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ボトルネック の商品レビュー

3.5

163件のお客様レビュー

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2009/10/04

自分の生まれなかった世界に行くおはなし。 でも、こういう感じ好きですよ? 楽観で生きるか悲観で生きるか。

Posted byブクログ

2009/10/04

死んだ恋人を弔うために訪れた東尋坊で、めまいに襲われ崖から転落、したはずなのに、気づけば金沢市内に戻っていた主人公。不思議に思いながらも家に帰ると、そこには生まれてこなかったはずの姉・サキがいた。そして自分が今いるのは「自分の代わりに姉が生まれた世界」であることを知る。もし自分が...

死んだ恋人を弔うために訪れた東尋坊で、めまいに襲われ崖から転落、したはずなのに、気づけば金沢市内に戻っていた主人公。不思議に思いながらも家に帰ると、そこには生まれてこなかったはずの姉・サキがいた。そして自分が今いるのは「自分の代わりに姉が生まれた世界」であることを知る。もし自分がいなくて、代わりにサキがいたらどうなっていたか。一つ何かを見る度に、今まで生きてきた事を否定させられる感じになっていく主人公が痛々しかった。

Posted byブクログ

2009/10/07

恋人を弔うため東尋坊に来ていた僕は、強い眩暈に襲われ、そのまま崖下へ 落ちてしまった。―はずだった。ところが、気づけば見慣れた金沢の街中に いる。不可解な想いを胸に自宅へ戻ると、存在しないはずの「姉」に出迎え られた。どうやらここは、「僕の産まれなかった世界」らしい。

Posted byブクログ

2009/10/07

何かにつけて消極的になりがちなわたしにとって、「もしも明るく、真っ直ぐに、積極的に行動することが出来たら取り巻く環境がどれだけ変わるのか?」という問いの答えは知りたいような知りたくないような……。「事態はなるようにしかならない」と、あるがままを受け入れることが最善の選択と信じて生...

何かにつけて消極的になりがちなわたしにとって、「もしも明るく、真っ直ぐに、積極的に行動することが出来たら取り巻く環境がどれだけ変わるのか?」という問いの答えは知りたいような知りたくないような……。「事態はなるようにしかならない」と、あるがままを受け入れることが最善の選択と信じて生きてきた主人公はまさにその答えを知ってしまい、なんとも救われない結末が待つ。主人公と性格が重なる部分が少なからずあるので身につまされました。

Posted byブクログ

2009/10/04

非常に痛々しい小説。『自分がもし、いなかったら…』というifの世界が描かれているが、それは主人公にとっては、残酷すぎるものだった。

Posted byブクログ

2009/10/04

恋人を弔うため東尋坊に来ていた僕は、強い眩暈に襲われ、そのまま崖下へ落ちてしまった。―はずだった。ところが、気づけば見慣れた金沢の街中にいる。不可解な想いを胸に自宅へ戻ると、存在しないはずの「姉」に出迎えられた。どうやらここは、「僕の産まれなかった世界」らしい。

Posted byブクログ

2009/10/04

07/02/04読了★自分が生まれてこなかった世界を描くという着想が面白いです。最後は釈然としないものがありますが、読者の想像に任せるという意味でよいのかな?

Posted byブクログ

2015/01/08

 兄の通夜の日、ノゾミの死んだ場所東尋坊へやってきたリョウは眩暈に襲われ、崖下へ落ちてしまう。気がついた場所では、自分の代わりに姉サキが生まれていた世界だった。サキと自分の世界の違いを認識し、永遠に失ったものを享受するサキを知る。間違い探しの中で見つけた本当の間違いは・・・  ラ...

 兄の通夜の日、ノゾミの死んだ場所東尋坊へやってきたリョウは眩暈に襲われ、崖下へ落ちてしまう。気がついた場所では、自分の代わりに姉サキが生まれていた世界だった。サキと自分の世界の違いを認識し、永遠に失ったものを享受するサキを知る。間違い探しの中で見つけた本当の間違いは・・・  ラスト1行が。あのタイミングでひどい!と思ってしまいました。あと、フミカが近くにいたらと考えると怖かったです。自分の存在についても考えさせられました。淡々として重く痛いけれど読んでよかった本です。

Posted byブクログ

2009/10/04

米澤作品は女性の話し方が苦手なことが多いのですが、この作品のサキは好きなタイプでした。設定等も好みなのですが、最後がちょっと弱いかな。正直、ラストの一言がいまひとつ理解できなかったので、ちょっと消化不良です。

Posted byブクログ

2009/10/04

 自然な文体で情景が目に浮かぶような文章です。  本来であれば主人公に魅力のない物語はある意味成立しませんが、この無気力な主人公は最適です。  しかし、最後の最後は、なといえばいいのか。。。。

Posted byブクログ