラマティックに話は進む。ピュタゴラス、オイラーは手厚く話が語られている。原理的なことはほぼ触れられないのでどのように定理を証明したかは正確にはわからない。付録で論文でも付けておいてほしかった...
フェルマーの最終定理に関係した数学者を時系列的に主人公とし記述。最後にはワイルズを主役にドラマティックに話は進む。ピュタゴラス、オイラーは手厚く話が語られている。原理的なことはほぼ触れられないのでどのように定理を証明したかは正確にはわからない。付録で論文でも付けておいてほしかった。読んでもわからないだろうが。よくここまで調べたもんだと思える内容。歴史と数学と人間ドラマが合わさった物語。
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初めて会ったのは中学生の時。とんでもない世界があることに衝撃を受けた。凡人には一生かかわりのない美しい世界を見せてくれる。何回も読み直すたびに数学には神様が存在すると確信した。
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すごいです! 数学が得意不得意に関わらず、絶対感動する作品です。 数々の数学者が挑んできたフェルマーの最終定理。その解明に関わってきた数学者たちの熱い物語です。解明のヒントとなるきっかけに日本人数学者2名の活躍があったことも驚き。 オススメ!
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とても面白くてわくわくしながら読んだ。数式や難しい理論を使わず、一般向けに数学の面白い概念やエピソードだけを伝えてくれる。専門的なことは何だかよく分からないけれど、数学はとてもエキサイティングで、数学者は知の探検家のようなものらしいということが分かる。 フェルマーの最終定理の証...
とても面白くてわくわくしながら読んだ。数式や難しい理論を使わず、一般向けに数学の面白い概念やエピソードだけを伝えてくれる。専門的なことは何だかよく分からないけれど、数学はとてもエキサイティングで、数学者は知の探検家のようなものらしいということが分かる。 フェルマーの最終定理の証明には賞金や名誉が与えられるが、本当の報酬は「解けた」という快感なのだろうと思う。誰も目にしたことのない地点に辿り着き、自力で世界を押し広げた者にしか得られない歓喜と高揚があるに違いないが、そんな経験はないのでそれがどんな気分かは分からない。 数というのは、人間の頭脳が発達し、数直線を引いてアラビア数字を操るようになったから生まれたものではない。人間が作り出した概念ではないのだ。宇宙にはもともと数があり、人間が進化の果てにやっと発見したというか、その一端を表せるようになったのだ。…というようかことを本書を読んだ後に誰かと話した。 数の世界の途方もなさを思うと、増え続ける栗まんじゅうを思い出し、身震いするのであった。
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数学者のロマン。 正直数学の証明とか公式とかは全く分からなかったが、350年にも及び問題解決に注いできた執念のバトンは感動。 役に立つとか立たないとかそんな次元の話ではない。 フェルマーの最終定理の証明に日本人が大きく関わっていたのは驚き。 自分の知らない世界だったが、知らない...
数学者のロマン。 正直数学の証明とか公式とかは全く分からなかったが、350年にも及び問題解決に注いできた執念のバトンは感動。 役に立つとか立たないとかそんな次元の話ではない。 フェルマーの最終定理の証明に日本人が大きく関わっていたのは驚き。 自分の知らない世界だったが、知らないからこそ面白かった。
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数字や将棋が好きな息子をみていると、彼の周りに数字が浮遊していて、それをぱっと掴みとって答えを出しているように見える時がある。そんな数字の世界の魅力を垣間見られるかな、と手にとった本作。フェルマーの最終定理をめぐるドキュメンタリー。無限に広がる数字の世界。1と2の間にもいくつの数...
数字や将棋が好きな息子をみていると、彼の周りに数字が浮遊していて、それをぱっと掴みとって答えを出しているように見える時がある。そんな数字の世界の魅力を垣間見られるかな、と手にとった本作。フェルマーの最終定理をめぐるドキュメンタリー。無限に広がる数字の世界。1と2の間にもいくつの数字が広がっているのだろう。私には底なし沼の様に見えてしまう。それを美しい、楽しい、と感じ、人生を捧げて証明に挑む人々。山中伸弥さんの著作を読んだ時も感じたが、いかに早く論文や証明を発表するかが大切、人生を捧げても報われるかはわからない、過酷な世界でもあるのだな、と思う。谷山=志村予想という、日本人がフェルマーの最終定理に関係していたことも驚きでした。推理小説も好きですが、自分の知らない世界にも触れていきたいな、と再確認した本作でした。
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中身の数論の内容は難しく理解しきれなかったが、フェルマーの最終定理にまつわる浪漫と証明を果たすまでの歴史を感じることができました。ワイルズはフェルマーの最終定理に魅せられ、ライフワークとして向き合っていたが故に、証明にたどり着けたのかなと感じました。単純に好きなことや夢中になれる...
中身の数論の内容は難しく理解しきれなかったが、フェルマーの最終定理にまつわる浪漫と証明を果たすまでの歴史を感じることができました。ワイルズはフェルマーの最終定理に魅せられ、ライフワークとして向き合っていたが故に、証明にたどり着けたのかなと感じました。単純に好きなことや夢中になれることを突き詰めていった先に、大きな成果が生まれることがあるのだと感じました。
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フェルマーの定理を証明する話題に入る頃から、難しくてついていけなくなったが。それまでの、素数や完全数の話はおもしろかった。大学の数学科でどんな事をやるのかも垣間見えた。予測-証明-定理。しかもより美しさを数学者は求めている、という点に惹かれた。現在では数字を放り込めば、パソコンで...
フェルマーの定理を証明する話題に入る頃から、難しくてついていけなくなったが。それまでの、素数や完全数の話はおもしろかった。大学の数学科でどんな事をやるのかも垣間見えた。予測-証明-定理。しかもより美しさを数学者は求めている、という点に惹かれた。現在では数字を放り込めば、パソコンで計算をやってしまう。なぜそのように導き出されたかが省略され理解するという過程が飛ばされる、いわゆるブラックボックス化がどんどん増えてきたことに疑問を感じていたので、本書を手にとったのは良いタイミングだった。2021.9.9
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