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ボトルネック の商品レビュー

3.5

163件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    54

  3. 3つ

    66

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    2

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2010/07/30

大分前に読んだのに、登録しそこねていた本 みんなのタグにある「やるせない」という言葉がピッタリな本 救いがない。

Posted byブクログ

2010/08/21

ノリ的にはジョナサン・キャロルっぽいダーク・ファンタジー。 この世界がどうにもならないほど酷いのは、誰かではなく、お前の責任。 この世界が生きにくいのは、誰かの責任じゃなく、お前の責任。 お前さえいなければ、世界はもっとハッピーになれた。 ステレオタイプな登場人物の嫌な側面は...

ノリ的にはジョナサン・キャロルっぽいダーク・ファンタジー。 この世界がどうにもならないほど酷いのは、誰かではなく、お前の責任。 この世界が生きにくいのは、誰かの責任じゃなく、お前の責任。 お前さえいなければ、世界はもっとハッピーになれた。 ステレオタイプな登場人物の嫌な側面はすべて自分の影で「いるよね、こんなヤツw」と哂ってしまう自分だったりする。 後味の異様な悪さが良い。

Posted byブクログ

2010/06/28

主人公がパラレルワールドへ行ってしまうというSFのような設定。しかし中身は厭世的な小説。2つの世界の異なる点を探す事で、主人公はある事に気づきます。 結論や救いを示さない、苦さが目立つ小説。しかしラストシーンは何回も読み直してしまった。心に残る作品。

Posted byブクログ

2010/06/21

ラストに賛否両論があり、やたら暗いと評判だったので 大好きな米澤さんなのになかなか読むことができず。 私は評価4にしたけど、覚悟せず読んだ場合は あと2ぐらい下がるかも。 いや〜いろんな意味ですごい作品でした。 ほんとこれは心身共に健康なときに読まんとあかんわ。

Posted byブクログ

2011/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み応えのある暗さ救いようのなさ。 希望も何もないけれど、希望が必ずあるとは限らないのだから、こういうのはありだと思う。 水の底にでも沈んでいたいわって気分の時にはとてもあう本。 相変わらずの読みやすさで、さらっと読めました。

Posted byブクログ

2010/06/13

報われないパラレルワールドもの。 人間模様はとてもリアルで、「いるよね、こういう人たち」と思います。「自分はどのタイプか」と考えると、ぞっとするかもしれない。 「あちら側の姉」が取り返しがつかない事になる前に「こちら側」に来てくれた方が、そりゃハッピーな結末になったかもしれないけ...

報われないパラレルワールドもの。 人間模様はとてもリアルで、「いるよね、こういう人たち」と思います。「自分はどのタイプか」と考えると、ぞっとするかもしれない。 「あちら側の姉」が取り返しがつかない事になる前に「こちら側」に来てくれた方が、そりゃハッピーな結末になったかもしれないけれど、語られていないだけで「こちら側の方が良かったこと」だってあったんじゃないのかな。 全ての不幸を「自分のせいだ」と背負い込むための旅なんてまっぴらだ。

Posted byブクログ

2010/05/26

最後まで救われない。 親がひどすぎる… ただ、やたらと人けがないのが気にはなる。 もしかしてあそこは死者たちの国って考えすぎ???

Posted byブクログ

2010/05/23

東浩紀「クオンタムファミリー」、平野啓一郎「ドーン」を読んでからこの本では、設定もありきたりで平凡、描写も平易すぎ、に感じた。最後の終わり方には不満が残った。

Posted byブクログ

2010/05/12

氷菓あたりの米澤穂信よりも、ボトルネックやインシテミルの米澤穂信の方が好き 終わり方はご想像にお任せするということなのか、救いようがなく相当暗いように思った けれども書き口も伏線もストーリーの組み立ても嫌いではない

Posted byブクログ

2010/05/11

自分が存在しない世界のほうが、まわりのみんなが幸せそうだなんて・・・悲しすぎる。ありそうでなかったストーリー。しみじみ考えさせられる話でした。 よくこういう話考えつくよなー。終わり方が好きです。

Posted byブクログ