MOMENT の商品レビュー

本多孝好(著者)

2014/03/14

病院で清掃のアルバイトをしている大学生の主人公が、ふとしたきっかけで死を目の前にした患者の願いを聞き届ける、そんな物語。
主人公が探偵の真似事をしながら依頼者の無理難題を解決していく、１話完結の構成。
面白かったのは、物語がまるで推理モノのように展開されていき簡単に展開が読めないところ、そして登場人物のどこか皮肉めいた会話のキャッチボール。
この作品が面白いと感じたら、続編の『WILL』『MEMORY』もぜひ読んでみて欲しい。

2014/03/10

以前から読んでみたいと思っていたこの本。
本多さんの本は初めて読みました。
とある病院で囁かれるうわさ。
この病院には死を間際にした人の願いをかなえてくれる「仕事人」がいると。
かなり期待して読んだからなのか、想像していた内容とはかけ離れていて・・・

2014/03/02

生と死。こういうのに弱い。
最後の黒衣の仕事人は必要だったのか？
続きますよ感がたっぷりでちょっとがっかり。

2014/02/21

生きている以上、いつかは誰にでも、死はやってくる。

そして、生きている以上、自分だけで生きていくことはできない。

母や父、兄弟、祖父母、友人、恋人、様々な人と様々な立場で関わり合いながら、生きている。

人と出会うということは、ものすごい奇跡なのかもしれないと思った。

かつて、歴史や国家に振り回されたり、人と人とが傷つけ合ったりしなくてはいけない時代が存在した。

知り合うことや、話すことができるのは、その人が生まれて、生きているからこそ、できること。

自分が、いつ死ぬかなんて分からない。
だけど、今、私は生きている。出会いを大切に、自分に誠実に、自分の中で胸を張れる生き方をしたいと思った小説でした。

2014/02/06

この本がきっかけで本多孝好さんの本を読むようになりました。重すぎもせず読みやすく、年齢や見方によって受け取り方がかわる本だと思います。
大人になってからもう一度読んでみたいと思いました。

2014/01/16

神田と森野シリーズを好きになるきっかけの作品。WILLに比べると切ない話が多く胸が締め付けられるような気持ちになる。

2014/01/15

『ＭＥＭＯＲＹ』読了をきっかけの再読。

人は、死の直前に何を思うのか。
私なら？
ただ１つ、願いを叶えてくれる人と会えたなら、
何を願うだろう。

とある病院に流れる「必殺仕事人伝説」
死を間近にした患者のもとにだけ現れるという。
仕事人の正体たる大学生アルバイトの神田くん。
きっかけとなったとある老婦人の件といい、なんて
善人なのだろう。
少女の願いをかなえようとしての駆け引きも含めて。
最終話での闘いも、そう。
ときどき登場する幼馴染の森野サンも印象的。

2014/01/13

「人間は死ぬ前に何を望むのか」。入院患者とアルバイトの掃除夫である大学生とのやり取り、望みを聞いた彼の行動、そして次第に明るみになる謎と、最後の闘い。
“最後の願い”を叶えるための大学生の行いの数々は、ささやかではあるが細かな心遣いに満ちている。
それが叶えられることが本当に幸せなのかどうかは、誰にもわからないのだけれど……。

2014/01/10

死ぬ前に何を考えるのか全く想像がつかない。それがわかるのは死ぬ時なのかな。

FIREFLYが印象に残った。

2014/01/10

死を受け入れた時、何を思うのか。死までの残された時間をどう生きるのか。何を残して死ぬのか。何を持って逝くのか。考えるほどにキリのないことをぐるぐると考えさせられる本でした。淡々と進むストーリーの割には後味が残ります。特にFIREFLYが印象的でした。