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魔女の1ダース の商品レビュー

4

92件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    39

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2013/07/04

すげーよくわかったw。 別の視点から見ること。そして解説がうまくまとめられていて、これまたすごい(^^)

Posted byブクログ

2013/06/28

もともと作家で選んで本を読むことをあまりしないが、米原さんの書く文章に惚れ込んでしまったので、せっせと米原作品を読むことに励んでいる。 通訳の経験がなければ書けない話がてんこ盛りで、あっという間に読了した。

Posted byブクログ

2018/03/05

米原万理という人は、不思議な人である。 実にあっけらかんとしているが、 その中に手品師のような仕掛けを作ってある。 チェコスロバキアのプラハで、ソビエト語を学んで、成長した。 1950年生まれというから、ちょうど同じ時代の女性である。 なくなられたのは、実に残念である。 ちょっ...

米原万理という人は、不思議な人である。 実にあっけらかんとしているが、 その中に手品師のような仕掛けを作ってある。 チェコスロバキアのプラハで、ソビエト語を学んで、成長した。 1950年生まれというから、ちょうど同じ時代の女性である。 なくなられたのは、実に残念である。 ちょっと、シモネタが多いが、 翻訳の際には、そのようなシモネタが、 知らず知らずに出てくるのだろう。 通訳という仕事をやることによって、 文化の違いをうまくすくい上げる。 悪魔と魔女の辞典から 愛ー相手から無料で利益を引き出すのに、 相手が対価以上のものをこちらから獲得したと錯覚し、 得したと思わせるための呪文の一種。 ただし、呪文を唱える当人の方が錯覚し、 自分の方が損していると思いこむ場合も多い。 「無償の愛」などとわざわざ定語を つけたりすることがあるように、 本来は有償なものと考えられている。 希望ー絶望を味わうための必需品 思いやりー弱者に対しては示さず、 強者に対して示す恭順の印。 謙遜ー自慢したいことを 他人にいわせるための1種の方法 希少価値というなの価値 供給過剰で、いつでも手に入るものの価値を 人間はなかなか認めたがらない。 異文化の人の中に分け入り、 潜在的需要や潜在的供給力を発見する精神の自由で逞しい、 それでいて敏感なあり方にはほとほと感心する。

Posted byブクログ

2013/04/21

米原さんのエッセイは素晴らしいので沢山の人に読んでほしい。どうしてもアメリカ視点になってしまう日本人には東欧の視点が必要かもしれない。東欧は共産主義の崩落、その後の民族闘争、国家建設をし、変動を遂げた国。学ぶところが多い。物事に絶対ということはない。絶対だと思われていた正義や常識...

米原さんのエッセイは素晴らしいので沢山の人に読んでほしい。どうしてもアメリカ視点になってしまう日本人には東欧の視点が必要かもしれない。東欧は共産主義の崩落、その後の民族闘争、国家建設をし、変動を遂げた国。学ぶところが多い。物事に絶対ということはない。絶対だと思われていた正義や常識が、異文化の光にあたれてもろくも崩れ去る様を目撃した米原さんのことばには説得力がある。 オウムがロシアで信者を増やしその後大事件を起こした頃、その頃に書かれた本だけど時間差を感じさせない。オウムに対しての見解も正しいもので安心して読める。 ロシア語の通訳ならではの話に考えさせられた。有識者会議などで英語圏以外の国の人々は母国語以外の語学を学んでいるが、英語圏の国は他言語を学んでいない。通訳が話す内容は要約された内容。数千分の一の内容。やはり相手の言葉を直接理解する方がいいに決まっている。 この本の解説は米原さんが師と仰ぐ徳永晴美さんがされている。この方の文章も面白く、そしてオチもあるなんて。最後まで読み応えのある本だった。 図書館で借りたけど、何回でも読みたいので購入検討。

Posted byブクログ

2013/02/06

図書館で。 世界各国を比べてみるとこちらが美しい言葉と思っている言葉がどこかの国では下品な言葉だったり、こちらの常識が非常識だったり絶対と言うものは確かに絶対ではないのだなあと言うことがしみじみよくわかります。それを面白おかしく読んでいるうちになるほどなあと思わさせられるのだから...

図書館で。 世界各国を比べてみるとこちらが美しい言葉と思っている言葉がどこかの国では下品な言葉だったり、こちらの常識が非常識だったり絶対と言うものは確かに絶対ではないのだなあと言うことがしみじみよくわかります。それを面白おかしく読んでいるうちになるほどなあと思わさせられるのだからたいしたものだと思うのです。それにしても日本人はお国のことをジョークに出来るほど心に余裕のある人が居ないんだなあとつくづく思いました。その辺りエスプリやウィットが無いと言われる原因なんだろうなあ、きっと。 面白かったのですがちょっと尾篭なお話が多いので少し辟易しました。好きな人は好きですよね、こういうネタ。別に上品ぶっているわけではないのですがちょっと多すぎるような気がしました…

Posted byブクログ

2012/12/04

博覧強記。古今東西、上から下まで、かた~い話から、やわらか~い話まで。 テンポもよく、間のとり方も面白い。 読みましょう。新たな視点がいくつも加えられるでしょう。

Posted byブクログ

2013/02/24

ロシアの話を中心に、様々な国の話が出てきて面白い。結構、下ネタ系も多い。電車の中で噴き出してしまって、困った。

Posted byブクログ

2012/09/23

「ロシアは今日も荒れ放題」の解説と本書の解説を比較するととてもおもしろい。著者が師匠と呼んでいる正反対の2人の好対照が楽しめる。

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2012/09/12

米原万里「魔女の1ダース」読了。面白い。頭の柔軟体操になる。そして彼女の素晴らしい毒舌ぶり。我々が抱く正義や常識をものの見事にぶっ壊していく。解説者さんがおっしゃる通り,まさに彼女の話はおぞましい知の万華鏡。 宇宙飛行士の秋山さんのエピソードは思わず笑った。というか,終始笑いが止...

米原万里「魔女の1ダース」読了。面白い。頭の柔軟体操になる。そして彼女の素晴らしい毒舌ぶり。我々が抱く正義や常識をものの見事にぶっ壊していく。解説者さんがおっしゃる通り,まさに彼女の話はおぞましい知の万華鏡。 宇宙飛行士の秋山さんのエピソードは思わず笑った。というか,終始笑いが止まらなかったw

Posted byブクログ

2012/03/29

「豊か」ということを感じる。知識がひろく、懐が深く。異文化を知り、正義や常識は同一でも不変でもないことを知っていることにも拠るのだろうか。 自分を知るためには、他者を知らなければならないのだな、と反省。

Posted byブクログ