経営戦略を問いなおす の商品レビュー
経営は利益水準を1桁ずつ上げていくこと 「脱皮」exニトリ 経営陣の総取っ替えが必要 経営戦略 全体像・パッケージング 「企画」 ①立地②店構え③均勢 exマツダ5ch戦略暴走 経営理念 未だ見ぬ「未来」の暗闇へ進む「勇気」「挑戦心」
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2006年の本ですが、一読の価値はあると思います。 戦略をふりかざすのは重症。そいつは分かってないと思っていい。 立地と構えと均整。 戦略は人の頭の中にある。 事業感を鍛えましょう。 とのこと。
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※このレビューにはネタバレを含みます
実は日本企業はほとんど成長していない。規模が拡大しても、皆、利益率は伸びていない。これは、戦略不全が起きているといること。そして、戦略とは、「立地」「構え」「均整」(全体像)のこと。これが、企業が、置かれたコンテキストのもとで描かれていること。現場が優れた日本企業の迷走は、企業風土や任期、育成などを背景とする経営者の課題。戦略は人に宿る。4つの観が大事。世界観、歴史観、事業観、人間観。プラス経験、度胸。人事、人選は不公平でよい。分業体制での現場実績は、経営者としての経験と能力を担保しない。自己選択の仕掛けを作って、帝王学を。 最後の章では、学生には、大企業に就職するとはどういうことかと、観につながるリベラルアーツの重要性を、中堅社会人には、精神の自立を獲得するために、未開の荒野を切り開くべきことを。そして、幹部社員には、創業理念の研究(弾み車?)と無知の闇を覗くことをメッセージとして付記されています。 1日で読める新書ボリュームながら、盛り沢山かつなんだか響きまくる気がしました。
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「経営戦略を問いなおす」 三品氏が 戦略とは何?と質問し、社会人が説明できないシーンに出くわす。 それが執筆の機会とのことです。 執筆こそ古いですが、花王ライオン、キヤノンコニカの比較は現在こそ省みるテキストかもしれません。 両者はなぜ利益に差異ができたのか? 戦略とは立地そ...
「経営戦略を問いなおす」 三品氏が 戦略とは何?と質問し、社会人が説明できないシーンに出くわす。 それが執筆の機会とのことです。 執筆こそ古いですが、花王ライオン、キヤノンコニカの比較は現在こそ省みるテキストかもしれません。 両者はなぜ利益に差異ができたのか? 戦略とは立地そして均衡。 キーエンスの記述も見逃せません。
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めちゃくちゃ面白かった。面白かったですが、仕事ですぐに戦略を立てなくてはいけない立場の人が読めば「なんだ、これ(怒)」になるでしょう。 戦略は人に宿り、大切なことは「観」だと言われてしまえば 「だから何をすればいいのだ(嘆)」 と思ってしまうに決まっています。 でも、戦略の本質は...
めちゃくちゃ面白かった。面白かったですが、仕事ですぐに戦略を立てなくてはいけない立場の人が読めば「なんだ、これ(怒)」になるでしょう。 戦略は人に宿り、大切なことは「観」だと言われてしまえば 「だから何をすればいいのだ(嘆)」 と思ってしまうに決まっています。 でも、戦略の本質は三品さんが言う通りだと思いました。そんな付け焼刃で、本を読んでそのステップ通りに進めば戦略が出来上がる、なんてものではないはずです。もしそれで答えが出るなら、皆が同じ答えにたどり着き、差別化も何もできません。そんなものは戦略であり得るはずがない。 歴史観、世界観、事業観、そして人間観。そうしたことを養いながら、自らの理念に従って作っていくのが「戦略」です。だから、戦略を作るのは経営者であり、中間管理職に作らせてはいけないのです。中間管理職が作るのは、与えられた理念や戦略に基づく「戦術」です。 ということで、即効性はないと思いますが、将来その地位になることを目指す人は本書の言うことを理解してものごとに取り組んでいけばいいと思います。それと、戦略が必要なのは会社・組織だけではない。「自分」がこれからそうしていくのかという戦略を立てるためにも役立つはずです。 https://amzn.to/2Gv5X42
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かなり共感。 マトリックスで整理しただけで戦略が作れるなんて思っちゃいけない。 部門に経営戦略まで作れるなんて思っちゃいけない。 戦略の、受動的側面も理解した方がいい。 観に則った、その時々の受動的判断が、結果的に戦略となる。
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【編集後記】 ◆今日の本と同じ三品先生の5年前に出版された新書。 経営戦略を問いなおす (ちくま新書) 新書でここまで値崩れしていない(送料合わせたら新品と同じ)と言うのも珍しいかと。
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2017年1月の経営会議で牧社長から全員に配布された。 長期で考えるという根拠になっている模様。 データを使って書いてあり、わりと納得がある。
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・「立地」が悪ければ、たとえ戦略の神様でも歯が立たない ・ユニーな「立地」の会社は高い利益率である場合が多い ・ローカルなコンテクストの中で、「立地」と「構え」と「均整」をいかに揃えるかが戦略の要諦 ・経営人材の選択と集中 ・人を見分ける概念:「パーソナリティ(性格、人柄)」「キ...
・「立地」が悪ければ、たとえ戦略の神様でも歯が立たない ・ユニーな「立地」の会社は高い利益率である場合が多い ・ローカルなコンテクストの中で、「立地」と「構え」と「均整」をいかに揃えるかが戦略の要諦 ・経営人材の選択と集中 ・人を見分ける概念:「パーソナリティ(性格、人柄)」「キャラクター(品性、人格)」「テンパラメント(気質、感受性)」 ・実務は知識でするもの。経営は知識は必ずしも必要ない。経験と広い教養、それに裏打ちされた事業観 ・40代の幹部社員は、自分が知りぬいた世界で部下に細かい指示を出すよりも、自分が知らない世界を覗きにいくのに時間を使うべき
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経営戦略を問いなおす (ちくま新書) 三品 和広 経営幹部セミナーで講演して頂いた三品さんの著書。戦略という言葉を説明できるか?わかって使ってる?という問から始まる。戦略は人に宿るというのが本質だと思う。 ◯戦略という言葉をわかって使っているのか? ・変わりにくい長期利...
経営戦略を問いなおす (ちくま新書) 三品 和広 経営幹部セミナーで講演して頂いた三品さんの著書。戦略という言葉を説明できるか?わかって使ってる?という問から始まる。戦略は人に宿るというのが本質だと思う。 ◯戦略という言葉をわかって使っているのか? ・変わりにくい長期利益を如何に増やして行くかが戦略 ・思い立った時に駆り立てられるものではない ・優れた会社は成長を目的にしていない、これは結果 ・製造業672社の平均利益率は1960年から加工の一途。特に規模の拡大を図り失敗するケースが多い ・戦略の真髄は機を読み取る心眼にあり、属人的である ◯戦略の要諦 ・立地(ポジショニング) ・構え、基本設計 ・均衡、ボトルネックの意識 ・誰に何を納めるか ・サウスウエスト航空は、米で一般的なハブ&スポークを取らず、地方空港同士を結んで新たな層を開拓。機体の回転率を上げ、リスク(ボトルネック)を人に集約。採用に徹底的に拘り(インターン一年、人事のDB、大きな裁量を与えてパフォーマンスを最大化した。 ◯日本企業の経営者の苦悩と問題 ・社長が応援団長で社員が全員野球をする。しかし、戦略まで部課長に投げる。彼らは事業の立地、構え、均衡を左右できる訳ではないため、手に負えない。 ・指示や号令ではなく、外堀からじわじわ埋めながら誘導する経営者が求められる!? ・事業部長は計画の達成が求められ、僅かな差が出世に響くため、その達成に勤しみ将来のことを考えるインセンティブも暇もない。 ・戦略は人に宿る、観と経験と度胸。 ◯経営者の選び方 ・担任期では戦略不全となる。経営者候補は分業体制の中で上の覚えがめでたい管理職であり、経営も管理職となり、戦略不全となる。 ・人選し教育と選抜の上様々な試練の場を与え続けるのがGEのやり方。早期に選抜して多くのパイからふるいにかける。 ・実績主義の虚構、花形部門の管理職が経営に向いてる訳じゃない。 ・人事の仕事は公平性を確保することではない、人が人を選ぶことに躊躇するが、信頼される経営者が選抜にあたり、採否の理由を説明すれば納得いかない人がそう出るものではない。 ◯社員の意識 ・社員は社長の言葉を聞きたがっている。理念、「死に場」を求めている。社史を研究し、創業者の身になり、理念を語れるようになるべし。共有する創業のルーツは求心力の源泉になりうる。
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