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魔女の1ダース の商品レビュー

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91件のお客様レビュー

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2014/09/30

米原さんと同年齢。同じ時代と世界を生きてきたはずだが、自分の世界の狭さに落胆。のほほんと世界のこともよく知らずに日本で生きてきた。1999年に書かれたものだが、今も同じようなことが繰り返され続いている。正義と常識に冷や水を浴びせられて、みんなシャンとすればいい。

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2014/09/19

2014.9.19 am1:21 読了。小説以外で、時間を忘れてのめり込んだのは久しぶり。くすっと笑って、うーむと唸りえーっと声を上げたくなる本書。物事に対する複眼的な見方や、各国の文化的背景などをもとに、ちょくちょく入ってくる下ネタ混じりのジョークがかなり面白かった。様々な分野...

2014.9.19 am1:21 読了。小説以外で、時間を忘れてのめり込んだのは久しぶり。くすっと笑って、うーむと唸りえーっと声を上げたくなる本書。物事に対する複眼的な見方や、各国の文化的背景などをもとに、ちょくちょく入ってくる下ネタ混じりのジョークがかなり面白かった。様々な分野から引用される本の多さに驚く。読みたい本が鰻登りに増加。どうしてくれる。異文化というとっつきにくいイメージのあるテーマを面白おかしく、かつ明快に記してある。ロシア文学に興味が湧いた。とりあえず何事も体験してみないとわからないということか。「冷や水」たっぷり浴びました。今年私のベストに入ること間違いなし。早くに亡くなったのが本当に悔やまれる。

Posted byブクログ

2014/08/23

【本の内容】 私たちの常識では1ダースといえば12。 ところが、魔女の世界では「13」が1ダースなんだそうな。 そう、この広い世界には、あなたの常識を超えた別の常識がまだまだあるんです。 異文化間の橋渡し役、通訳をなりわいとする米原女史が、そんな超・常識の世界への水先案内を...

【本の内容】 私たちの常識では1ダースといえば12。 ところが、魔女の世界では「13」が1ダースなんだそうな。 そう、この広い世界には、あなたの常識を超えた別の常識がまだまだあるんです。 異文化間の橋渡し役、通訳をなりわいとする米原女史が、そんな超・常識の世界への水先案内をつとめるのがこの本です。 大笑いしつつ読むうちに、言葉や文化というものの不思議さ、奥深さがよーくわかりますよ。 [ 目次 ] [ POP ] 人間界では12、でも魔女界では13が1ダース。 常識だと思っていることも、時代や言語や文化が違えば、「経験則絶対化病」にしか過ぎないこともある。 博覧強記の著者に、思い込みをひっくり返される快感がたまらない。 自分を突き放して第三の目で見ることの大切さも身につく。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2014/08/17

自分の思考や視点が如何に凝り固まっているかを発見できる.また,様々な国の文化にも触れることができ,異国への興味が湧いてくる. しかしながら,著者の思想と自己顕示が(当然自覚的だろうが)露骨なため,なにやら調味料と油を大量に投入した料理を食べたような気分になることが否めない.

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2014/05/02

違う文化圏の人たちの同じ言葉や事柄に対する,理解の違いについてのエピソードをちりばめたエッセイ。一つ一つが笑えたり,考えさせられたりして,面白かったです。 普段日本で暮らしていると気づかないことも満載で,日本を相対的にみる視点への入り口になれそうな1冊でした。

Posted byブクログ

2013/12/07

同一の事物や現象が、視点を違えるだけで全く別な物に見えてきたり、同一の単語や語句が、文化的歴史的背景や身分階級時代など、置かれた文脈によって思いがけない意味をおびたり....これは何も米原万里さまレベルの通訳だけに言えることではない。

Posted byブクログ

2013/11/06

魔女の世界では1ダースが”13”であるように、我々の常識とはいかに狭く不安定な世界でしか通用しないものだと思い知らされる一冊です。ロシア語通訳ならではのエピソードが面白くて腹がよじれます。 九州大学 ニックネーム:山本五朗

Posted byブクログ

2013/09/09

頭の回転が速く、仕事に有能であること。 歴史、政治、宗教に理性的で不偏であること。 2つは両立、相関しそうで意外としない。逆相関があるんじゃないか、と思うこともある。

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2013/09/03

タイトルからして真面目な本かと思いましたがそんなことはなかった。 確かにインターナショナルで新たな物の見方は与えてくれるかもしれないが、「正義と常識に冷や水を浴びせる」と豪語するほどのものではない。 米原さんお得意の下ネタが割と幅を利かせているので、苦手な人はご注意。 著者...

タイトルからして真面目な本かと思いましたがそんなことはなかった。 確かにインターナショナルで新たな物の見方は与えてくれるかもしれないが、「正義と常識に冷や水を浴びせる」と豪語するほどのものではない。 米原さんお得意の下ネタが割と幅を利かせているので、苦手な人はご注意。 著者の体験というよりも、見聞きした異文化エピソードをふんだんに盛り込んだ本、という感じ。 なので面白いといえば面白いのだが、通訳業に追い詰められた鬼気迫る感じはなく、客観的なこともあって、少し冗談の切れ味が鈍いような気がする。 もちろん有益で真面目な内容もあるが、純粋に異言語間交流を解説した本としては「不実な美女か貞淑な醜女か」のほうが上だと感じる。 なので、未読な人は先にそちらをオススメする。ただしこちらは内容が抽象的なのでとっつきにくい人もあるかもしれない。

Posted byブクログ

2013/07/04

すげーよくわかったw。 別の視点から見ること。そして解説がうまくまとめられていて、これまたすごい(^^)

Posted byブクログ