MOMENT の商品レビュー
20140728 本屋のオススメランキングに入ってたりするから期待したのだが、正直そこまでででもって感じ。
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ストーリーは似てはないけど、どこか辻村深月の「ツナグ」を思い出させる。 もちろん辻村作品のほうが好きだ。
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ある病院には、死を前にした患者の最後の願いを一つだけ叶える必殺仕事人伝説がある。 その仕事人は現在、病院の掃除アルバイトをする大学生、僕。 死を前にした時、人は何を思うのか。
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ミッシングに続きすぐに読んでみました。 死をテーマにした題材で とっつきにくい感じかと思いましたが、 それぞれのストーリーがスッと入ってくる 読みごこちの良い作品でした。 ただ主人公の年齢に違和感を感じる位 小難しい言い回しや表現が多く 現実味がありませんでした。 続編のよ...
ミッシングに続きすぐに読んでみました。 死をテーマにした題材で とっつきにくい感じかと思いましたが、 それぞれのストーリーがスッと入ってくる 読みごこちの良い作品でした。 ただ主人公の年齢に違和感を感じる位 小難しい言い回しや表現が多く 現実味がありませんでした。 続編のようなものが出ているらしいので 読んで見ようと思います。
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死を前にしたときの最後の願い。そしてそれを叶えたいと思う病院でアルバイトする掃除夫の大学生神田。 それはささやかな復讐だったり、未練だったり、神田君が噂の必殺仕事人の振りをして叶えてあげられる事柄はある意味納得ができたのだけど、この病院には本物の仕事人が暗躍していたことを彼は知っ...
死を前にしたときの最後の願い。そしてそれを叶えたいと思う病院でアルバイトする掃除夫の大学生神田。 それはささやかな復讐だったり、未練だったり、神田君が噂の必殺仕事人の振りをして叶えてあげられる事柄はある意味納得ができたのだけど、この病院には本物の仕事人が暗躍していたことを彼は知ってしまった。許されるべきではない行為が行われていると。う~ん、考えさせられました。 もし自分の命があと僅かだと知ったら、私はどっちの仕事人に何をお願いするんだろう……
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オムニバスで本多さんに惹かれ、読んでみた最初の作品です。連作短編集って感じ。 そうきたか!って言う心地いい裏切りもありつつ、患者ウソつきすぎでしょ!とか、こんな頭の切れる大学生いるの?ってツッコミもいれつつ(笑) 最初はテーマ的に重そうかなと思いましたが、程よい切なさと爽やかさ...
オムニバスで本多さんに惹かれ、読んでみた最初の作品です。連作短編集って感じ。 そうきたか!って言う心地いい裏切りもありつつ、患者ウソつきすぎでしょ!とか、こんな頭の切れる大学生いるの?ってツッコミもいれつつ(笑) 最初はテーマ的に重そうかなと思いましたが、程よい切なさと爽やかさで安心しました。文章も読みやすいです。 ここのところ、たまたま生と死をテーマとする作品を続けて読みました。 死ぬ間際に、私は何を考えて、何をするんだろう。そもそもそんな間もなく死んじゃうかもしんないけど。 美子ちゃんの、腹が立つってのは、ごもっとも。健康ってだけで幸せだな。
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『MEMORY』を読んだ後、本書の続編であることを知ったので。 ハッピーではないけど、不幸でもない。そんな感じ。 この作家さんは、短編でサクサク読めちゃいますね。この流れで『WILL』もいっちゃいます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あー泣きたいな!って思って買ったのがこの”MOMENT”! 泣ける話かと思って読んでみたら…裏切られた!!!私は泣けなかった! でも心地よい裏切りだった。患者はきれいだけじゃない生身の人間の本音が垣間見えるし、それと対照的に飄々としている神田くんのバランスがいい。 とぼけているようで、勘が鋭いというか。魅力的なキャラクターだった。 一番好きなシーンはWISHの警察官とのかけあい! テンポがいい。
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色褪せて毛羽立ったお下がりのスカーフ。自転車でめいいっぱいの助走をつけてやっとこさ駆け上れる正門の坂。黒板の上に掲げられたへたくそな「ONE FOR ALL.ALL FOR ONE」。温くて少し醤油が染みたお弁当のミニトマト。体育の後の教室に充満する汗と制汗スプレーの臭い。野良犬...
色褪せて毛羽立ったお下がりのスカーフ。自転車でめいいっぱいの助走をつけてやっとこさ駆け上れる正門の坂。黒板の上に掲げられたへたくそな「ONE FOR ALL.ALL FOR ONE」。温くて少し醤油が染みたお弁当のミニトマト。体育の後の教室に充満する汗と制汗スプレーの臭い。野良犬に自分の餌を横取りされていた番犬。貸し借りしていた花とゆめと少年ジャンプ。 多分、大体、こんな事だろうな、思いつくの。 この本を初めて読んだ、中学一年生の私が考えただろう「死ぬ瞬間に考えるかもしれない、結構、馬鹿馬鹿しいこと」。 いつの間にか、神田と森野の歳に追いついていた。 お下がりはもう着ない。自転車は随分乗らなくなって車庫の脇で錆び付いている。スローガンは社訓になった。コンビニのサラダは水っぽいしコスパが悪い。帰宅ラッシュの電車内の臭いには敵うものはあるまい。野良犬はとんと見かけなくなった。二代目の番犬は食い意地が張ってるし触られるのもあまり好きじゃない。貸し借りしていた友人も揃えた単行本も地元に置いてきた。 今の自分なら何を考えるんだろう。 二十三万九千円で必殺仕事人に何を頼もう。 だって、払えない金額じゃないんだもんな。 でもまあ今は、とりあえずは、そんなお金があったら地元に帰って、親孝行して、友人と遊んで、死んだ時のために、結構、馬鹿馬鹿しい走馬灯のストックを作っておこうかな。
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あらすじのせいか、最初はいわゆる「いい話」系のお話なのかしらと斜に構えて読んでしまった。 しかしながら、いやいやそうは問屋がおろしませんよ、と、言わんばかりの話の展開とひとくせもふたくせもある人物たち。 ラストエピソードで、呆然としてしまう。 それから、そうきたか! や...
あらすじのせいか、最初はいわゆる「いい話」系のお話なのかしらと斜に構えて読んでしまった。 しかしながら、いやいやそうは問屋がおろしませんよ、と、言わんばかりの話の展開とひとくせもふたくせもある人物たち。 ラストエピソードで、呆然としてしまう。 それから、そうきたか! やられた! と笑い出してしまう。 うーん。もったいない。あらすじで読まずにいる読者、多いんじゃないかしら。
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