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ルリユールおじさん の商品レビュー

4.6

116件のお客様レビュー

  1. 5つ

    68

  2. 4つ

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2023/08/15

他の本の中に紹介されて、本のドクターになった訳を知りたくなり読みました。確かに、そう思える本。絵本だけど、哲学書にも見えた‼️

Posted byブクログ

2023/08/11

本は高価なもの、大切なものというふうに言われて育った事もあり、私も殊更に本は大事に扱います。何度も開く本はどうしても傷んできます。そんな本を多くの工程でルリユールし、新しい命を吹き込んでいく職人の手の技に本当に敬意を感じる。 時代の流れの中で減りつつある現状にどうすることも私に...

本は高価なもの、大切なものというふうに言われて育った事もあり、私も殊更に本は大事に扱います。何度も開く本はどうしても傷んできます。そんな本を多くの工程でルリユールし、新しい命を吹き込んでいく職人の手の技に本当に敬意を感じる。 時代の流れの中で減りつつある現状にどうすることも私にはできないけれど、こうして絵本の中でずっと息づいていて欲しい。

Posted byブクログ

2022/05/28

大切な図鑑が、こわれてしまった。 本やさんに行けば、新しい植物図鑑はいっぱいあるけれど、この本がいい。 本を修理してくれるおじさんを探して、直してもらう。 一度ばらばらにしてとじなおす。 「ルリユール」ということばには、「もう一度つなげる」という意味がある。 表紙は、すきな森の色...

大切な図鑑が、こわれてしまった。 本やさんに行けば、新しい植物図鑑はいっぱいあるけれど、この本がいい。 本を修理してくれるおじさんを探して、直してもらう。 一度ばらばらにしてとじなおす。 「ルリユール」ということばには、「もう一度つなげる」という意味がある。 表紙は、すきな森の色の紙を選び、おじさんの魔法の手で新しい本になる。 最初のページから絵も素敵で目が離せなくなった。 途中、文字がないところもあるが、すべて絵で表現しているのが素晴らしい。 本作りの工程もわかりやすい。 名前入りで、世界にひとつの本に仕上がった。 自分が、たくさん読んだ本だからこそ手離さずに修理する。 最高ではないだろうか。

Posted byブクログ

2022/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大切にしていた植物図鑑が壊れてしまった少女は、直してくれる人がいると聞いてルリユール(製本職人)のもとを訪れる。本への愛情、仕事の誇りを描いた絵本。 56pあります。文が短くそれほど長大に感じませんが、パリの風景や、ルリユールおじさんの仕事場を眺めているだけで時間が過ぎていきます。 ソフィーのためのたった1冊の本に生まれ変わらせるストーリーが好きで、さらにその1冊が永いことソフィーと共にあって、ソフィーが植物学者になっているというのも良いです。大事な図鑑を相棒に、ソフィーもまた自分の仕事に誇りをもって日々を過ごすのだろうな。

Posted byブクログ

2022/02/13

「ルリユール」はおじさんの名前ではなく、本の修理屋さんとか装丁職人とかいう意味。職業の名前で呼ばれるのってなんか素敵だな。物語の舞台てまあるパリではよくあることなんかな? 材料とか機械が所狭しと置いているごちゃごちゃした部屋と、ゴツゴツした手で魔法のように本を直していくおじさん...

「ルリユール」はおじさんの名前ではなく、本の修理屋さんとか装丁職人とかいう意味。職業の名前で呼ばれるのってなんか素敵だな。物語の舞台てまあるパリではよくあることなんかな? 材料とか機械が所狭しと置いているごちゃごちゃした部屋と、ゴツゴツした手で魔法のように本を直していくおじさん。その周りをちょこちょこ着いて回る女の子。なんかいいな。こんなおじいちゃんほしい。

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2021/07/29

パリの路地裏に工房をもつ製本職人「ルリユ-ルおじさん」と「少女ソフィ-」の植物図鑑の修復をめぐっての心あたたまる物語。絵本作家<いせ ひでこ>さんの繊細な水彩画が、老練な手職人の心意気とあどけない少女との心の交流を描いた、ほのぼの感に包まれる美麗な絵本です。 「ルリユ-ル」とは「...

パリの路地裏に工房をもつ製本職人「ルリユ-ルおじさん」と「少女ソフィ-」の植物図鑑の修復をめぐっての心あたたまる物語。絵本作家<いせ ひでこ>さんの繊細な水彩画が、老練な手職人の心意気とあどけない少女との心の交流を描いた、ほのぼの感に包まれる美麗な絵本です。 「ルリユ-ル」とは「もう一度つなげる」という意味をもち、父親から受け継いだ技術の研鑚に思いを馳せる老人と、新しく生まれ変わった図鑑とともに成長し、植物学者となったソフィ-の思いがいっぱいつまった、読み終えてため息のでる見事な絵本です。

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2021/04/21

フランスで著者が出会った、ルリユール。 アパートを借りてまで通い詰め、思いを形にしたこの絵本。 大好きな図鑑がバラバラになってしまい、修復してもらうソフィー。 父親から学んだ技術を高め続けてきたルリユールおじさん。 完成した本を「わたしだけの本」とぎゅっと抱きしめるソフィー、大好...

フランスで著者が出会った、ルリユール。 アパートを借りてまで通い詰め、思いを形にしたこの絵本。 大好きな図鑑がバラバラになってしまい、修復してもらうソフィー。 父親から学んだ技術を高め続けてきたルリユールおじさん。 完成した本を「わたしだけの本」とぎゅっと抱きしめるソフィー、大好きな本の世界にのめり込むソフィーの姿に、なぜか泣きそうな気持ちになった。 ひとにはそれぞれ大事にしたいものがある。それを大切に抱えて生きていきたいな、ということを思い出させてくれる。 いせひでこさんの、優しくて味わい深い絵を眺めているだけでも幸せな気持ちになれる、本好きにはたまらない一冊。 ルリユールって、本当に素敵な職業。

Posted byブクログ

2020/09/27

Eテレの「テレビ絵本」で2回くらい見た。 絵がきれいだし、本も植物も好きなので、図鑑が修復されてゆく工程に心が暖かくなる。 おじさんの子どもの頃の思い出、出来上がった図鑑の表紙。どれもステキ。

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2019/12/08

最初にページをめくって現れたのは、見開きの「パリの街の朝」の水墨画。 うわ~、なんていい感じ! これからどんな一日が待っているのか、思わず胸がときめく。 右のページには、老人が植木に水をあげている姿が小さく描かれている。 人はこの老人だけ、と思いきや、 左のページには、よーく見...

最初にページをめくって現れたのは、見開きの「パリの街の朝」の水墨画。 うわ~、なんていい感じ! これからどんな一日が待っているのか、思わず胸がときめく。 右のページには、老人が植木に水をあげている姿が小さく描かれている。 人はこの老人だけ、と思いきや、 左のページには、よーく見ないと見逃がしそうな小さな女の子もいた。 少し読み進めて気が付いた。 最初の10ページほどは、同じ時間に別々の場所にいる少女と老人が左と右のページに別れて描かれている。 そして、少女は探していた老人にやっと出会える。 あとは、皆さんのレビューのとおりなので多くは語りません。 あまりにもいい本だったので、お気に入りベスト3を更新してしまいました。

Posted byブクログ

2018/02/04

ルリユールおじさんと少女の関係が温かくて微笑ましい。 絵もほんわかした雰囲気がお話にあっていてすてき。

Posted byブクログ